さつまいもの生食や焼き方がテーマです。
さつまいもは生でもOKなのでしょうか。また焼き方はどうすれば良いのでしょうか。
さつまいもについてまとめていきます。
さつまいもは生でもOK?
さつまいもは一般に生食はしないですよね。
でも結論からいうと、生で食べることも可能です。
私は子供の頃、家族で焼き肉をすると必ずさつまいもがでてきたのですが、生の状態で食べようとすると おでき (ニキビ)ができると親からいわれて、生食は良くないとされてきました。
ですが、大人になってさつまいもを生で食べてニキビができるなどという話は聞かなくなり、むしろ、食物繊維が豊富なさつまいもは、ニキビにも良い効果があるようです。
というのも、便通が悪い状態だと肌荒れしやすいので、便秘解消すると、美容にも効果があるということですね。
また、さつまいもは、美肌効果のあるビタミンCがたくさん含まれています。
そもそもさつまいもを食べてニキビができたことはありません。
ですので、さつまいもは有害成分を含むわけでもないので、生食もOKです。
ですが、日本人が生食をしないのはさつまいもが生だと美味しくないからです。
さつまいもは生の状態ですと、あくも強いですし、甘味もないので美味しいとはいえませんね。
さつまいもは70~80℃で加熱すると、でんぷんが分解されることで糖化されて甘味が増します。
ちなみにお隣韓国では、加熱せずに生→乾燥した状態のさつまいもを食べることがあるそうです。
こちらの記事が参考になります。
KONEST
またさつまいもはでんぷんが多いために、人によっては生食すると、消化・吸収が悪く下痢をしやすくなります。
さつまいもの原産国
ではそもそもさつまいもの原産国はどこなのでしょうか。
日本ではよく食べられているさつまいもですが、他の作物と同じように海外が原産です。
そしてその原産地はメキシコ中央部~グアテマラあたりが有力とされています。
なんと紀元前3000年以前も前からメキシコではさつまいもの栽培がされていたとされています。
さつまいもの歴史はかなり古いようです。
そしてさつまいもは、15世紀末にコロンブスによってスペインに持ち帰られ、そしてヨーロッパに広がるようになりました。
ヨーロッパに広がったあと、ポルトガル人が中国に伝えたとされています。
そして中国から日本には17世紀の初めに伝わりました。
最初に伝わったのは沖縄です。そして沖縄から薩摩(鹿児島県)に伝わりました。
今でも鹿児島県は、さつまいもの栽培で盛んですが、伝わったのは早かったといえますね。
それから1700年代に蘭学者の青木昆陽によって、全国にさつまいもの栽培が広まるようになりました。
さつまいもは、やせたような土地でも収穫できるので、東北などの土地でも栽培されるようになり、食糧不足の解消に一役買ってきました。
ミネラル・ビタミン類も豊富なさつまいもは、いまでも人気の食材ともいえますね。
さつまいもの焼き方
さつまいもの食べ方はたくさんありますが、お家にある家電製品を利用して、焼き芋にするという方も多いのではないでしょうか。
では、さつまいもはどのように焼けば良いのでしょうか。
さつまいもにはでんぷんが多く含まれていますが、同時にβアミラーゼという酵素も多く含まれています。
このβアミラーゼがでんぷんを糖に分解することで、さつまいもは加熱すると甘味が増します。
そしてその温度は70~80℃とされています。
じっくり時間をかけて加熱することで甘味が増すとされています。
さつまいもの焼き方・オーブン
必要なもの
- さつまいも 1本
- 新聞紙 1枚程度
- アルミホイル
作り方
- まずはさつまいもをよく洗い、新聞紙でさつまいもをくるみます。そしてさらにアルミホイルで全体を包みます。
- 続いてオーブンで焼いていきます。新聞紙で包んださつまいもをオーブンの天板の上にのせて、160~170度で90分程度加熱していきます。
時間をかけることで、石焼き芋のようにネットリとした焼き芋になります。
中までしっかり火が通っているか、竹串を指して確認してください。
さつまいもの焼き方・レンジ
一人暮らしだとオーブンやトースターがない家もあると思いますが、電子レンジを使用したさつまいもの焼き方もあります。
必要なもの
- さつまいも 1本
- 新聞紙
作り方
- さつまいもをよく洗い、新聞紙で包みます。キッチンペーパーでも可能です。
- そのまままずは電子レンジ500wで2分、太いものは加熱時間を増やします。
- そのあと、電子レンジの解凍モードで20分ほど加熱します。
太いものは20分~かかります。
手で簡単に折れるほど、柔らかくなっています。
ちなみに家には普通のさつまいもの半分程度のサイズ(100g)程度のものがあり、それほど小さいサイズの場合は、500wで1分解凍10分で充分でした。
甘味のあるさつまいもを使用すると、なお美味しくなります。
鳴門金時もねっとりしていておいしくできました。
さつまいもは英語で何という?
さつまいもは英語で「sweet potato 」です。
スイートポテトといえば、さつまいもを利用した甘いお菓子を指しますが、英語でさつまいもはsweet potatoなんですよね。
ちなみにpotatoはじゃがいもを指しますが、ヨーロッパに伝わるのはじゃがいもよりもさつまいもの方が、先でした。
ですが、芋類で食べるのは、さつまいもとじゃがいも、そして potato は主食とされるようになり、sweet potatoはあまり消費が少ないために、このように呼ばれるようになったとされています。
他の芋は
- 山芋:yam
- さといも:taro
のようにpotatoというスペルは使われていません。
英語って改めて難しいものです。
さつまいもの生食・焼き方まとめ
さつまいもの生食や焼き方、そして原産地や英語をテーマにしてまとめました。
さつまいもは様々な焼き方がありますが、オーブンや電子レンジで作ることもできます。
いろいろな方法がありますが、参考になればと思います。
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