行者にんにくの栄養成分や、効果や効能がテーマです。
行者にんにくにはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。
また効果や効能など、行者にんにくについてまとめていきます。
行者にんにくの栄養成分
行者にんにくは、ネギの仲間です。
そして、種まきをしてから収穫までに何と4年もの歳月がかかるのです。
「行者が食べるにんにく」といわれるほど、北海道などでは高山でしか採れなかったといわれています。
そんな行者にんにくには、どのような栄養が含まれているのでしょうか。
食品成分表によると、行者にんにく100gあたりには以下のような栄養成分が含まれています。
エネルギー:34kcal
水分:88.8g
たんぱく質:3.5g
脂質:0.2g
炭水化物:6.6g
食物繊維:3.3g
βカロテン:2000μg
ビタミンK:320μg
葉酸:85μg
ビタミンC:59mg
行者にんにくは特に、βカロテンやビタミンKそして葉酸が豊富に含まれています。
そしてビタミンCも豊富に含まれています。
行者にんにくの効果や効能は?
行者にんにくには、様々な栄養が含まれていますが、どのような効果や効能があるのでしょうか。
抗酸化作用
行者ニンニクの効果や効能としては、βカロテンを多く含むので強い抗酸化作用があります。
強い抗酸化作用があるために、抗ガン作用や、老化防止の効果などがあります。
また、生活習慣病の予防にも効果があるので、動脈硬化や高血圧などにも効果があるとされています。
βカロテンは、体内でビタミンAとして働くので、皮膚の粘膜の健康を維持する働きもあり、風邪の予防などにも効果が期待できます。
また、抗酸化作用の効果のあるビタミンCも多く含んでいます。
骨を丈夫にする効果
行者ニンニクには、多くのビタミンKが含まれています。
ビタミンKは、骨へカルシウムを定着させる作用があります。ですので、骨を丈夫にしてくれます。
行者ニンニクには、多くのビタミンKが含まれており、その含有量は、野菜の中でも多いです。
ビタミンKの含有量は、大根の葉と同程度です。
アリシン
行者ニンニクには、にんにくよりもアリシンが多く含まれています。
にんにくの臭いには、アリシンという成分が関係しています。
そしてこのアリシンは、強い抗酸化作用があります。
ですので、がんの予防や、免疫力を高める効果があるとされています。
にんにくは、風邪予防に効果があるとされていますが、アリシンの殺菌効果によるものです。
風邪だけではなく、様々な菌、結核菌やブドウ球菌にも効果があるとされてます。
また、行者ニンニクは、滋養強壮や疲労回復の効果もありますが、これにもアリシンが関係しています。
アリシンは、糖代謝にかかわるビタミンB1の吸収を助ける効果があります。
ビタミンB1は、水溶性ですが、アリシンと結合することにより、アリチアミンという脂溶性の成分になることで、体の中に長時間とどまることができるようになり、エネルギーを発生させやすくなります。
また、血行促進や冷え性の改善の効果もあります。
ただ、これだけ多くの効能・効果が期待できる行者にんにくですが、にんにくと同じように食べ過ぎには注意が必要です。
行者にんにくの栄養効果まとめ
行者ニンニクの栄養や効果・効能についてまとめました。
行者ニンニクは、βカロテンなどのビタミン類も豊富ですし、そして、ニンニクの有効成分であるアリシンもにんにく以上に含まれています。
栽培するのに時間がかかるだけあって、効能や効果もすごいですね。
しかし、においはにんにく並みに強烈です。
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