かいわれ大根の育て方がテーマです。
かいわれ大根は再生栽培も可能なのでしょうか。そして自由研究にも使えるのでしょうか。
かいわれ大根についてまとめていきます。
かいわれ大根の育て方!
かいわれ大根は家庭で育てることができます。
かいわれ大根は1パックあたり数十円~数百円と値段も手ごろですが、βカロテンを多く含む野菜です。
ビタミンやミネラルも多く含みますが、サラダや炒め物など、様々な料理にも使えます。
そしてかいわれ大根などが含まれるスプラウト(野菜が発芽して間もないもの)は、がん予防 の効果もあると期待されています。
そんなかいわれ大根は、スーパーで販売されていますが、自宅で栽培も可能です。
ほとんど手間いらずなので、自宅で栽培して料理に活かしてみてはいかがでしょうか。
かいわれ大根は、種があればペットボトルでも栽培可能です。
ペットボトルなどでの栽培方法は後述しますが、私は、スプラウトの栽培の際は、リッチェルさんのものを使用しています。
ブロッコリースプラウトを栽培したくて購入したのですが、かいわれ大根も簡単に栽培できます。
もちろんこのような特殊な容器がなくても栽培可能です。
2つの穴をあけられるトレーを用意することでもこの栽培キットを再現することが可能です。
かいわれ大根の育て方0日目
まずは、かいわれ大根の種を用意し、水に一晩つけておきます。
かいわれ大根の育て方1日目
一晩水につけたら容器の水を切り、今度は種を均一にしてならしておきます。
水の量は種がつくかつかないかくらいにしておきます。
水に完全に浸すと、腐ることも。
かいわれ大根の育て方2日目
そのあとは、毎日水を1回交換して、種から芽がでて、成長するまで待ちます。
※収穫するまで水は毎日換えます。
芽がでて、容器のサイズを超える丈(5~6m程度)になるまでアルミホイルなどをかぶせて、暗くしておきます。
このとき、完全にアルミホイルで覆ってしまわないように注意します。
かいわれ大根の育て方3日目
少し、種から芽がでているような感じが。
かいわれ大根の育て方6日目
かいわれ大根の育て方7日目
白いわたのようなものは、カビではなく、根毛というものなので大丈夫です。
かいわれ大根の育て方8日目
ぐんぐん成長し、一気に背が伸びるようになりました。
緑化させるまでにはもうちょっと伸ばすことが必要。
かいわれ大根の育て方10日目
かいわれ大根の丈が容器を超えるようになったら、暗い場所ではなく、光を当てるために、日当たりの良い窓側などにかいわれ大根をだします。
光にあてることで緑化します。
かいわれ大根の育て方12日目
緑化させるため、光がよく当たる窓側におくようにしました。
一気にかいわれ大根が緑色に。太陽の力はすごいです!
かいわれ大根の育て方13日目
太陽の光に当てるようになったら、成長スピードもあがったような。
光が当たる窓辺は他の場所より暖かいというのも一理あるような。
かいわれ大根が大きく成長し、食べごろになったら収穫します。
かいわれ大根の育て方14日目
かいわれ大根が収穫できるサイズに成長しました。
このサイズまで成長したら、収穫、食べてOKです。
容器からかいわれ大根を引き抜いたら、根元の部分をカットして、そのまま料理に!
