ほうれん草は、スーパーだけではなく、コンビニでも購入できる身近な野菜です。
ほうれん草のお浸し、胡麻和え、炒め物など様々な料理に利用されています。
そんなほうれん草を調理するとき、1束と書いてあって「はて?」と思ったことはないでしょうか。
ほうれん草の1束とはどれくらいの量を指すのか紹介します!
ほうれん草の1束の重さはどれくらいなのか
ほうれん草の1束とは?
ほうれん草のレシピを見ていると、だいたい「1束」と記載があるかと思います。
ですが、実際1束というのは、どれくらいの量なのでしょうか。
1束というのは、スーパーで販売されている袋に入ったほうれん草の量を指します。
つまり、具体的にいうと、この状態のほうれん草を「1束」と表現するのです。
スーパーでは、10株で1束98円で販売されていました!
ほうれん草の1把とは?
ほうれん草は、1把として書かれることもあります。
この1把=1束のことです。
なので、料理のレシピに1把と書かれていても、1束のことだと思っていただければ問題ないです。
ほうれん草の1束の重さは200g
実際、ほうれん草の1束の重さを測ってみました。
1束で204gです。
ほうれん草1束あたりのカロリー
ほうれん草は100gあたり、20kcalなので、丸ごと食べても40kcalとかなり低カロリーです。
料理レシピで、1束と表示されていた場合、どれくらいの量だと考えると良いかというと、だいたい200~270gが目安です。
季節の関係で、かなり量の少ないほうれん草が販売されることがありますが、1束の目安は200g以上になりますので、あまりに少ない場合は、2束分購入してから調理すると良いです!
10株ほど入っている袋であれば、問題ありません。
太いものだと、6~7株を目安にしてください。
ほうれん草1束あたりの株数
ほうれん草1束の目安は、約10株です。
1株あたりのサイズが大きいものは、6~7株程度で1束として販売されているものもありますが、一般的なサイズ(20g)のものであれば、10株前後で1束として販売されているものが多いです。
ほうれん草1株あたりの重さは?
ほうれん草1束が、1袋分になりますので、1株というのは、1つの根からなる塊になります。
1束に入っていたほうれん草1株分がこちらです。
茎4本に対して、葉が5枚ほどついていて、重量は21gです。
つまり、ほうれん草1株あたりのカロリーは、5kcalほどになります。
ほうれん草を1株だけ使うというレシピは、あまりないかもしれませんが、目安として、ほうれん草を1株あたり20~40gを目安にしてください。
茎が太いほうれん草は、40gほどのサイズになることもありますが、一般的に20gくらいを目安に料理に活かしてください。
ほうれん草はゆでると重さが減る!
ほうれん草は一般に茹でて調理することが多い野菜です。
1束あたりは200gであったほうれん草ですが、実際ゆでると重さが変わります。
茹でたほうれん草をレシピに使用する場合は、注意してください。
ゆでたほうれん草1束あたりの重さ
ほうれん草の茹で方には様々な調理法があります。
今回は根元を切らずに、そのまま沸騰したお湯で1分ほど茹でてみました。
そのあと、冷水で冷まして、ざるにあけて水気を切ります。
水気を軽く切っただけのほうれん草1束あたりの重さは、187gでした。
水気を吸っているのにかかわらず、ほうれん草の重量は減ります。
これは、野菜にそもそも含まれている水分が流出したことが考えられます。
ただ茹でたことで、水気が多くなりますので、ほうれん草は、かなり強めに絞らないと水気がかなりあって、調理しても水っぽくて美味しくありません。
水っぽさをなくすためには、、一度ほうれん草を、1株ずつとって絞るか、5cm程度に切ってから、軽く絞って水気を切ります。
5cmずつ切って水切りした重量はこれくらいになりました。
※根元は廃棄分としてカット済みです。(20g)
1束で130gです。(根元ありで150g)
根元は切りましたが、200g程度のほうれん草は茹でることで、3/4程度の重量になります!
