つるむらさきの生食がテーマです。
つるむらさきは、生でも食べることができます。ですが、生だと食べにくいと感じることも。
そんなつるむらさきの生食についてまとめていきます。
つるむらさきは生でも食べられる
夏が旬のつるむらさきは、近年スーパーでもよく見かけるようになりました。
茎は春菊のように太く、そして葉がたくさんついているのが特徴です。
つるむらさきを食べたことがない方は、つるむらさきをどのように食べればよいか迷いますよね。
つるむらさきは、生のまま食べることができます。野菜なので、生食もOKです。
ただ、野菜の中では、ほうれん草や小松菜に近いです。
ですので、生ではかなり食べにくい野菜といえます。
生の状態では、とくに匂いはないのですが、かなりえぐみが強いです。ほうれん草よりもえぐみを感じるかもしれません。
野菜といえど、そこらへんに生えてる葉っぱをそのまま食べてる感覚です。
ただ、食べて噛むことで、独特のぬめりがでてきます。
また、つるむらさきの茎は太く固く、生の状態で食べるのは難しいです。
つるむらさきの強いえぐみの原因
つるむらさきには、ほうれん草と同じように【シュウ酸】が含まれています。
シュウ酸は、多くとりすぎると、尿路結石の原因にもなるといわれている成分です。またシュウ酸が含まれていると、食べたときに、歯に違和感を感じます。
ただ、シュウ酸は水溶性の成分であり、水につけたり、茹でることで含有量を少なくすることができます。
なので、シュウ酸を多く含む葉物野菜は、基本的に茹でて食べることが多いです。
また、つるむらさきにはシュウ酸以外にも、硝酸塩も含まれています。
これらの成分が、独特のえぐみを感じる原因となっています。
つるむらさきを生食で!おすすめの食べ方
つるむらさきを、そのまま洗って生食で!というのは、えぐみが強いのでなかなか難しいです。
ですが、一工夫することで、つるむらさきは生の状態でも食べやすくなります。
ただ、つるむらさきの茎は生の状態ではなかなか食べられないので、生食するのであれば、柔らかい葉の部分だけ食べるのがおすすめです。
必要なもの
- つるむらさき:1束
- ベーコン:2~3枚
- 油:小さじ1杯
- にんにくチューブ:少々
作り方
- まずはつるむらさきの茎と葉の部分を切り離します。包丁で切る、もしくは手で簡単に切り離せます。大きい葉は半分程度に切っておくと食べやすいです。
- 続いて、フライパンに油をしき、ベーコンに焼き色がつくまでじっくり炒めます。お好みでにんにくチューブをいれて一緒に炒めます。
- つるむらさきの葉をお皿にのせ、上からじっくり焼いたベーコンをのせれば完成です。
ベーコンと一緒に食べることで、生の状態のつるむらさきも食べやすくなります。
つるむらさきの生食の栄養価
野菜は、茹でることで水に溶けやすい栄養成分は流出してしまいます。
流出する成分は、【ビタミンC】【ビタミンB1】【ビタミンB2】【カリウム】などの成分です。
つるむらさきのビタミンB1、ビタミンB2の含有量は元から多くないので、ゆでることで含有量が激減してしまうわけではありません。
ですが、カリウムやビタミンCの含有量は半分~3/4程度の含有量になります。
つるむらさき(生) | つるむらさき(ゆで) | |
ビタミンC含有量 | 41mg | 18mg |
カリウム含有量 | 210mg | 150mg |
カリウムやビタミンC量は多少減りますが、つるむらさきにはカルシウムやβカロテンなどの栄養成分が茹でたとしても豊富に残ります。
つるむらさきは生で食べるより茹でた方が美味しい
つるむらさきを茹でることにより、多少栄養成分は流出しますが、茹でることでかさが減り、一度に多くの野菜を食べることができます。
また、つるむらさきに多く含まれている成分である、βカロテンやカルシウム含有量は茹でることでも減りません。
つるむらさきは、生食もできますが、茹でた方がえぐみが少なくなり、食べやすくなりますので、生食ではなく、茹でてから食べるのがおすすめです。
また、お浸しなどの和え物で残る独特の土臭さが苦手な方は、炒め物にして食べると、また違ったつるむらさきの食感を味わうこともできます。
つるむらさきの生食まとめ
つるむらさきの生食についてまとめました。
つるむらさきは、生の状態で食べることもできます。
ですが、生の状態ですと、えぐみがあるため食べにくいです。
茹でたとしても、つるむらさきの栄養成分である、カルシウムやβカロテンなどの栄養成分は流出しないので、生食ではなく、茹でて食べることがおすすめです。