大根の漬物の種類がテーマです。
大根の漬物には、多くの種類があるといえますが、どのようなものがあるのでしょうか。
また、大根の漬物には干し大根、ゆず、大根の葉を使用したものなどもありますが、それぞれどのように作るのでしょうか。
そんな大根の漬物についてまとめていきます。
大根の漬物の種類には何がある
大根には様々な漬物があります。
それだけ漬物にむいていて、保存性、食感も良いということです。
そんな大根には様々な漬物があります。
食品成分表に記載されている大根の漬物は、全部で7種類。
他にも様々な種類のお漬物があります。
ぬかみそ漬け
ぬかみそ漬けは、その名の通り、大根をぬか漬けにしたものです。
ぬかみそ漬けは、大根の漬物の中でも100gあたり 30kcal 程度と低カロリーです。
ぬかみそ漬けは、漬け物用の大根、もしくはたくあん用の大根がむいています。
常温の状態で1~2日程度でつけあがります。

引用元:http://cookpad.com/recipe/3666929
たくあん漬け(塩押しだいこん漬け)
大根のたくあん漬けは、食感も良く、人気のある漬物の一種といえます。
そんなたくあん漬けは、生だいこんを塩漬けにした後、本漬けにします。
大根を米ぬかと塩で漬けているので、大根の色が黄色っぽく発色します。
100gあたり 64kcal 程度です。
新漬たくあん、早漬たくあんとも呼ばれています。

たくあん漬け(干しだいこん漬)
こちらもたくあんと呼ばれるものですが、生の状態ではなく、大根をいったん干してから、米ぬかと塩で漬けます。
大根を干すことで、水分が抜け、栄養成分が凝縮しており、カリウムなども豊富に含まれています。
100gあたりカロリーは 27kcal 程度と、カロリーは低く、パンに挟んだり、サラダにいれたりとバリエーションも豊富です。

引用元:http://cookpad.com/recipe/691853
守口漬け
守口漬けというのは、大根の中でも細長い種類で2~3mもある大根を粕漬にしたものです。
かつては大阪守口市名産でしたが、現在では、愛知県や名古屋で栽培が盛んであり、漬物も販売されています。

100gあたりのカロリーは、187kcal 程度と、漬物の中でもカロリーは高めです。
かなり長いので、1回に食べる量切り取って、一口サイズにカットして食べます。
べったら漬け
べったら漬けは麹漬けの一種です。
砂糖で漬けているので甘味もあります。
べったら漬けは東京の名産で、気軽にスーパーでも購入できます。
砂糖を使用していますが、カロリーは100gで 57kcal 程度です。
噛んだときのポリポリとした食感が特徴的です。

引用元:http://cookpad.com/recipe/2744890
みそ漬
味噌漬けは、一度、大根を干し、水分が抜けたあとに、味噌に漬けこんだ漬物です。
色が褐色なのが特徴です。
味噌漬けは冷蔵庫にあると便利な保存食で、そのままご飯のおともにするだけではなく、チャーハンの具材としても使われます。
みそ漬けは、100gあたり 78kcal 程度ですが、塩分含有量は他の大根の漬物よりもかなり多いといえます。
ただ食物繊維量は、100gあたり 11.2gと豊富に含まれています。
福神漬け
福神漬けは、大根を主体に、なすやきゅうり、なた豆、れんこん、生姜など、7種類の野菜を漬けることから、その名前がついたとされています。
福神漬けは、ぬか漬けなどとは違い、野菜を醤油などを混ぜ合わせた調味液に浸してつけたものです。
そんな福神漬けは、カレーのお伴にもよく食べられています。
福神漬けは100gあたり136kcal と、カロリーは低くはありません。
味噌漬けに次いで、塩分含有量も多いですが、食物繊維量も多いです。
そんな福神漬けは、市販でも多く販売されていますが、家庭でも作ることができます。
福の神を呼ぶ♪福神漬け
レシピ

引用元:http://cookpad.com/recipe/563397
他にも、食品成分表への記載はないですが、いろいろな具材と混ぜ合わせて漬物にされることも多いです。
キムチ
キムチというと、白菜やキュウリを使用したものが多いですが、大根を漬けたキムチもあり、カクテキとも呼ばれています。
大根が3cm程度の角切りにしたものが漬けられています。
旬の大根は甘味もあり、歯ごたえもあるので、キムチにもぴったりです。

聖護院大根の千枚漬け
一般的に千枚漬けというのは、かぶを使用することが多いですが、聖護院大根を使用して、千枚漬けにされることもあります。
千枚漬けというのは、薄く切ったものを何枚も重ねて砂糖や塩、昆布などを混ぜてつくった甘酢に漬けこむだけです。
簡単に漬けることもできるので人気の漬物の一種です。
千枚漬けは自宅で簡単につくることもできます。

引用元:http://cookpad.com/recipe/2441937
いぶりがっこ
いぶりがっことは、秋田の伝統的な漬物を指します。
大根が凍るのを防ぐために、大根を囲炉裏の上につるしていぶしたあとに、米ぬかで漬けた漬物とされています。
燻製の香りを楽しむことが違います。
燻製させている点で、たくあんとは違ってきます。
大根を燻製させれば、自宅でもいぶりがっこを作ることは可能ですが、難しいため市販品が多いといえます。
ゆずと大根の漬物
大根の漬物を家庭で作る際に、ゆずと大根の相性が良いので、作られることが多いのが、このゆずと大根の漬物です。
食べた瞬間にゆずの香りが口の中に広がり、基本的な漬け方としては、大根を拍子切りなど、好きな形に切ったあと、砂糖・酢を混ぜた甘酢とゆず、そして大根を漬けこむだけです。
早いと、半日程度つけこめば食べられます。
ゆずたっぷりの大根のお漬物
レシピ

引用元:http://cookpad.com/recipe/459240
大根の塩こんぶ漬け
大根の塩こんぶ漬けは、お好みの形に切った大根と塩こんぶ、そして調味料を組み合わせるだけの簡単な漬物です。
即席でつくれるのも魅力のうちの一つです。
大根の塩こんぶ漬けは、薄切りにした大根(いちょう切り等)に塩昆布(大根の1/20量)
を混ぜて、しばらく置いて、水分が抜けてしんなりしたら水気を軽くしぼれば完成です。
とても簡単にできます。
大根のはりはり漬け
はりはり漬けというのは、切り干し大根に昆布、数の子、スルメなどを混ぜて、酒や醤油などの調味料で漬けたものです。
はりはり漬けの由来は、「はりはり 」という音をたてて食べることから名前がきているようです^^

お正月にも食べられる漬物です。
大根の葉の漬物
大根の葉は、保存する際に、水分を奪ってしまうので、切り落としてから保存するのが良いとされています。
そんな大根の葉は、刻んで冷凍すれば、汁物や炒め物などにも使えますが、漬物として活用することもできます。
基本的な作り方は、大根と大根の葉を好みの大きさに切って、それを塩や酢と一緒にまぜて漬けこむだけです。
ばあちゃんの大根の葉で漬物
レシピ

引用元:http://cookpad.com/recipe/1427333
そのままご飯と一緒に食べられますが、アレンジして、チャーハンと一緒に高菜風にして食べてもおいしいです。
大根の漬物の種類まとめ
今回は、大根の漬物の種類についてまとめました。
大根の漬物は多いですし、非常に多くのレシピがあり、多少作り方はバラバラです。
特に旬の時期の大根は漬物にもピッタリです。
漬物に向いている部位としては、下の根の部分とされています。
上の方はサラダや煮物に活用すると良いといえます。
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