里芋の下ごしらえ方法がテーマです。
里芋はどのように下ごしらえをすれば良いのでしょうか。
里芋は皮があるので、その皮を処理してから煮物などにして食べるようにしましょう。
そんな里芋の下ごしらえについてまとめていきます。
里芋の下処理・下ごしらえ
里芋は煮物にもよく使用されていますが、里芋には、皮がついていますし、【ぬめり】があるので、下処理が必要になってきます。
煮物によく使用される里芋ですが、ぬめりを取り除いた方が、味も染み込みやすくなります。
ポイントは皮むき・ぬめり取りです。
主にこの2つについてまとめていきます。
里芋の下処理・洗う
里芋は基本的に泥つきで販売されています。
泥付きの方が、里芋は日持ちしやすいといえます。
泥つきですと、常温でも1か月~と長持ちするのです。
ですが、泥付きじゃないとあまり日持ちしないので、里芋を調理するときに、洗うようにします。
泥付きの里芋は、流水でこするようにして洗います。
泥が多くついているので、タワシで里芋を傷つけないようにして洗うと、泥も簡単に落ちます。
タワシがなくても、根気強く、泥を取り除けば、結構綺麗になります。
泥付きと手洗いの比較
里芋をよく洗ったら、ザルにあげて水気をよく切るようにします。
布巾・キッチンペーパーを使用して水気を切るのもOKで、水気をよく切った方が、皮むきがしやすくなります。
里芋の下処理・皮むき
続いて、里芋の皮むきを行います。
そのまま包丁でも剥くことができますが、里芋には「シュウ酸カリウム」という成分が含まれていて、そのまま皮むきをすると、手がかゆくなってしまうんです。
ですので、一工夫してから皮むきを行うと良いです。
里芋の皮むき・電子レンジ
里芋は、電子レンジで簡単に皮むきをすることができます。
- よく洗った里芋をお皿にのせて、ラップをかけてそのまま電子レンジで6分ほど加熱します。大きい里芋は、それだけ時間がかかります。この里芋は2つで250g程度のサイズです。小さめの里芋であれば、分数を少し減らしてください。
- 粗熱をとったらそのまま皮を剥きます。
手で簡単に里芋の皮をむくことができます。
あらかじめ真ん中に1mm程度の切れ目をいれておくと、真ん中から剥けます。
里芋の皮むき・包丁
一般的な皮むきといえば、包丁を使用した皮むきですが、里芋はかゆみもあるし、そしてぬめりがあると、すべって切りにくいので、一工夫してから皮むきをします。
- 里芋は洗ったあと、よく乾燥させます。ザルにあげて乾燥させるか、キッチンペーパー等で水気をふきとります。ザルに半日ほどいれて乾かしておく人がいるほどです。もちろんペーパーを利用すれば、ある程度水気は取り除けます。
- そして手に重曹、もしくは塩をまぶしてから皮むきをすると、かゆみがでにくくなります。切り方は、六方剥きなど、あらかじめおしりと頭の部分を包丁で切り落としてから、繊維のむきにそって皮むきをすると、剥きやすいです。
酢水を指先につけるという方法もあるようですが、私的には、塩をつけるだけで充分です。
多少ぬめりもありましたが、かゆみは感じませんでした。
里芋の皮むき・茹でてから
里芋は、茹でてから皮むきをすると、するっと剥けるといわれています。
- 鍋に水をたっぷり沸かします。里芋が浸かる程度です。
- 水が沸騰したら、そこによく洗った里芋をいれます。茹で時間は、小さい里芋で10分程度、大きい里芋で15分程度です。
- 茹であがったものは、水にいれて、さっと粗熱をとります。
- 粗熱をとった里芋は、手で簡単に皮むきができます。
硬い部分までは皮が完全にむけなかったので、この茶色い部分は包丁で落としています。
里芋の下処理・ぬめり取り
上記のように、皮むきの際に、電子レンジで加熱・茹でるの処理をした場合、そのまま冷凍保存も可能ですし、煮物にも使えます。
ですが、ただ皮をむいただけでは、ぬめりがあるので、ぬめりもとってから調理するようにします。
ぬめりをとる方法としては、主に2パターンあります。
- 塩もみをする
- 茹でる
また、2つとも行うと、すっきり仕上げることができます。
塩もみ・茹でる方法は、
- 里芋の皮をむき、そして、里芋500gに対して塩を大さじ1杯程度ふって、揉みこみます。
そして塩を簡単にとるため、水洗いします。 - そして、そのまま水をたっぷりいれた鍋にいれて、強火で煮立たせます。茹でると、白い泡がでてきます。
泡がでてきたら、里芋を水にいれて洗って、ぬめりをとります。
これを行うことで、里芋のぬめりやあくが取り除かれて、煮物にこのまま使用しても、煮汁が濁ることもありません。
豚汁などの汁物の場合は、皮を剥き、塩を揉みこんでぬめりをとったあとに、水で洗い流す程度で大丈夫です!
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里芋の皮むき下処理まとめ
今里芋の下処理・下ごしらえとして、皮むきの方法や、ぬめり取りの方法をテーマにしてまとめました。
里芋の皮は取り除く際、ぬめりが邪魔をしたり、かゆみがあったりしますが、レンジや茹でてからでの皮むきもできます。
また、里芋はぬめりが強いので、下処理を行いますが、塩もみする程度でぬめりも取り除くことができます。
豚汁や味噌汁、煮っ転がしの場合は、塩もみ→水洗いを行い、煮汁を濁らせたくない料理の場合は、塩もみ→水洗い→茹でる→水洗いの工程をふむと良いといえます。