きゅうりの食べ過ぎやビタミンCとの関係がテーマです。
きゅうりの食べ過ぎには注意が必要でしょうか。また、きゅうりがビタミンCを破壊するというのは本当でしょうか。
きゅうりについてまとめていきます。
きゅうりの食べ過ぎには注意
きゅうりは夏が旬の野菜ですので、家庭菜園できゅうりを栽培している方は、夏の時期になると、きゅうりを大量に収穫することになると思います。
近所で栽培していると、大量にきゅうりをもらうこともあると思います。
そんなきゅうりは食べ過ぎるとどうなるのでしょうか。
きゅうりは1本100g程度で14kcalとかなりカロリーが低く、ダイエット目的で多く摂取してしまう人も注意が必要です。
一般にきゅうりはたべすぎると、腹痛・下痢の症状が起こってしまう可能性もあります。
きゅうりの栄養に悪い成分が含まれているというわけではないのですが、きゅうりには多くの水分が含まれており、体を冷やす効果があるとされています。
この体を冷やす効果は、きゅうりに含まれる95%以上の水分、そしてカリウムが原因であると考えられます。
カリウムには利尿作用もあり、むくみを解消する効果もあるとされているのですが、この作用により、排泄する際に一緒に体内の熱が奪われ、体を冷やすと考えられます。
ですので、カロリーが低く、ダイエットを期待する人も多く食べますが、食べ過ぎると、腹痛などの症状が起こる可能性もあるので、食べ過ぎには注意が必要といえます。
特に、冷え性の方や、胃腸の機能が弱っている方は注意しましょう。
夏場は、冷たいものを多く摂取するので、胃腸が弱っていることも多く、余計腹痛・下痢などの症状が起こることもあるので、注意が必要です。
100g中95%は水分ですので、食べる量は1日2~3本程度にとどめておくのが良いと考えられます。
きゅうりがビタミンCを破壊するというのは本当?
きゅうりには、アスコルビナーゼという酵素が含まれています。
このアスコルビナーゼは、ビタミンCを破壊する酵素と呼ばれており、きゅうりをビタミンCと一緒に摂取すると、効果が薄くなるとされていました。
ですので、この酵素が活性しないように、加熱調理や酢の物にしてこの酵素の活性をなくす調理法が推奨されていました。
しかし研究により、このビタミンCを破壊するとされているアスコルビナーゼは、破壊するのではなく、酸化させる働きであることがわかりました。
つまりこの酸化の反応により、ビタミンCは還元型ビタミンから酸化型ビタミンに変わります。
人間の体では、酸化型ビタミンCも、還元型ビタミンCも、同じように働くということがわかってきたので、結論、きゅうりのビタミンCを破壊するというのは心配しなくても良いという結論になっているようです。
ですので、きゅうりをビタミンCを多く含む食材と一緒に摂取しても問題ないとされています。
きゅうりの食べ過ぎまとめ
きゅうりの食べ過ぎやビタミンCを破壊するという点についてまとめました。
きゅうりは食べ過ぎると、腹痛や下痢をおこす可能性もありますが、基本的に栄養成分に問題はないです。
ですが、食べ過ぎには注意しましょう。
また、きゅうりはビタミンCを破壊するということがいわれていましたが、きゅうりの酵素は還元型ビタミンCを酸化型ビタミンCにし、酸化型ビタミンCも体内でほぼ同じように働くので、問題ないとされています。
ですので安心して食べられます!
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