人参の栽培における病気や害虫がテーマです。
人参を栽培するうえで、どのような病気があるのでしょうか。
また、どのような害虫に気を付ければ良いでしょうか。
人参の病気や害虫についてまとめていきます。
人参の栽培における病気に注意!
人参の栽培において、どのような病気に気をつければ良いでしょうか。
人参も栽培において、様々な病気に注意する必要があります。
人参の病気・うどんこ病
うどんこ病は、人参以外にもきゅうりなどのウリ科で発生しやすい病気といえます。
うどんこ病になると、葉の表面にうどんの粉をまぶしたような白い粉状のカビが発生します。
酷くなると茎が枯れてしまいます。

画像引用:http://ameblo.jp/daisuki-ayumi/entry-10161996591.html
うどんこ病の対策
うどん粉病の原因は、カビです。
日当たり、風邪通しの悪い環境で発生しやすいので、そのような状態にならないように注意する必要があります。
また、初期症状でしたら、うどんこ病にかかった葉だけ取り除くようにします。
酷い場合は、薬剤の使用も可能です。
人参の病気・黒葉枯病
黒葉枯病は、葉に褐色や黒い斑点ができ、斑点同士がくっついて病斑が大きくなります。
そして根の生育が悪くなって、葉がやがて黄変し、やがて枯れてしまいます。

黒葉枯病の対策
黒葉枯病の原因は、カビです。
特に多湿・乾燥が繰り返される夏の時期に発生しやすいので、夏まきは気を付けるようにします。
土が乾ききらないよう、そして追肥を行って肥料切れに注意するようにします。
人参の病気・軟腐病
軟腐病は、白菜などでも発生しやすく、地面に近い葉や茎の部分が腐敗し、葉は黄変し、異臭を放つようになります。

画像引用:http://www.asahi-net.or.jp/~YW5S-OKD/n_yasai/nannpubyou.html
軟腐病の対策
原因は、土壌中に残った病原菌の伝染です。
台風や雨などが降った際に、土はねで伝染しやすいです。
また、株や茎などに傷があると発病しやすいので、害虫などを小まめに駆除するようにします。
人参の病気・黒斑病
黒斑病は、葉に褐色のくぼみができ、それが広がってくぼみをつくり、そこにカビが生える病気です。
黒葉枯病と似ていますが、黒葉枯病の場合は根には発生しません。
根では、まず根の頭が黒変して軟化して陥没します。

画像引用:http://www.agri.hro.or.jp/boujosho/sinhassei/html/H21/2110.html
黒斑病の対策
原因は、カビです。
9~10月に発生しやすく、種子、および被害が残った株の病原菌により発生しやすくなります。
種子は無病のものを購入し、肥料切れに注意し、風通しの良い環境にします。
人参の病気・根腐病
根腐病は、名前の通り、根が腐ってします病気です。
根に染みのような斑点ができ、それが拡大し大型の斑点になり、最終的に、カビがくもの巣のようにまとわりついて腐敗します。
根腐病の対策
原因はカビです。
被害にあった作物で形成された菌核が土壌中に残り、それが、新しく栽培した人参の根に感染することで発病します。
対策としては、連作をさけるようにし、土壌消毒剤を利用してから栽培するようにします。
人参の病気・菌核病
菌核病は、茎や葉、根に白い綿のようなカビが生えて、菌核をつくります。
積雪前に起こるものでは、葉が黄褐色から褐色になり、やがて黒色の菌核をつくり、乾燥して枯れてしまいます。
一方、積雪前でない場合は、葉と根に急速に症状が起こり、葉柄は倒れ、根は腐って、白い綿状の菌核をつくったあと、黒色の菌核をつくります。

画像引用:http://blog.livedoor.jp/takanashifarm/archives/cat_50005142.html
菌核病の対策
カビによるものです。
連作は避けるようにします。
発病した株は、残さず殺菌処分するようにします。
人参の病気・モザイク病
葉にモザイク状の濃淡ができて、葉全体が細くなります。
モザイク病の対策
原因はウイルスですが、主にアブラムシが媒介したものが多いです。
アブラムシの対策を行うようにします。
他にも、萎黄病・黄化病などの病気になることもあります。
また根が二股に分かれてしまうのは、病気ではなく生理障害です。
人参の害虫
人参も同じように害虫の被害にあうことがあります。
食害による被害もあるので、見つけ次第早めに対策するようにしましょう。
アブラムシ
アブラムシはほとんどの野菜に発生しますが、人参にも発生します。
体長は1~4mm程度と小さいサイズながら群がって植物の汁を吸います。
汁を吸うことで、病気を媒介することもあります。
また、繁殖力が強いです。
アブラムシの対策
アブラムシの対策としては、防虫ネットをかけるようにします。
数が少ない場合は、ガムテープで捕殺する、もしくは、薬剤を使用するようにします。
酢でも効果があるとされています。
キアゲハの幼虫
キアゲハの幼虫は、特徴的な色をしていて、緑の中に黒やオレンジの斑点があります。
幼虫の食害がすごいので、対処しなければいけない害虫です。
食欲がすごく、葉が1日でなくなってしまうほどです。
キアゲハの対策
成虫が葉の裏に卵を産み、幼虫が孵化すると、食害が始まるので、卵は見つけ次第処分、
そして幼虫も見つけ次第捕殺するようにします。
防虫ネットをあらかじめかけておくようにします。

ネコブセンチュウ
ネコブセンチュウは、土の中に寄生して養分を吸ったり、根にコブをつくったり、根を腐らせたりします。
ネコブセンチュウ自体は、細長くて小さい害虫ですが、株の発育が悪くなることで、枯死することがあります。
ネコブセンチュウの対策
連作を避けるようにします。
繁殖を抑えるために、マリーゴールドをそばに植えておくと、寄り付かなくなるとされています。
コガネムシの幼虫
土の中で根を食害します。
コガネムシの対策
コガネムシは幼虫も成虫も被害を及ぼすので、見つけ次第捕殺するようにします。

ネキリムシ
カブラヤガの幼虫で、日中は土の中に生息していますが、夜間に土の中からでてきて、茎を食害します。
ネキリムシの対策
被害にあった株の近くの周辺の土の中にいるので、掘り起こして捕殺するようにします。
人参の病気・害虫まとめ
人参の栽培で発生する病気や害虫についてまとめました。
人参が病気にかかると、生育が悪くなるだけでなく、枯死してしまうこともあるので、注意が必要です。
基本的に日当たりがよく、風邪通しの良い環境で栽培するようにし、乾燥、肥料切れに注意します。
また害虫による食害の被害もあるので、見つけ次第対処するようにします。
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