下処理

たらの芽の下処理・下ごしらえを写真で紹介!天ぷらまで

たらの芽の下処理・下ごしらえがテーマです。

たらの芽は旬の時期になると、店頭に並ぶようになりますが、調理したことがない方は、下処理に悩みますよね。

やってしまえば、意外と簡単にできてしまいます。

今回は、わかりにくいたらの芽の下処理を写真つきで紹介します。



たらの芽の下処理・下ごしらえ方法

たらの芽は、3~4月頃から店頭に並ぶようになります。

その時期になると、春の訪れを感じますね。

スーパーによっては売っていないところもありますが、たらの芽を見つけたらぜひ購入して天ぷらに挑戦していただきたいところ。

今回は、たらの芽の下処理の仕方を写真で簡単に紹介します。

  1. まず、たらの芽をよく洗います。特に天然ものは虫がいることもありますので、ボウルに水をためて、よく洗うようにします。
  2. たらの芽の根元の固い部分を包丁で切り落とします。
  3. そうすると、はかまが簡単に手で外せるようになるので、めくって取り除きます。
  4. はかまを取り除いたら、根元の固い部分をくるりと包丁で削ります。

ここで下処理は完了です。

さらに天ぷらにする場合、サイズが大きいたらの芽は火の通りが悪いので、根元に縦と横に十字に切込みをいれます。

パックにいれられて10個程度販売されているような、小さいサイズのタラの芽は、切込みをいれなくても、火が通りやすいので大丈夫です。

またたらの芽にとげがついている場合も、天ぷらにするのでしたら取り除かなくて大丈夫です。

下処理~天ぷらまで動画にしました。

たらの芽をお浸しにする場合の下処理

たらの芽を天ぷらにする場合は、これ以上の下処理は不要なのですが、お浸しなどにする場合は、さらに処理します。

たらの芽は、あくがあるので、そのまま食べると苦味を感じます。

天ぷらにすると、苦味は感じにくくなります。

たらの芽の下処理、あく抜きは以下の手順で行います。

  1. たらの芽の根元を切り落とし、はかまを取り除きます。
  2. 大きいサイズのものは、根元に十字に切込みをいれるか、半分にします。
  3. 鍋にお湯を沸かし、そこに塩を少々いれたあと、たらの芽をいれて、1分程度茹でます。
  4. 茹でたらすぐに冷水にしばらくさらしておき、粗熱をとります。長く水につけておくほど苦味はとれます。

たらの芽の粗熱がとれたら、水気を切って、醤油と和えてどうぞ!

たらの芽をお浸しにする場合は、沸騰したお湯で1分ほど茹でたあとに冷水にさらしてあく抜きをすること



天然のたらの芽は虫に注意

スーパーなどで販売されているたらの芽は、ハウス栽培されたものが多いので、虫は心配しなくて大丈夫です。

ですが春先に出回る天然のたらの芽は、山に自生しているたらの芽をとって収穫したものもあります。

そうすると、たらの芽に虫がついていることがあります。

アブラムシみたいな黒い小さな虫がはかまの中にいることがありますので、きちんと下処理してから調理した方が良いです。

  1. まず、根元の固い部分をとった後に、手ではかまを取り除きます。
  2. はかまをとった後に、水をいれたボウルにたらの芽を1時間以上つけておき、虫だしを行います。

こうすることで、見えなかった虫がでてきます。

さらに水でよく洗えば、天然もののたらの芽の処理は完了。

そのあと、天ぷらなどに調理できます。

なお、天然のきのこにも虫は多くついているので、虫だしは行うと良いです。天然のしいたけもかさに虫がよく潜んでいます。



下処理したたらの芽を天ぷらに

下処理したたらの芽を天ぷらにしていきます。

①まずは天ぷらの衣をつくります。たらの芽だけを天ぷらにする場合は、小麦粉大さじ2杯に水を大さじ1.5杯をいれて衣がつくれます。

たらの芽以外にも天ぷらにする場合は、卵黄に冷水160mlをいれて、よく混ぜます。

さらに、薄力粉1カップ分を目の細かいざるでふるいながら加えたあと、菜箸で軽く混ぜます。(だまが少し残る程度)

これで天ぷら衣の完成です。

②鍋に油をいれて、180度まで温度をあげます。

③油の温度があがってきたら、天ぷら衣にたらの芽をつけて、余分な衣を落としてから油の中にいれて揚げます。衣は薄くつけます。

④揚げ時間は1分ほどで十分です。たらの芽のサイズが大きい場合は、1分半程度揚げてください。

⑤皿にキッチンペーパーを敷いて、余分な油を切ります。バットがある方はバットでも。

たらの芽の天ぷらは、塩でいただく、もしくはめんつゆを薄めて天つゆにしても美味しくいただけます。

揚げたてが美味しいので、なるべく早めにどうぞ。

薄力粉ではなく、天ぷら粉を使用すると、さくっと揚がります。

たらの芽の下処理・下ごしらえ方法まとめ

たらの芽の下処理、下ごしらえの方法をテーマにまとめました。

たらの芽を天ぷらにする場合は、よく洗った後、根元の固い部分とはかまを取り除けば、下処理は大丈夫です。

ただ、お浸しにする場合は、あく抜きが必要ですし、天然もののたらの芽は、虫がついている可能性もあるので処理を加えた方が良いです。

たらの芽は、食物繊維やビタミンE、ビタミンK、銅なども豊富で栄養価も高いので、春の時期にぜひ挑戦してみてください。

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