うるいの生食がテーマです。
うるいは4~5月が旬の山菜ですが、生で食べる際、どのようなことに注意すべきでしょうか。またどのような食べ方が美味しいのでしょうか。
うるいの生食についてまとめていきます。
うるいは生で食べられる
うるいは、生で食べることができます。
山菜の中でも、ゆでずに生で食べることができるのは、山菜の中でも少ないです。というのも、うるいには【あく】が含まれていないためえぐみもなく美味しくいただけます。
うるいは生で食べることがあり、シャキシャキとした食感が特徴です。ですが、葉は、ちょっと苦味があります。
苦味といっても、小松菜のような苦味はありません。
一般に出回っているものは、栽培種ですので、生でも食べられるような柔らかい葉の状態で収穫されています。
ですが、自然に生えているような葉の緑色が濃いものは、苦味があるので葉は取り除き、白い茎の部分だけ食べるようにした方が美味しくいただけます。
うるいを生で食べるときの注意点
うるいを生で食べる際は、よく洗うことが大切です。
見た目は綺麗に見えるうるいでも、茎の間に細かい砂などが入っている可能性があるので、流水でよく洗いましょう。
また、食べる時期を逃し、購入してから時間がたったものは、生食ではなく加熱してから食べることをおすすめします。
うるいに毒はある?
うるいに毒は含まれていないので、食中毒の心配はありません。
うるいに毒があるのでは?と誤解されるのは、うるいに似た「バイケイソウ」という植物が原因です。バイケイソウとうるいは、見た目がかなり似ているのですが、葉の模様に違いがあり、バイケイソウの葉脈は平行ですが、うるいの場合は主脈があるのが特徴です。
プロトベラトリンなどのアルカロイド類を含んでいます。このアルカロイド類を間違って食べてしまうと、嘔吐や下痢、けいれんなどの症状がおこることがあります。
見分けるポイントはこちら
東京都健康安全研究センター
うるいの生での食べ方
うるいの生での食べ方のおすすめは、【うるいの酢味噌和え】です。
生でも、酢味噌につけると、食べやすくなります。またちょっと苦味のある葉も、酢味噌につけることで美味しくいただけます。
うるいの酢味噌和えの作り方
うるいの酢味噌和え必要なもの
- うるい1束
- 味噌:大さじ2杯
- 砂糖:大さじ1杯
- 酢:大さじ1杯
作り方
- まずは、うるいをよく洗い、根元を1cmほど切ったあと、食べやすい大きさに切ります。5㎝程度に切ります。
- ボウルに、味噌大さじ2杯、砂糖大さじ1杯、酢大さじ1杯をいれてよく混ぜます。
- お皿にうるいを盛り付け、さらに酢味噌をかけたら完成です。
お好みで、小葱を添えても美味しいです。
おかずとしてもおすすめですが、日本酒にもあいます!
その他、うるいとトマトをお皿に盛り付けたあとにドレッシングをかけて、サラダにしても。
マヨネーズや味噌と和えても美味しいです。
うるいを生で食べるおすすめレシピ
はちみつドレッシングで うるいと生ハムのサラダ
うるいは独特の苦みがありますが、はちみつ・生ハムと食べることで苦味が緩和されるだけでなく、ひきたててくれます。
見た目も華やかに。
鯛と舞茸のカルパッチョ うるいと新玉ねぎのサラダぞえ
引用元:https://snapdish.co/d/WTmHna
うるいのカルパッチョです。
鯛がメインですが、うるいと新玉ねぎ、トマトで彩も華やかになります。
うるいを長持ちさせる保存方法
うるいの賞味期限は、2~3日程度とされています。
うるいは保存しすぎて悪くなってくると、黒ずんできます。
- うるいはパックから取り外します。
- ラップで全体を包み、乾燥を防ぎます。
- 冷蔵室ではなく、野菜室で保存するようにします。
葉の緑色が濃くなると、苦味が強くなるので、購入するときには、なるべく葉の色が黄緑色のものを選ぶと、苦味も少ないです。
悪くなったうるいは、葉の部分は黄色っぽくなってきます。なるべく購入、収穫後は早めに。
うるいの生食まとめ
うるいの生食や保存方法をテーマにしてまとめました。
うるいは、生で食べることができます。ただ、葉には少し苦味があるので、苦手な方は、ゆでて食べることをお勧めします。
白い茎の部分はシャキシャキとした食感があり、ゆでるよりも生食の方が食感が良くなります。
ただ、うるいはあまり日持ちしないので、なるべく早く消費した方が良いです。