里芋の収穫時期や方法、そして植え付け時期がテーマです。
里芋の収穫時期や方法はどうすれば良いでしょうか。
また植え付け時期や植え方など、里芋についてまとめていきます。
里芋の植え付け時期
里芋は、1年中食べることができますが、旬の時期は12月の冬の時期とされています。
収穫までには時間を要します。
栽培適温は 25~30℃と暖かい環境を好みます。
そんな里芋は、じゃがいもと同じように種ではなく、種イモから栽培します。
里芋の植え付け時期は以下のようになっています。
関東や東海などの中間地 : 4月中旬~5月下旬
北海道や東北などの寒冷地 : 5月上旬~6月中旬
沖縄や九州などの暖地 : 3月下旬~5月上旬
気候や環境によって変わってきます。
4~5月の時期の植え付けが多いです。
里芋の植え方
では里芋の植え方ですが、里芋は直接植えることもできますが、芽だしを行ってから植えると良いです。
里芋の芽だし
まず、タネ芋を用意します。
種イモのサイズは、 60g~ のふっくらとした芽が傷んでいないものを選びます。
そしてポットを用意し、そこに種イモの芽を上にたてて、そのまま種が少し隠れる程度まで土をかぶせ、最後に水をたっぷり与えて、発芽を待ちます。
寒いときは保温するようにします。
植え付け時期の1か月くらい前は温度が寒いので、室内で管理しておくのが良いです。
3~4週間程度で芽が5~6cm程度にのびるようになります。
里芋の植え付け
プランター
植え付け時期になると、気温も高くなってきます。
本葉2~3枚ほどで植え付けを行うようにします。
まずは、10号ほどの深い鉢を用意します。
そして鉢の底に、針底石をしき、さらに鉢の半分ほどの高さまで培養土をいれます。
そのあと、ポットから里芋の苗を取り出して、根鉢をくずさないようにして、植え付けます。

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そして上からさらに土をいれてあげます。
株元の高さまで土をいれたら、株元を軽く押さえて、水をたっぷり与えます。
プランター等で、培養土を購入してから育てる場合は、大丈夫ですが、里芋は連作障害があるので、3~4年 同じ土での栽培はできません。
畑
畑で栽培する場合は、畝幅60cm、株間40cm、深さ12cm程度で植穴をあけてから、根鉢の植え付けを行います。
乾燥を防ぐために、敷き藁をしいて保温しておくと良いです。

追肥・土よせ
栽培して1か月がたったら、追肥・土寄せの作業を行います。
子芋の芽がでていたら、鉢に芽が隠れるまで、土を足していれてやります。
この作業を繰り返して、芋が乾燥しないように注意しましょう。
また、梅雨の時期・夏の時期に株元に追肥してあげます。
また、鉢などで栽培する場合は、乾燥に注意するようにします。
基本的に乾燥気味に育てる里芋ですが、夏の暑い時期は、1日に1回はたっぷりと水をあげるようにしましょう。
里芋の収穫時期や方法
里芋が成長したら収穫時期を迎えます。
里芋の収穫時期は晩秋の時期です。
ですので、芽だしの作業から合わせると、里芋の栽培には半年以上の時間を費やすことになります。
一般に里芋の収穫時期は以下のようになっています。
関東や東海などの中間地 : 10月上旬~11月中旬
北海道や東北などの寒冷地 : 10月上旬~11月上旬
沖縄や九州などの暖地 : 9月下旬~11月下旬
基本的に、 霜が降りる頃が収穫時期となります。
葉が黄色くなってきたころがタイミングです。
晴れの日を選んで収穫します。
鉢で栽培している場合は、里芋の収穫がしやすく、そのまま土ごと鉢から里芋の根ごと取り出すようにします。

そして根鉢から土を落としたら、子芋と親芋に分けます。
保存する場合は、泥付きのままにします。
また、根ごと取り出しにくい場合は、茎を根元からスコップやナイフを使って切り取り、そのあと芋を傷つけないように、手で芋を掘り出すようにしましょう。
保存する場合は、水はけの良い土地に穴を掘り、そこに子芋、孫芋ははずさずに泥付きのまま積み重ねて、上から藁をしいて土を盛って保存しておきます。
里芋の収穫時期まとめ
里芋の収穫時期やタイミング、そして植え付け時期や植え方をテーマにしてまとめました。
里芋は、家庭菜園でも栽培可能ですが、半年という歳月がかかります。
それだけ待つので、収穫量も多いです。
大型の幼虫による被害も多いので、栽培の際は、病気や害虫にも気をつけましょう。
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