かいわれ大根の栄養や効果、保存法や食べ方がテーマです。
かいわれ大根にはどのような栄養があるでしょうか。
またダイエットにも効果的なのでしょうか。
そして保存法や食べ方など、かいわれ大根についてまとめていきます。
かいわれ大根の栄養には何がある?
かいわれ大根は、かいわれ大根専用の種子を発芽させ、緑化させたものです。
かいわれ大根は、5~10日間程度で栽培可能です。
そして、かいわれ大根には、大根と同じように、イソチオシアネートという辛み成分も含まれています。
かいわれ大根100gあたりの栄養成分
食品成分表をもとにすると、かいわれ大根100gあたりの栄養成分は以下のようになります。
かいわれだいこん(生) | |
エネルギー (kcal) | 21 |
タンパク質(g) | 2.1 |
脂質(g) | 0.5 |
炭水化物(g) | 3.3 |
食物繊維(g) | 1.9 |
カリウム(mg) | 99 |
カルシウム(mg) | 54 |
βカロテン (µg) | 1900 |
ビタミンk (µg) | 200 |
ビタミンB2(mg) | 0.13 |
ビタミンB6(mg) | 0.23 |
ビタミンB12(µg) | 0 |
ビタミンC (mg) | 47 |
葉酸(mg) | 96 |
このようになっています。
ですので、かいわれ大根100g程度で、21kcal程度と低カロリーです。
また、かいわれ大根には大根にはない栄養も豊富に含まれています。
大根には、ほとんどβカロテンが含まれていませんが、かいわれ大根には多くのβカロテンが含まれています。
かいわれ大根の効果!ダイエットにも?
上記のように、かいわれ大根には、多くのビタミンやミネラルが含まれていますが、かいわれ大根ではどうでしょうか。
かいわれ大根の効果についてまとめていきます。
イソチオシアネート
かいわれ大根には、大根と同じようにイソチオシアネートが含まれています。
イソチオシアネートは辛味成分であるともされており、特に大根の根の先端の部分に多く含まれているとされています。
このイソチオシアネートは、
- 抗菌作用
- がん抑制
- 食欲増進
- 肝臓の解毒作用
などに効果があるとされています。
かいわれ大根は、スプラウト(新芽)で、かいわれ大根と同じように、ブロッコリースプラウトも発がん性物質を解毒する効果があるとして人気が高まっています。
新芽には、すごいパワーがあるといえます。
ダイエット
かいわれ大根はダイエット効果もあるとされています。
ダイエット効果として注目されているのは、やはり【イソチオシアネート】の効果です。
上記のようにがん抑制の効果も期待されていますが、「代謝を高める」効果があるとされていて、脂肪をつきにくい状態にしてくれる効果も期待できます。
豊富なビタミン類
かいわれ大根には、大根とはまた違い、様々なビタミンが含まれています。
特に、含有量が多いのは、βカロテン、ビタミンK、ビタミンCです。
βカロテン
βカロテンは、抗酸化作用が強く、体内ではビタミンAに変換され、ビタミンAとして働きます。
βカロテンは、がん予防、粘膜を正常に保つ、美肌効果などが期待できます。
抗酸化作用が強いので、老化防止にも効果があるとされています。
ビタミンK
ビタミンKは、主に血液凝固に関与しているビタミンとされています。
また、骨の健康維持にも関与しています。
ビタミンC
ビタミンCも、βカロテンと同じように抗酸化作用が強い栄養素です。
ビタミンCは、美肌効果、そしてしみ・しわを予防するなどのアンチエイジング効果もあります。
メラトニン
かいわれ大根には、メラトニンという物質が含まれています。
メラトニンは、脳から放出されるホルモンで、体内時計を調整するホルモンであり、睡眠の際に放出されて、快眠をもたらしてくれるホルモンです。
年とともにこのメラトニンの分泌は減っていきます。
またメラトニンにもがん抑制効果があります。
このようにかいわれ大根には多くの効果があります。
スーパーで100円以下で購入できますが、その効果は偉大ですね^^
かいわれ大根の保存法は?
では、かいわれ大根はどのように保存すれば良いでしょうか。
かいわれ大根を始めとする、スプラウトは、あまり日持ちがしません。
ですので、購入したら早めに食べきるようにします!
かいわれ大根の基本的な保存方法は「冷蔵保存」がおススメです。
パックのまま保存する方法
かいわれ大根は通常、パックにいれられて販売されています。
パックのまま保存する場合は、そのまま冷蔵庫の野菜室にいれて保存するようにしましょう。
そして保存期間は2~3日間程度です。
かいわれ大根は、様々な場所で販売されていますが、私が買っているかいわれ大根には消費期限が記載されていません…
代わりに、なるべく早くお召し上がりください。との一言。
というわけで判断は難しいのですが、スプラウトはあまり日持ちしないので、買ったらすぐに食べよう!という気持ちで保存しましょう。
パックからだして保存する場合
ひと手間かけると、少し日持ちします。
そのままパックごと保存するのではなく、パックの中に、少量の水をいれて、ラップ等で蓋をし、冷蔵庫の野菜室で保存します。
そして水は毎日交換するようにします。
こうすることで、パックのままだと2~3日しか日持ちしませんが、水をかえることで、 1週間程度 は日持ちするようになります。
かいわれ大根の腐っている特徴
ではどのようなものだったら腐っていると判断し、食べない方が良いのでしょうか。
- 葉っぱが変色している
- 異臭がする
- ドロドロになっている
このような状態であれば、食べずに捨てた方が良いです。
かいわれ大根の存在を忘れていて、冷蔵庫に1週間放置していたら葉が黒く変色していました!
無駄にしないよう、早めに調理することをおススメします。
かいわれ大根の食べ方は?
では、かいわれ大根はどのようにして食べるのが良いのでしょうか。
かいわれ大根は、ブロッコリースプラウトと同様に、様々な料理に使用することができます。
ブロッコリースプラウトについてはこちらもどうぞ
ブロッコリースプラウト【新芽】の食べ方は?種からの栽培・育て方!
かいわれ大根の下処理
まずは、かいわれ大根の下処理を行います。
- まずは、かいわれ大根をパックからとりだし、根の部分と葉の部分を切り離します。
根元2~3cmが目安です。
- 続いて、水をためたボウル等にいれてよく洗います。振り洗いをすれば、茶色い種の皮も取り除けます。
- あとは水気をきれば、生食も可能です。かいわれ大根の根は、残しておけば再生栽培も可能です。
こちらもどうぞ
かいわれ大根の育て方!再生栽培も可能?自由研究の強い味方に!
かいわれ大根の食べ方
かいわれ大根にふくまれているイソチオシアネートの効果を期待するのであれば「生食」が向いています。
かいわれ大根は辛味が特徴なので、
一般に
- サラダ
- 手巻きずし
- 生ハム巻き
などにされるほか、
- 和え物
- おひたし
にも向いています。
パスタやラーメンの上にのせて食べてもいいですし、お味噌汁に彩として入れられることもあります。
また、辛味が苦手という方は、加熱調理をして炒め物などにも使えます。
チャーハンや炒め物、焼きうどんの具材としても便利です♪
野菜が高騰していますが、かいわれ大根は旬の時期というものがないので、値段は1年を通してあまり変わりません。
かいわれ大根の栄養まとめ
かいわれ大根の栄養や効果、そして保存や食べ方をテーマにしてまとめました。
かいわれ大根には様々な栄養が含まれています。
安いのに、これだけ栄養が含まれているというのはかなり魅力的かもしれません。
購入したらなるべく早く食べきるようにしましょう!