下仁田ネギの栽培や青い部分、食べ方がテーマです。
下仁田ネギは栽培も可能なのでしょうか。また下仁田ネギの青い部分はどうすれば良いのでしょうか。
下仁田ネギの美味しい食べ方にはどのようなものがあるのでしょうか。
下仁田ネギについてまとめていきます。
下仁田ネギの青い部分はどうする?
下仁田ネギは、群馬県の下仁田町の特産品です。
下仁田ネギは一般的な長ネギと比較すると、少し短めで、太くずんぐりとした印象をうけます。
そんな下仁田ネギは、加熱すると甘味があり、普通のねぎと比較すると、少し高め(近所のスーパーでは1本100円ほど…)ですが、人気があります。
そんな下仁田ネギは長ネギの一種ですので、葉ネギとは異なり、白い部分と青い部分に分かれています。
青い部分の割合も多いので、この部分はどうすれば良いのか…と疑問に思う方も多いと思いますが、
基本的に青い部分は捨ててしまいます。
長ネギも青い部分の割合が多いですが、基本的に長ネギのこの青い部分も食べないで捨てるという認識が一般的です。
成分表などにもこの部分は、廃棄率として記載されています。
もちろん、長ネギの2/5ほどの割合を占める青い部分、もったいないので、食べるというのも可能です。
ただ、下仁田ねぎの青い部分は、枯れた状態でスーパーに並んでいるものも多いので、食べる際は枯れていないかチェックが必要です!
長ネギ(白ネギ)についてはこちらにまとめています。
白ネギの青い部分はどうする?保存は冷凍も?栄養価や切り方は?
下仁田ねぎの青い部分の活用法としては、長ネギと同じように、細かく刻んで炒め物、餃子やお好み焼きの具などにすることができます。
他にもお味噌汁の具にする、ねぎ味噌にするなど細かく刻んでしまえば、美味しくいただけます。
ねぎの青い部分は消臭効果があるとされており、よくラーメンのスープにいれて煮こまれています。
また卵とじ、炊き込みご飯にするなど食べようと思えば、様々な料理に活用することが可能です!
下仁田ネギの美味しい食べ方とは?
下仁田ネギには様々な食べ方があります。
生の状態だと辛味もある下仁田ネギですが、加熱することで、とろっとした状態になり、そして甘味もあるので、加熱調理がおススメです!
食べ方としては以下のようなものがあります。
- 鍋
- すき焼き
そのまま下仁田ネギをぶつぎりにして、鍋やすき焼きの具として一緒に煮込みます。
- 焼きネギ
- ホイル焼き
下仁田ネギをぶつ切りにしたあと、火で焼き色がつくように炙ります。
ホイル焼きの場合、フライパンやトースターでも簡単につくれます。
- かき揚げ
- 天ぷら
かき揚げの場合は、細かく刻み、人参や桜エビなどの具材と一緒に揚げます。
天ぷらの場合はぶつ切りにして、揚げます。
- サラダ
ネギサラダというのは特殊ですが、あらかじめ蒸した下仁田ネギにマヨネーズ等をかけて、そのままいただきます。
他にも
- グラタン
- スープ
- うどん
- 味噌汁
など汁物などにも合います!
下仁田ネギは栽培も可能?
下仁田ネギは、下仁田町の粘土質で水はけが良い土地で栽培されてきました。
寒さが厳しくなる時期に収穫され、生の状態では辛味もありますが、加熱すると甘くなるというのが特徴です。
そんな下仁田ねぎも、一般向けに種が販売され、栽培することも可能です。
ですが、下仁田ネギ独特の味わいをだすのであれば、やはり下仁田町の環境が一番適しているといえます。
下仁田ネギの栽培方法
下仁田ねぎも普通のネギと同じように種から栽培します。
土づくり・種まき
下仁田ネギは、一般に秋まきを行い、次の年の11月~収穫時期を迎えます。
ですので、栽培期間は15か月くらいかかることも。
それだけ長く時間がかかるので、収穫できたときの喜びはひとしおかと。
種まき時期は、関東や東海などの中間地で9月中旬~10月中旬です。
あらかじめ種まき前に土づくりを行います。
- 2週間前に苦土石灰150g/m2、1週間前に堆肥3kg/m2、化学肥料100g/m2をまいてよく耕しておきます。
- 50~60cmの畝をつくります。
- 1週間後110cm間隔で深さ1cmほどの溝をつくり、そこにすじまきにしていきます。
薄く覆土し、種まき後はたっぷり水を与えます。
わらをかけるなどして乾燥対策も。基本的にネギの栽培においては、水やりはほぼ必要ありません。
仮植え
4月下旬~5月上旬に仮植えを行います。
畝幅40cm程度、株間5cm程度で仮植えを行い、追肥を施します。
4月の時期になると、苗が30cmほどに成長しているので、葉の色が濃く、育ちの良いものを選びます。
植え替え
7月中旬~8月中旬に植え替えを行います。
畝幅70cm程度、株間10cm程度、深さ10cm程度で植え替えを行います。
草丈は40cm程度になります。
苗がしっかりしていて、まっすぐなものを選びます。
追肥・土寄せ
植え替えが終わった9~10月の時期は、追肥、土寄せを行います。
根深ねぎのように頻繁に土寄せすると、品質が悪くなります。
収穫
11月下旬~1月上旬までが収穫時期となります。
家庭菜園で育てる場合、そのまま泥付きの状態だと、冷暗所での保管で1~2か月程度保存が可能です。
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下仁田ネギまとめ
下仁田ネギをテーマにしてまとめました。
下仁田ネギは、群馬県下仁田町が特産のねぎですが、全国区に出荷されて、そのおいしさから愛されています。
かつては殿様ねぎと呼ばれ、殿様に献上されていた時代もあったほど。
普通の長ネギよりも収穫までに手間がかかり、値段はちょっと高いですが、様々な料理に活用できます。
下仁田ねぎが出回る11~2月の時期は、長ネギだけでなく、こちらのネギも試してみてはいかがでしょうか。