つるむらさきの臭いや味がテーマです。
つるむらさきは、独特の臭いや味が特徴的な野菜です。
そんなつるむらさきを食べやすくする方法等についてまとめていきます。
つるむらさきの味や臭いは
つるむらさきは、夏が旬の緑黄色野菜です。
花や茎、そして葉を食べることができる野菜ですが、主に葉と茎を食べます。
そんなつるむらさきは、近年スーパーでも販売されるようになり、1袋あたり10束程度198円程度で購入できます。
いまはあまり馴染みのない野菜である、つるむらさきですが、味や臭いはどうなのでしょうか。
つるむらさきの味の特徴
つるむらさきの葉は小松菜やほうれん草と近いですが、茎は比較的太く、春菊程度の太さがあります。
その味は、どちらかというと、ほうれん草に近いです。苦味はありません。ほうれん草よりも独特のクセがあります。
そしてモロヘイヤのように、噛むと独特の粘りがでてくるのが特徴です。
葉であれば生の状態でも食べることができますが、クセが強いのであまりお勧めはできません。茎は硬いです。
つるむらさきの臭いの特徴
つるむらさきは、味というよりも臭いが苦手という方の方が多いです。
つるむらさきは、茹でてお浸しにして食べられることが多いですが、土臭いような青臭いような独特の臭いがあります。
臭いが他の葉菜類よりも強いので、苦手な方が多いです。他の野菜を茹でるときとは違う、不快感を感じる方も。
茹でた直後ですと、特に臭いが強く感じますが、醤油などの調味料をかけて食べると、臭いは緩和されます。
ですので、このつるむらさきの臭いが苦手という方は、濃いめの調味料と一緒に調理するとマシになります。
つるむらさきを美味しく!臭いを抑える調理法
つるむらさきは独特の味、そして臭いが特徴的な野菜ですが、どうしても食べにくいという方もいるかと思います。
つるむらさきが食べにくいという方に、おすすめの調理法を紹介します!
つるむらさきの天ぷら
つるむらさきは、天ぷらにすることで、クセが緩和され、食べやすくなります。
天ぷら以外に、かき揚げもおすすめです。
- つるむらさきは、茎と葉を分けます。茎は3~4cm幅にカットしておくと食べやすいです。
- 天ぷら粉をまぶす、もしくは天ぷら衣(天ぷら粉1カップに対し、水200㏄)を用意し、つるむらさき全体をつけます。
- 160~170度の油で揚げます。
お好みで、めんつゆをかけてどうぞ。
外部サイトレシピを紹介します。
引用元:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1330004461/
つるむらさきのお浸し
つるむらさきの定番はお浸しです。
茹でるときに独特の臭いを感じるつるむらさきですが、醤油やかつおぶしをかけることで、臭いが和らぎ、ほうれん草のお浸しのように手軽に食べやすくなります。
- つるむらさきを茹でる際は、まず茎の根元を1㎝ほどカットしてから、葉と茎をわけて切ります。
- 鍋にお湯を沸かし、塩を少々いれてからまず茎を1分ほど茹で、さらに葉をいれて30秒ほど茹でます。
- ザルにあけて、冷水で冷まします。
- 水気を絞ったら3~4cm程度にカットし、さらに醤油、かつおぶしをまぶしたら、お浸しの完成です。
つるむらさきの汁物
つるむらさきは、味噌汁などの汁物にすると、独特のぬめりがとろみとなり、食べやすくなります。
- つるむらさきは、葉と茎をわけて、茎は3~4cmの幅に切っておきます。
- だし汁150㏄を用意し、そこにつるむらさきの茎、またお好みで油揚げや豆腐をいれます。
- 火が通ったら、つるむらさきの葉もいれます。
- 味噌大さじ1杯をいれて、沸騰直前に火をとめます。
つるっと食べられます。
つるむらさきの炒め物
炒め物は、少し独特の風味は残るものの、お浸しよりも食べやすいという方もいます。
お浸しは食べにくかったという方は、炒め物にしてみることをお勧めします。
- 茹でたつるむらさきは、4cm幅程度に切り、水気をよく切っておきます。
- フライパンにごま油を熱し、にんにく1かけを香りがでるまで炒め、そこに豚バラ200gをいれます。
- 豚肉に火が通ったら、つるむらさきをいれて、さらに醤油大さじ1、酒大さじ1、塩こしょうで味付けします。
外部サイトレシピを紹介します。
引用元:https://cookpad.com/recipe/1236775
調理法によっては、いつもよりも食べやすくなるかと思います!
つるむらさきよりほうれん草の方が栄養価は高め
緑黄色野菜は、1日120g以上摂取することが目標とされています。
つるむらさきは、ほうれん草やモロヘイヤと比較されることが多いですが、気になる栄養価はどうなのでしょうか。
全体的にみると、つるむらさきよりも、ほうれん草、そしてモロヘイヤの方が栄養価は高めです!
緑黄色野菜に多く含まれる、栄養成分を表で比較してみました。
つるむらさき | ほうれん草 | モロヘイヤ | |
βカロテン | 3400μg | 5400μg | 6600μg |
ビタミンE | 1.3mg | 2.6mg | 3.4mg |
葉酸 | 51μg | 110μg | 67μg |
カルシウム | 180mg | 69mg | 170mg |
鉄分 | 0.4mg | 0.9mg | 0.6mg |
※食品成分表-茹で100gあたりのデータ
つるむらさきは、ほうれん草、モロヘイヤと比較すると、栄養価は高いというわけではありません。
ですが、野菜の中では栄養価も高いといえます。
なので、栄養価が高いからつるむらさきを食べなくては、、と考えている方は、ほうれん草やモロヘイヤを食べることでも十分、栄養成分を補うことができます。
苦手なつるむらさきを無理に食べる必要はないです。
つるむらさきの味や臭いまとめ
つるむらさきの臭い、味についてまとめました。
つるむらさきには、独特の味と臭いがあり、苦手と感じる方もいます。
ですが、揚げる、茹でる、炒めるなどの調理法によって食べやすくなります。
ツルムラサキは苦手、という方はぜひお試しください。