料理

大根が苦い!原因は?甘い部分はどっち?皮はむくべきなのか!?

大根が苦い場合の対処法や原因、大根の甘い部分がテーマです。

大根が苦い場合は何が原因なのでしょうか。

また、大根の甘い部分はどのあたりなのでしょうか。

そして大根の皮はむくべきなのかなど、大根についてまとめていきます。



大根が苦い!原因は?

大根は11~2月が旬の時期とされており、その時期になると、煮物やおでんにも利用されるようになります。

そんな大根ですが、煮物にした場合、苦味が強いことがあります。

大根の苦味が強い原因としては以下のことが考えられます。

  • 筋が残っている
  • 大根の下の方を使用している
  • 旬の時期ではない

このような大根の場合は、特に苦味を感じることがあります。

大根に筋が残っている

大根の下処理をする際に皮をむく場合、皮の 2~3mm にある筋は硬いので取り除くようにします。

そうすることで苦味が緩和されます。

大根の下の方を使用している

大根の下の方は、大根の辛味成分である【イソチオシアネート 】を多く含み、やや硬いといえます。

この部分を使用すると、苦味・辛味がでやすいとされています。

大根が旬の時期ではない

大根の旬は秋~冬の時期とされており、その時期の大根は寒さにさらされ、水水しく甘味が増しているといえます。

一方、春~夏に栽培される大根は辛味・苦味が強いとされています。

夏に収穫される大根は煮物には不向きといえます。



大根の苦味を取る方法

上の三項目に該当している場合、大根に苦味がでやすくなります。

さらに、下処理もきちんと行うことで、苦味を少なくすることができるので、苦味をださないためにも、きちんと下処理をすることが大切です。

  1. まずは大根をよく洗い、輪切りにして皮をむきます。ここで筋の部分はきちんと取り除きます。
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  2. 厚めに皮をむいた大根は、さらに面取りしておくと、煮崩れしにくくなります。また、包丁で十字に切れ目(隠し包丁)をいれておくことで、さらに大根に味が染み込みやすくなります。また茹でる時間も短くても熱が通るようになります。
  3. 続いて鍋にたっぷりの水、大根をいれます。ここでさらに米粒をいれます。お米は、大さじ1杯程度で充分です。
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    とぎ汁がある場合は、とぎ汁をいれることでも同じ効果が得られます。お米と大根をいれたら、沸騰するまで強火で熱し、沸騰後は弱火で15~20分程度煮るようにします。
  4. 竹串がすーっと通るようになったら完成です。
  5. 鍋ごと流水で洗い流したのち、おでんに利用したり、煮物に使用して使えます。このままでもOKですが、さらに水に20分ほど漬けておくことで、苦味がとれるようになります。

苦味が心配な方はこの工程までやっておくと、苦味を感じにくくなります!



大根の甘い部分はどっち?

大根は、1本の太い根ですが、実は部分によって少し味が違うんです。

大まかにわけると、

  • 大根の先端の「下部」
  • 大根の真ん中の「中央部」
  • 大根の葉の方の「上部」

に分けられています。

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同じ大根なのですが、この下部、中央部、上部によって、多少味が変わってきます。

ですので、大根は料理によって使いわけて使用するのが効率が良いといえます。

甘い部分は主に【上部】です。

辛いのが苦手な方はこの部分を優先して使用するのが良いといえます。

大根の上部

この部分は、3つに分けた中で一番甘味がある部分です。

ですので、甘味を利用して、サラダに利用するのが良いです。

大根おろし特有の辛味が苦手という方は、この部分も大根おろしにしてしまいましょう。

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大根の中央部

この部分にもほどよい甘味が残っています。

ですので、大根で煮物を作る際は、この中央部がベストです。

硬さも程よく、おでんにも向いている場所といえます。

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大根の下部

この部分には、大根の辛味の特徴である「イソチオシアネート」が多く含まれており、一番辛い場所といえます。

ですので、大根特有の味が苦手な方はこの部分は、避けた方が良い場所です。

辛味が得意な方は、この部分を大根おろしにして蕎麦やうどんと一緒に食べるのも良いかと思います。

また漬物にも向いています。

繊維が残っていて、シャキシャキとした食感も味わえます。

結論、大根の甘い部分は「上部」です。

大根の皮はむくべき?

大根の皮はむくべきなのでしょうか。

野菜は皮の方に栄養があるとよく言われていますが、大根の場合、栄養素でみると、皮つき・皮むきほとんど栄養成分に変わりはありません。

大根の皮をむく理由としては

  • 煮物の味がしみこみやすくなる
  • 食感が良くなる

という点で、煮物に多く利用される大根は皮むきをするのだと考えられます。

大根おろしにする際は、特に決まりがあるわけではないですが、皮はむいて擦った方が、食感が均等になります。

また、最近では農薬を気にするという観点から皮をむいて大根をするという人が多いように思います。

ただ、皮をむいて皮はきんぴらにするという方もいますし、学校時代の教科書を漁ると、「皮をむく」と明確に記されているわけではないので、ここらへんは好みといえそうです!

大根おろしのおろし金は粗い目のほうが、適しています。

大根が苦い原因まとめ

今回は、大根が苦い原因、そして対策、甘い部分をテーマにしてまとめました。

大根は時期、そして部位によっては苦味を感じることがあります。

ですので、煮物にする際は、部位も考慮しましょう。

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