ロマネスコの栽培方法や栄養がテーマです。
ロマネスコはどのように栽培すれば良いのでしょうか、また栄養はあるのでしょうか。
そしてロマネスコの味はどういう感じでしょうか。
そんなロマネスコについてまとめていきます。
ロマネスコの栽培方法
ロマネスコは種が販売されており、家庭菜園での栽培も可能です。
ロマネスコはブロッコリーやカリフラワーよりも値段が高いため、手がだしにくい…という方も家庭菜園で、ロマネスコの栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。
ロマネスコの種まき時期・方法
ロマネスコはカリフラワーの一種なので、基本的に、カリフラワーと同じように栽培することができます。
ロマネスコの種まき時期は7~8月の時期です。北海道などの寒い時期は8~9月となります。
発芽・生育温度は15~20℃とされており、暖かい環境での栽培が適しています。
ロマネスコは種から育てる場合、直接プランナーなどに植え付けるのではなく、あらかじめポットで栽培します。
- まずは、セルトレーやポットを利用します。ポットに用土をいれたら、1つのポットに3~4粒程度、ロマネスコの種をまきます。
- 軽く覆土したら、たっぷりの水やりを行います。発芽するまで、土が乾燥しないように水やりを行います。よく日のあたる環境で土が湿った状態を保ちます。
- 種が発芽したら間引きを行います。本葉2枚で2本に間引き、さらに本葉3~4枚で1本に間引きを行います。
本葉が5~6枚になるまで、そのままポットで栽培します。
ロマネスコの植え付け方法
- ロマネスコの本葉5~6枚程度になったら、植え付けを行います。
- 植え付け前に苦土石灰100g/m2・1週間前に堆肥2kg/m2肥料100g/m2を加えて耕します。
- 株間は40~60cm程度、畝幅60cmで植え付けを行います。植え付け後、たっぷり水やりを行います。
ロマネスコはカリフラワーの一種ですが、カリフラワーは、アブラナ科の野菜であり、連作障害があるため、2~3年のうちはアブラナ科の野菜を栽培しているところでは栽培しないようにします。
プランターでの栽培も可能で、標準サイズのプランターで2株程度栽培可能です。
プランターの場合、20~30cmほどの株間をとります。
ロマネスコの管理
水やり
プランターの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行います。
追肥
追肥は2~3週間に1回行います。
追肥を行ったあとは、土寄せを行います。
ロマネスコの収穫時期・収穫方法
ロマネスコの収穫時期は11~3月です。
ロマネスコは収穫時期を迎えると、蕾の塊が1つずつ離れてきます。
そして花蕾が15~20cmほどのサイズになったときが収穫時期です。
ナイフで切り取るようにして収穫を行います。
ロマネスコの栽培期間は150日程度と長いです。
ですので、肥料切れ、害虫(ネキリムシ・ヨトウムシ)に気を付けます。
こちらの記事もどうぞ
カリフラワーの栽培方法!種まきや植え付け・収穫時期は?花なの?
ロマネスコにはどんな栄養があるの?
ロマネスコはカリフラワーの一種ですが、見た目の色が薄い緑色で、どことなくブロッコリーにも近い見た目です。
そんなロマネスコは、カリフラワーとブロッコリーの中間のような食材です。
ブロッコリーとカリフラワーどちらにも言えることですが、
- ビタミンC
- カリウム
を豊富に含んでいます。
ブロッコリーは緑黄色野菜に含まれているので、βカロテンも豊富に含まれていますが、ロマネスコの場合はカリフラワーの一種ですし、βカロテン含有量はそこまで期待できないといえます。
ビタミンCの働きとしては、抗酸化作用が強いので
- 美肌効果
- しみ、そばかすの予防
- アンチエイジング効果
- 白血球の働きを強化する
- 動脈硬化を予防する
- 抗ストレス作用
などの効果が期待できます。
ビタミンCは、果物や野菜に多く含まれており、その中でもブロッコリーやカリフラワーの含有量は多い方です。
しかし、ビタミンCは加熱によって流出してしまうので、その点ロマネスコは、生食でも美味しくいただけるので、ビタミンCの供給源としても役立ちます。
またカリウムには、体内の塩分濃度を正常に保つ効果があり、余分な水分を排泄する働きがあるので、むくみ予防・改善にも効果が期待できます。
そして食物繊維量が豊富に含まれているので、便秘の改善にも役立ちます。
ロマネスコは、カリフラワーやブロッコリーよりも生で食べやすいので、栄養素も摂取しやすいといえます。
ロマネスコの味は?
ロマネスコは、カリフラワーの一種ですが、見た目はブロッコリーに似たような感じもしますよね。
カリフラワーやブロッコリーと同じように調理可能なロマネスコですが、味は、ブロッコリーとカリフラワーの中間といった感じです。
※個人的な感想ですが。
食感はカリフラワーに似ていますが、ブロッコリーよりの味で甘味がある。そういった印象です。
そしてブロッコリーやカリフラワーのように青臭さがほとんどありません。
カリフラワーは生食もできるのですが、正直生食するとあくがあるんですよね。
そしてブロッコリーの場合は、あくが強くて生食むきではありません。
しかし、ロマネスコにはあくのような青臭さがないため、生食も美味しいです。
あくまで私個人の感想ですが…
ブロッコリー、カリフラワーより美味しいと思います!
3つの中で値段が一番高いだけあるのかもしれませんが、野菜でこれだけ甘味があったら子供も食べやすいのではないかと思います。
食感はブロッコリーよりカリフラワーに近いので、ゆで時間はカリフラワーと同じくらいで大丈夫です。
食感はカリフラワー寄りで味はブロッコリー寄りという感じです。
こちらの記事もどうぞ
ロマネスコの茹で方やゆで時間はどれくらい?切り方や食べ方は?
ロマネスコの栽培方法・栄養まとめ
ロマネスコの栽培方法や栄養、そして味をテーマにしてまとめました。
ロマネスコは、カリフラワーやブロッコリーと同じように栽培できますが、ロマネスコの方が栽培期間が長くなっています。
またロマネスコにはビタミンCが豊富に含まれています。
味も甘味があり、生のままでもサラダなどにしても美味しくいただけます。