かいわれ大根は、サラダなどにしても食べられますが、炒め物の具材にしても美味しくいただけます。
今回は、パスタの具にして美味しくいただきました。
かいわれ大根の栽培のポイント
かいわれ大根は1年中栽培可能です。
ですが、今が高い時期に栽培した方が、育ちやすいです。
通常1週間~10日間ほどで栽培できるかいわれ大根ですが、冬の寒い時期は、上記のように2週間程度収穫までに時間を要します。
適温は20~25℃程度です。
また、
- 一晩水に漬ける
- 水の量は軽く浸かる程度
- 成長するまでは暗所で管理
することを忘れないようにします。
基本的に、肥料は必要ではなく、水だけで成長し、収穫もできます。
かいわれ大根を家にある容器で栽培する場合私個人としては、スプライトを育てるような容器で栽培するのが簡単ですが、ご家庭にある容器であれば何でも栽培可能です。
- イチゴのパック
- ペットボトルの底
- グラス
- プリンなどの容器
でも大丈夫です。
この容器とスポンジを用意します。
一般容器でのかいわれ大根の育て方
- 用意した容器の底に、キッチンペーパーやスポンジなど、湿らせておけるものを敷きます。その上に、種を重ならないように撒きます。
- 暗い場所、もしくはアルミホイルをかぶせるなどして、種子に光があたらないようにします。5~6cmの丈になるまで光には当てません。
- 根が張るまでは、霧吹き等を利用して、種子をが濡れるまで水を与えます。根が張るようになったら、直接水やりをします。1日1回は水を交換させます。
- 草丈が5~6cm程度になったら、暗所ではなく光のあたる窓際などに移します。そして緑化させます。
- 10日程度で収穫時期を迎えます。
かいわれ大根は使う分だけ収穫もできます。
炒め物やサラダなどに。
かいわれ大根は再生栽培も可能?
野菜は再生栽培できるものも多く、根を切り取っておけば、小ネギやキャベツなど、芽がでて栽培することができるものがあります。
かいわれ大根も再生できるのかなと思って試してみたのですが、かいわれ大根の再生栽培は無理でした。
水を変えるだけで豆苗と同じようにかいわれ大根も育つのかなと思い、根っこだけを水に漬けておいたのですが、いつまでたっても何も起こらず、最終的に腐りました。
ネットではかいわれ大根の再生栽培も可能と書かれていることが多いですが、かいわれ大根のようなものは、再生栽培は不向きだそうです。
同じようにスプラウト野菜であるブロッコリースプラウトも不向きであるため、安く済ませたいのであれば、種だけを購入して、容器を使って栽培させた方が無難です。
再生栽培にむいている野菜としては
- 小ネギ
- 人参の葉
- 大根の葉
- 葉物野菜(小松菜、キャベツ…)
などの野菜があげられます。
これらの野菜は水を交換すれば、芽がでてきて、再度食べることができたり、と再生栽培を楽しむことができます。
かいわれ大根は自由研究の強い味方にも?
かいわれ大根は栽培が簡単なので、夏休みの終わりの時期、自由研究の課題が残った場合にもおススメです。
ただ、小学校高学年よりも、小学校低学年の方の方がおススメです。
私は、小学校高学年~中学生の時期は、たしか赤シソの液汁をつくり、身近なもの(洗剤やシャンプーなど)のアルカリ性、酸性の判別などをやっていた気がします。
小学生は、アジサイの栽培なども授業でやるところが多いですが、かいわれ大根は、1週間~10日ほどで収穫を迎えるので、とても手軽です。
夏休みの終わる時期になって、自由研究が終わっていない!ということになっても何とか間に合います。
かいわれ大根の自由研究は、実際に種から栽培し、成長を観察するのも良いですが、自由研究ということで比較実験を行うのが良いと思います。
容器は2種類用意しておきます。
以下のような比較実験ができます。
- 一つはずっと明るいところで成長させて、一方は暗所で育てて収穫前に光に当てる
- 一つは水道水を使用し、一つは塩水を使用する(もしくはぬるま湯)
- 一つは毎日声をかけて成長させる、もう一つは何も話しかけずに栽培させる
「水」「温度」「環境条件」を変えることで、かいわれ大根の栽培において、何かしら収穫するまでに変化が起こるので、そういった変化を10日間で観察し、まとめて考察するのが良いと思います。
2つの容器ではなく、種類も増やせばそれだけ観察対象も多くなり、まとめやすくなるかと思います。
かいわれ大根の育て方・再生栽培まとめ
かいわれ大根の育て方や再生栽培、自由研究への活用法をテーマにしてまとめました。
かいわれ大根は、種と水の環境があれば家の中で栽培することも可能です。
そして成長も早く、20~25℃程度の環境下であれば1週間~10日ほどで収穫も可能です。
ただ残念ながら再生栽培には向いていません。
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