大根の葉の栄養や効能がテーマです。
大根の葉の栄養や効果にはどのようなものがあるのでしょうか。
また大根の葉を保存する方法は、冷凍保存でも可能でしょうか。
また葉大根の美味しい食べ方など、大根の葉についてまとめていきます。
大根の葉の栄養
大根は、根菜類であり、白い部分を食べるのが一般的です。
ですが、大根の葉には、いつも食べている大根とは少し違う栄養素が含まれています。
そんな大根の葉の栄養は、大根とは全く違う野菜といえるほど、多くの成分が含まれています。
大根の葉の栄養成分100g
大根の葉の栄養成分は、食品成分表をもとにすると、以下のようになっています。
大根の葉(生) | 大根(加熱後) | |
エネルギー(kcal) | 25 | 25 |
タンパク質(g) | 2.2 | 2.2 |
脂質(g) | 0.1 | 0.1 |
炭水化物(g) | 5.3 | 5.4 |
食物繊維 (g) | 4 | 3.6 |
カリウム (mg) | 400 | 180 |
カルシウム (mg) | 260 | 220 |
鉄分 (mg) | 3.1 | 2.2 |
βカロテン (µg) | 3900 | 4400 |
ビタミンE(mg) | 3.8 | 4.9 |
ビタミンK(mg) | 270 | 340 |
ビタミンB1(mg) | 0.09 | 0.01 |
ビタミンB2(mg) | 0.16 | 0.06 |
ビタミンB6(mg) | 0.18 | 0.1 |
ビタミンB12(µg) | 0 | 0 |
ビタミンC (mg) | 53 | 21 |
葉酸(mg) | 140 | 54 |
葉には多くの栄養素が含まれています。
大根と比較するとその栄養価は高く、他の野菜といえるほど、含まれている栄養成分は変わってきます。
そんな大根の葉には、どのような効果・効能があるのでしょうか。
大根の葉の効果・効能
大根の葉には、大根とはまた違った効果があります。
大根の葉の栄養は、ほうれん草よりも多いほど。
アンチエイジング効果・生活習慣病予防
大根の葉には、 βカロテン が多く含まれています。
その含有量は、加熱後でも4400µgと、かなり多いのですが、大根の場合は0です。
βカロテンは、抗酸化作用が強いので、抗ガン作用や生活習慣病を予防する効果があります。
また粘膜を正常に保つ効果があり、風邪予防にも効果があるとされています。
また、抗酸化作用が強く、アンチエイジング効果も期待できます。
美肌効果
生の状態の大根の葉には、 ビタミンC が多く含まれており、その量は、レモンの果汁よりも多いです。
ビタミンCの含有量が多いので、美肌効果も期待できます。
ビタミンCは、コラーゲン生成に必要であり、しみ・しわを予防する効果もあります。
またβカロテン同様に、風邪予防にも効果があります。
骨粗しょう症を防ぐ
大根の葉には、野菜では珍しく、 カルシウムも多く含まれています。
カルシウムは骨と歯をつくる元になるだけではなく、神経の働きにも関与しているとされています。
カルシウムを多く含む食品を摂取することで、骨粗しょう症の予防となります。
貧血の予防
大根の葉には鉄分も多く含まれています。
鉄分は、レバーに特に多いですが、野菜の中では、含有量はトップクラスで、ほうれん草よりもその含有量は多くなっています。
むくみ予防
カリウム が多く含まれており、体内の余分なナトリウムを排泄し、高血圧になるのを防いだり、むくみを予防・改善する効果があります。
その他にも
ビタミンE…抗酸化作用が強く、老化防止にも役立つ
ビタミンK…血液凝固に関与する
などのビタミンも多く含まれています。
大根の葉は、捨てるのはもったいないほど、栄養素の宝庫です。
葉つきの大根を手に入れたら、葉は捨てずに調理に役立てましょう!
大根の葉の保存方法は?冷凍も可能?
大根の葉は、大根についた状態だと、根の水分をどんどん吸い上げてしまうため、大根の根と葉は切り離して保存するほうが、長持ちします。
大根から切り離した【葉】は、新鮮な状態で、刻み、かたゆでするか塩もみして、水気を絞ったあと、ラップで小分けにして、冷凍庫で保存することができます。
そうすると、大根の葉は、 1か月程度は日持ちします。
冷凍したものは、そのままお味噌汁や炒め物などに使用できます。
この時期、青物系の野菜は高いですが、大根の葉にも栄養はたっぷり含まれているので、色味が欲しいときにも、使えます。
大根の葉を冷蔵保存する場合
冷凍保存と比較すると、冷蔵保存はあまり日持ちしません。
冷蔵庫で保存する場合は、なるべく早めに使いきるようにします。
根の部分から切り取って、水に漬けるようにして保存しましょう。
冷蔵庫での保存で2~3日 は日持ちしますが、早めに食べきるか、冷凍保存するのがおススメです。
葉大根(大根の葉)の食べ方は?
葉大根というのは、大根の葉だけを食べるものです。
柔らかな葉を食用とします。
大根の葉だけを育てるタイプなので、家庭菜園でも作りやすく、そしてプランターでも、秋~冬の時期でも栽培可能ですので、人気があります。
そんな葉大根は、大根の葉と同じように調理して食べることができます。
葉大根の食べ方としては主に以下のようなものがあります。
- ふりかけ
- 浅漬け
- 煮浸し
- 炒め物
- 炊き込みご飯
- 味噌汁
- ナムル
- サラダ
などの食べ方があります。
特に、大根の葉のふりかけは常備菜としても便利で、冷蔵庫で4~5日程度は日持ちします。
また、ふりかけは生でも炒めても作ることができますが、大根の葉は、加熱することにより、ビタミンCやカリウムなどの貴重な栄養素が減ってしまいます。
ですが、 βカロテンは油で炒めることで、吸収率がUPします。
ビタミンCやカリウムなどの効果を得たい場合は、生食
βカロテンの効果を得たい方は、加熱調理がおススメといえます。
外部サイトですが、おススメレシピを紹介します。
ご飯おかわり*大根葉の菜飯
レシピ
引用元:http://cookpad.com/recipe/1636011
大根葉(蕪の葉)とじゃこのさっぱり常備菜
レシピ
引用元:http://cookpad.com/recipe/2369414
大根の葉は、様々なレシピに活用できます♪
大根の葉の栄養まとめ
大根の葉の栄養や保存方法をテーマにしてまとめました。
大根の葉には、大根にはない、様々な栄養が含まれています。
また、大根の葉自体はあまり日持ちしませんが、冷凍保存も可能です。
葉は捨てずに料理に利用した方が、様々な栄養成分を摂取することができます!
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