茹でたほうれん草1株あたりの重量
ほうれん草1株は20g程度です。
ゆでることで、1株あたりの重量も変化し13g程度になります。
1株自体の重量も減少しますので、料理の際は注意してください。
ほうれん草の胡麻和えなど、意外と茹でることで体積が小さくなります!
お浸しや胡麻和えなど、1束200gで2人前と計算して調理すると良いですね。
・ほうれん草1束 200~270g
・1束=1把
・ほうれん草1株 20~40g
・茹でたほうれんほうれん草1束 130~150g
ほうれん草1束あたりの栄養
では、ほうれん草1束あたりの栄養はどれくらいになるでしょうか。
野菜は茹でることで、栄養成分が流出するので、茹でる前と茹でる後では、栄養が異なります。
ほうれん草の栄養1束(茹でる前200gあたり)
カロリー | 40kcal |
糖質 | 0.6g |
鉄分 | 4.0mg |
βカロテン | 8400μg |
ビタミンE | 4.2mg |
葉酸 | 420μg |
あくが強く生で食べるのは、サラダほうれん草くらいだと思いますが、茹でる前のほうれん草にはこれだけの栄養が含まれています。
鉄分や葉酸が豊富で、女性は摂取した方が良い栄養素がたくさん含まれています。
ほうれん草の栄養1束(茹でた後130gあたり)
1束のほうれん草をゆでた後の栄養成分です。
カロリー | 33kcal |
糖質 | 0.5g |
鉄分 | 1.2mg |
βカロテン | 7020μg |
ビタミンE | 3.4mg |
葉酸 | 143μg |
茹でることで、栄養成分は流出しますが、それでも栄養価は高いといえます。
鉄分
ゆでたほうれん草1束にも1.2mgと多くの鉄分が含まれています。
鉄分は貧血予防にもなりますし、女性は積極的に摂取したい成分です。
成人女性の1日の摂取目標量は10.5mgとかなり多いので、ほうれん草以外にもレバーなどの動物性の鉄分を摂取することがオススメです。
βカロテン
βカロテンは、抗酸化作用が強く、がんを予防する働きがあるとされる他、体の中でビタミンAとして作用し、皮膚や粘膜の健康維持にもつながる大切な栄養素です。
ほうれん草には、βカロテンが豊富に含まれていますが、摂りすぎても問題ありません。
ビタミンE
ビタミンEは、抗酸化作用が強く、体の酸化を防いで体を守る働きがあります。
動脈硬化などの生活習慣病の予防、老化の予防にも効果があるとされています。
1日の摂取目安量は成人女性で5.5mgですが、ゆでたほうれん草1束で3.4mgも摂取することができます。
葉酸
葉酸は、ビタミンB12とともに血液をつくる働きがあり、不足すると巨赤芽球性貧血が見られることがあります。
また胎児の神経管の発育に関わる成分なので、妊娠している女性は、葉酸の1日の摂取目標量は480μgです。
妊娠していない女性でも、240μgが1日の摂取目標量です。
ほうれん草1束でも、足りないくらいなので、その他緑黄色野菜として小松菜やモロヘイヤ、ブロッコリーなども摂取するのがオススメです。
またほうれん草には、「シュウ酸」という、尿路結石の原因ともされる成分が含まれていますが、茹でてあく抜きすることにより、シュウ酸の大部分を減らすことができます。
ですので、ほうれん草はあく抜きしてから調理しましょう。
炒めものにするときも、水につけてあく抜きしてから調理すると良いですよ!
・鉄分
・βカロテン
・葉酸
・ビタミンE
ほうれん草の一束の重さまとめ
ほうれん草1束の重さは200g~270g程度です。
目安として1束あたり10株程度含まれています。
1株の重さは20gが目安です。
ほうれん草は、あく抜きとして茹でて食べることが多く、茹でることで3/4程度の重量に変化します。
1束ですと、かなり量が多く感じますが、実際茹でるとほうれん草の水分が流出し、小さくなります。