白菜の栽培における病気や害虫がテーマです。
家庭菜園でも人気のある白菜ですが、野菜なのでもちろん病気にかかりやすいですし、害虫によって、作物にダメージが与えられることも。
そんな白菜の病気・害虫についてまとめていきます。
白菜の病気の対策をしよう!
家庭菜園でも人気のある白菜ですが、病気にかかるリスクもあります。
白菜がかかりやすい病気についてまとめていきます。
白菜の病気・軟腐病
軟腐病の症状としては、根や葉、茎などに暗褐色の斑点ができて、腐ってどろどろになってしまう病気です。
そして、症状が進行すると、腐った臭いもしてきます。
画像引用:http://www.sc-engei.co.jp/navi/byoki17.html
原因としては、細菌が原因となります。
そして悪天候や、管理作業の際に、白菜に傷をつけるとそこから細菌が感染し発病します。
また水はけの悪い土地や高温多湿の気候で発生しやすくなります。
一度軟腐病に感染すると薬剤を使用しないと治るのは難しくなります。
白菜の病気・尻腐病
尻腐病の症状としては、葉っぱに褐色の斑点ができ、その斑点が拡大し、黒色していきます。
そして水に染みたような軟化部分ができて、最終的にしおれて枯れてしまいます。
画像引用:http://yasaitosyokubutsubyoukitaisaku.com/byoukinosyurui/sirigusarebyou.html
原因としては、土壌中のカビが原因です。
一度発症すると、薬剤を使用しないと治療が難しいです。
また、予防としては土壌の見直しが一番です。
土壌酸度の改善を行い、水はけのよい環境にする必要があります。
白菜の病気・黒斑病
黒斑病の症状としては、葉に黒っぽい斑点ができて、進行すると、結球葉にまで黒斑ができるようになります。
画像引用:http://www.agro.jp/engei/section1/vegitable/hakusai.html
原因は、カビです。
秋口の栽培で、雨が多くなると発生しやすくなります。
対策としては、多湿の環境にならないよう、土壌の水はけをよくする、アブラナ科作物の連作を避けるようにします。
一度発生すると薬剤での治療が必要となります。
他に白菜がかかりやすい病気としては、
- モザイク病
- 白斑病
- 黄化病
- 根こぶ病
などがあげられます。
白菜の害虫の対策をしよう!
家庭菜園で白菜を栽培していると、害虫の対策も必要となってきます。
白菜の害虫で注意すべきなのは、モンシロチョウの幼虫などのアオムシ類、アブラムシ、コナガ、キスジノミハムシなどの害虫があげられます。
害虫はウイルスを媒介したり食害を起こすので注意が必要です。
基本的に害虫は見つけたら捕殺する、予防する必要があります。
苗をうえたらすっぽりと防虫ネットをかけてしまいます。
畑であれば、トンネル状にネットをしてしまいましょう。
土と土の間もしっかりと隙間がないようにネットをかけることで、成虫の侵入も防ぐことができます。
しかし防虫ネットでも防ぎきれないこともあるので、その場合は、殺虫剤をかけることも大切です。
薬剤でも天然のものを使用しているものや、食品成分を使用した殺虫剤もあるので、農薬は使わない!と決めるのではなく、そういったものを使用するとよいですね。
白菜の病気と害虫まとめ
白菜の病気や害虫の対策をテーマにまとめました。
病気の対策としては、水はけのよい土地にしておくことが大切です。
あらかじめ土壌の整備をしておきましょう。
病気になったら薬剤を使用した対策が必要となってきます。
こちらの記事もどうぞ
白菜の栽培において、種まきや植え付け時期・方法はどうする?