栽培

ナスの栽培での病気の対策をしよう!葉や茎が枯れたり変色する原因は?

茄子の栽培における病気についてご紹介します。

野菜の栽培ではどうしても病気のリスクがありますね。

なすの葉や茎が枯れたり変色する場合は、どのような対策があるのか、まとめていきたいと思います。



なすの病気とは?

なすは、夏が旬の野菜ですが、秋茄子もあるほど、収穫時期が長いというのが特徴です。

そのため、野菜の中でも病気にかかりやすく、注意が必要な野菜といえます。

また乾燥に弱く、肥料を好む野菜なので、水やりをしっかりしてあげて、 追肥 も忘れないようにしてあげます。

なすの病気が発生しやすい場所としては、葉や茎、そして実や根っこ、花にまで影響します。

土壌の影響による病気が多いのでしっかりと対策をしてあげる必要があります。

また、梅雨の時期など、雨が長く続いて、湿度が高くなる環境だと、より病気が発生しやすくなるので、注意が必要です!



なすに多い病気・葉や茎が枯れたり変色するもの

なすの病気では、葉や茎が枯れる病気があります。

水不足だから…というわけではなく、病気の可能性もありますので、症状を確認し、該当するのであれば対策が必要です。

なすの病気・半枯病(はんかれびょう)

半枯病というのは、葉1枚の半分や、茄子の株の半分が枯れるという特徴があります。

下の葉から上の葉にかけて葉脈にそって黄色く変色していき、最終的には、葉が全部おち、枯死することも。

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引用:http://riss.narc.affrc.go.jp/disease/narc/img/52.jpg

半枯病の対策

病原菌は、土壌伝染するので、発生した場所への連作を避ける必要があります。

また事前に消毒してある種を使用することで防げます。

なすの病気・青枯病(あおがれびょう)

梅雨があけて気温が高くなると発生しやすくなります。

株の頂上部の葉から病気が発生し、最初は急に葉がしおれ、そのあと、夜や曇り空になると回復したあと、1~2日で急速に全ての株が萎れます。

株がしおれたあと、茎を切って維管束をチェックすると褐色に変色しています。

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引用:http://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/info/dtl.php?ID=3516

青枯病の対策

土壌伝染するため、連作は避けるようにします。

また、高温多湿の状態が長時間続くと発生しやすくなります。

発病した株を発見したら、抜き取り、すぐに焼却処分します。

水はけに注意し、プランター栽培の場合は、鉢底石を使用します。

多発する土地では、クロルピクリンくん蒸剤、バスアミド微粒剤での土壌の消毒が必要です。

初期の場合は、バリダシン液剤が効果的です。

なすの病気・半身萎ちょう病(はんしんいちょうびょう)

初めは葉の片側に淡黄色の斑点が現れて、葉が軽く巻き上がるような症状が現れます。

いづれ、症状が葉の全体にでるようになり、葉がしおれて垂れ下がるような状態になります。

最終的に葉が萎れて枯死する状態になります。

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引用:https://www.ja-nishikasugai.com/green/saien/nasu/byou/nasu_byou.htm

半身萎凋病の対策

病気にかかった株を早めに除去し、土壌伝染によるものなので5年ほど連作は
しないようにします。

ベンレート水和剤という薬剤を散布するのも効果があると
されています。

なすの病気・立ち枯れ病

ナスの実に、淡褐色の斑点ができる病気です。

斑点は大きくなったと、腐敗して表面に灰色のカビが生えます。

立ち枯れ病の対策

水はけのよい土地で栽培する必要があります。

原因は土壌菌なので、汚染されていない土壌で栽培し、また発病した株があったらすぐに抜いて、焼却処分します。

広まってしまった場合は、薬剤も有効です。

なすの病気・菌核病

菌核病は、茎や実、葉に白い綿上のかびが生える病気です。

始めは、軟化してそのあと、黒色に変化していきます。

病斑の部分に、黒い塊ができるのが特徴です。

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引用:http://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/info/dtl.php?ID=3533

菌核病の対策

連作をしないこと、水はけをよくすることがポイントです。

そのほか、きゅうりに発生しやすいうどん粉病にも感染しやすいです
病気のうどんこ病やべと病の対策をしよう!

うどん粉病は、葉の表面にうんどんこ(小麦)をまぶしたような白いかびが発生するのが特徴です。

きゅうりの葉の病気でよく知られていますが、初夏に発生しやすくなります。



なすに多い病気・実が枯れたり変色するもの

なすの病気・灰色かび病

果実に灰色~茶色の病斑ができるのが特徴です。

病斑はしだいに、葉や枝にも発生して、病変がどんどん大きくなります。

画像引用:http://aiaicamera.seesaa.net/article/451633648.html

灰色かび病の対策

低温・湿度が高い環境で発生しやすくなります。

つまり、梅雨の時期は発生しやすくなります。

発病した株は、抜き取り焼却処分します。

薬剤散布でも効果があります。
ベンレート水和剤 100g

なすの病気・褐紋病

果実がくぼんで、円形の輪郭がある斑点ができるのが特徴です。

そのあと、黒い小粒の点ができます。

葉や茎でも病斑を生じることがあります。

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引用:https://www.ja-nishikasugai.com/green/saien/nasu/byou/nasu_byou.htm

褐紋病の対策

水はけの良いところで栽培するようにします。

また、密集した環境での生育、窒素N含有の肥料が多くならないようにします。

 

該当しない場合は、他の病気の可能性があります。

その他の病気・症状に関するまとめサイト
ナスの病気

http://www.takii.co.jp/tsk/bugs/ana/disease/

野菜で病気になったものも、基本的に私たち人間も食べることはできます。

ただ、見た目は悪くなるので、連作を避ける、加湿にならないようにするなど、基本的な対策はしておくと良いです。

なすの病気まとめ

今回は、茄子の病気についてまとめました。

せっかく育てた茄子が病気になって収穫できなくなってしまったら悲しいですよね。

葉や株に起こる病気で多いのは、半枯病・青枯病・半身萎凋病などの病気です。

また葉だけではなく、実に影響があることもあり、その場合は、灰色かび病・褐紋病などの病気が考えられます。

薬剤散布である程度の病気は治りますが、予防するためにも、水はけの良い環境にすることや、連作を避けることが大切です。

また、一度病気が発生した土地は、消毒しておくのも良いです。

病気に強い苗として、接ぎ木苗で栽培するのもおススメです。

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