アレルギー

ブロッコリーの食べ過ぎは危険?アレルギー症状もあるの?

ブロッコリーの食べ過ぎやアレルギーがテーマです。

ブロッコリーの食べ過ぎは危険でしょうか。また、ブロッコリーにはアレルギー症状もあるのでしょうか。

ブロッコリーについてまとめていきます。



ブロッコリーの食べ過ぎは危険?

ブロッコリーは1年中スーパーでも販売されている野菜ですし、βカロテンを豊富に含んでいるので、緑黄色野菜にも分類されています。

結論からいうと、人によっては食べ過ぎに注意が必要です。

栄養価の高いブロッコリー

βカロテン以外にもビタミンCも大量に含んでいます。

ビタミンEも多く含んでおり、女性に嬉しい鉄分や葉酸も多く含んでいます。

野菜は、1日350g摂取した方が良いといわれておりますが、ブロッコリー1個の大きさは300g程度と、理想的な緑黄色野菜ともいえます。

食べ過ぎで体臭に注意

そんなブロッコリーは食べ過ぎて栄養的に問題はないのですが、ある研究によると、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜を大量に摂取すると、体臭が臭くなるとされています。

体臭が臭くなるとされているのは、ネギ類、肉類、アルコールなどの食品ですが、アブラナ科の野菜であるキャベツやカリフラワーなども食べ過ぎると、体臭がきつくなるとされています。

ブロッコリーにはコリンという成分が含まれていますが、その成分が体臭に影響を与えるとされています。

コリンが体内で代謝される際に、トリメチルアミンという物質に変化し、このトリメチルアミンは魚の腐敗臭のような臭いがします。

ですが、コリンが体臭に影響を及ぼすのは、1日10g以上食べたときとされており、ブロッコリーには微量のコリン(100gで数mg)しか含まれていないので、そこまで過敏になる必要もないかと思います。

またブロッコリーをはじめとするアブラナ科の野菜には、グルコシノレートといわれる成分が含まれています。

この成分が、加水分解酵素であるミロシナーゼに加水分解されると、ゴイトリンと呼ばれる甲状腺腫を起こす物質が生じるとされています。

甲状腺機能低下症の方は、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜は食べすぎないように注意が必要です。

それでもブロッコリー1個で、1食に必要なビタミンはほとんどカバーできるので、野菜の中でも重宝したいものといえますね。



ブロッコリーにアレルギー症状はあるの

一般に、アレルギーが起こりやすいとされている食品は、えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生の7品目で、これらの食品には、表示義務があります。

他にも、果物や肉類、魚類にも表示を推奨している品目が20種類ほどあります。

野菜は、アレルギー症状が起こりにくいとされていますが、野菜に含まれる成分によって、アレルギー症状が起こってしまう仮性アレルゲンという症状があります。

仮性アレルゲンが起こりやすいのは、

ヒスタミン

ホウレンソウ、ナス、トマト、にんじんなど

アセチルコリン

タケノコ、トマト、ナス、落花生、サトイモ、にんじんなど

セロトニン

トマト、バナナ、キウイ、パイナップル、メロン、アボガド、にんじんなど

特に、野菜の中でもトマトやナス、人参などに仮性アレルゲンの症状が起こりやすいとされています。

仮性アレルゲンは、食べたあとに口の周りやのどなどがかゆく、腫れる症状が起こります。

ブロッコリーは、このような仮性アレルゲンではなく、花粉症を持つ人が、同じようなタンパク質の構造をもつ野菜にも反応してしまうことがあるとされています。

主な野菜は以下の通りです。

  • スギ・ヒノキ…トマト
  • シラカバ・コナラ・オオヤシャブ…ジャガイモ、トマト、キュウリ、セロリ、ナス
  • ブタクサ…キュウリ、メロン、スイカ
  • オオヨモギ…ブロッコリー 、ピーマン、玉ねぎ、ニンジン、キャベツ、セロリ

など、花粉症の方は、野菜にも反応してしまう可能性があります。

オオヨモギにアレルギーがある方は、ブロッコリー、アブラナ科の野菜を食べる際には注意しましょう。

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またすぐに体がアレルギー反応を示す「即時型」とは違い、数時間後に症状が現れる遅延型のタイプの可能性もあります。

遅延型アレルギーの場合だと、食べて数時間後に頭痛、吐き気、下痢、などの様々な症状が体に起こることがあります。

ブロッコリーをたべると何となく体が調子悪い、かゆみがでるといった場合は、ブロッコリーの成分に体が反応してしまっている可能性もありますので、一度検査してみることをおススメします。



ブロッコリーの食べ過ぎアレルギーまとめ

ブロッコリーの食べ過ぎやアレルギー症状をテーマにしてまとめました。

ブロッコリーは、緑黄色野菜として、βカロテンも多く含んでいますが、食べ過ぎてしまうと症状が起こる可能性もあります。

食べ過ぎといっても、サラダにして食べる程度であれば、問題ありません。

また、ブロッコリーを食べて、何らかの体に変化が起きた場合は、アレルギー症状を発症している可能性もあるので注意が必要です。

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