カリフラワーの栄養や効果・効能がテーマです。
カリフラワーにはどのような栄養、そして効果や効能があるのでしょうか。またカリフラワーは、犬が食べても大丈夫なのでしょうか。
カリフラワーについてまとめていきます。
カリフラワーの栄養には何がある
カリフラワーは、12~2月が旬とされています。
アブラナ科アブラナ属に分類されており、キャベツの一変種とされています。
アブラナ科アブラナ属には、ブロッコリーも分類されており、見た目が似ていることから、ブロッコリーと比較されることもあります。
そんなカリフラワーは冬の野菜として、煮物にしたり、スープにしたり、サラダにしたり、、と様々な食べ方があります。
さて、そんなカリフラワーにはどのような栄養素が含まれているでしょうか。
カリフラワー100gあたりの栄養素
食品成分表をもとにすると、カリフラワー100gあたりの栄養価は以下のようになっています。
茹でたカリフラワー、生のブロッコリーとも比較してみました。
カリフラワー(生) | カリフラワー(茹で) | ブロッコリー(生) | |
エネルギー(kcal) | 27 | 26 | 33 |
タンパク質(g) | 3 | 2.7 | 4.3 |
脂質(g) | 0.1 | 0.1 | 0.5 |
炭水化物(g) | 5.2 | 5.1 | 5.2 |
食物繊維 (g) | 2.9 | 3.2 | 4.4 |
カリウム (mg) | 410 | 220 | 360 |
カルシウム(mg) | 24 | 23 | 38 |
鉄分(mg) | 0.6 | 0.7 | 1 |
βカロテン(µg) | 18 | 16 | 810 |
ビタミンB1(mg) | 0.06 | 0.05 | 0.14 |
ビタミンB2(mg) | 0.11 | 0.05 | 0.2 |
ビタミンB6(mg) | 0.23 | 0.13 | 0.27 |
ビタミンB12(µg) | 0 | 0 | 0 |
ビタミンK(µg) | 17 | 31 | 160 |
ビタミンC (mg) | 81 | 53 | 120 |
葉酸(mg) | 94 | 88 | 210 |
ビタミンE(mg) | 0.2 | 0.2 | 2.4 |
カリフラワー100gあたりの栄養成分はこのようになります。
カリフラワーは緑黄色野菜ではないので、βカロテン量は少なくなっています。
ブロッコリーは緑黄色野菜であり、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるので、比較してしまうと、カリフラワーに栄養素が少ないように感じてしまいますが、カリフラワーにも様々な栄養素が含まれています。
カリフラワーで注目すべき栄養素は
- ビタミンC
- カリウム
- 食物繊維
です。
また、カリフラワーにはアブラナ科特有の【グルコシノレート】という成分が含まれています。
成分表には含まれていませんが、カリフラワーには、黄色や紫色のものもあり、白いカリフラワーにはない栄養素も含まれています。
黄色いカリフラワーにはβカロテンが、そして紫色のカリフラワーには、アントシアニンも含まれています。
カリフラワーの効果・効能
では、カリフラワーにはどのような効果や効能があるのでしょうか。
美肌効果
カリフラワーには多くのビタミンCが含まれています。
その量は81mg/100gと野菜の中でもトップクラスです。
また、カリフラワーに含まれるビタミンCは、加熱しても減少量が少ないという特徴もあります。
ビタミンCは、抗酸化作用があり、メラニンの生成を抑制するのでしみやしわの予防、改善の効果が期待できます。
またメラニンだけでなく、コラーゲンの生成を助ける作用もあります。
表で見ると、ブロッコリーの方がビタミンC含有量は多く、 120mg/100gですが、ブロッコリーも茹でると、ビタミンC含有量は54mg/100gに減少してしまうため、カリフラワーとそこまで変わりません。
いずれにしろ、カリフラワーやブロッコリーはビタミンC供給源として優れた野菜であるといえます。
むくみ・高血圧予防
カリフラワーには、多くのカリウムが含まれており、その量は410mg/100gと多く含まれています。
カリウムには、体内の塩分濃度を調整し、余分な水分を排泄する効果があるので、むくみの予防に効果があります。
またむくみ予防だけでなく、高血圧予防にも効果があります。
生活習慣棒の予防・免疫力UP
生活習慣病の予防、そして免疫力UPに効果があるとすると、βカロテンがあがってきますが、ビタミンCにも同じように強い抗酸化作用があります。
この抗酸化作用により、風邪を予防する、がんを予防する、動脈硬化を予防するなどの効果が期待できます。
また、ストレスや喫煙によってビタミンCの消費量は高まるとされており、そういった害から体を守るためにもビタミンCは必要とされています。
便秘解消
カリフラワーには、食物繊維量が豊富に含まれています。
食物繊維には、腸のぜんどう運動を促し、便秘解消に効果があるとされています。
成人の女性で、食物繊維量は1日に18gを摂取するのが目標とされているので、貴重な食物繊維量の供給源となります。
カリフラワーは一度に食べる量も多いので、食物繊維量も摂取しやすいといえます。
解毒作用
アブラナ科特有の成分に「グルコシノレート」という成分が含まれており、この成分は肝臓の解毒作用を強化する作用があるとされています。
また癌を予防する効果も強いとされています。
このようにカリフラワーには様々な効果・効能があります。
また黄色のカリフラワーには βカロテン、そして紫色のカリフラワーにはアントシアニンが含まれているとされています。
どちらも抗酸化作用が強い栄養素として知られており、ビタミンCと同様に、生活習慣病の予防にも役立ちます。
カリフラワーは犬に与えても大丈夫?
ワンちゃんと一緒に生活していると、食べているものをねだってくることがあると思います。
そのとき、この野菜は与えていいのか…と不安になることもありますよね。
カリフラワーは犬にあげても大丈夫なのでしょうか…。
基本的にカリフラワーは、犬にあげてもOKです。
実家の愛犬も好きで、良く食べています笑
ですが、カリフラワーは大量に与えるのは危険です。
というのも、カリフラワーやブロッコリーを始めとするアブラナ科の野菜は、甲状腺の機能に影響を与えやすいとされています。
ですので、甲状腺の機能が低下しているわんちゃんは特に注意が必要ですが、健康なわんちゃんも機能が低下する可能性があるので、大量には与えず少量(食事量の10%)にとどめて様子を見るようにしましょう。
少量であれば、食物繊維量も豊富ですし、大好きな子はよく食べます。
実家の愛犬は小型犬ですが、カリフラワー1個与えると、次もくれ!と寄ってきます。与えすぎないようにしてますが…。
また、茹でて加熱してからあげるようにしてください。
カリフラワーの栄養まとめ
カリフラワーの栄養や効果・効能、そして犬に与えても大丈夫かとうことをテーマにしてまとめました。
カリフラワーは、ビタミンCやカリウムが豊富な野菜であり、様々な効果効能があります。
また食物繊維量も豊富なので、便秘がちな女性にも嬉しい野菜です。
また犬に与えても大丈夫ですが、大量に与えないように注意が必要です。
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