しそのプランター栽培がテーマです。
初夏にあると重宝な「しそ」がプランターで手軽に育てられたら便利ですよね。
採りたては香りも格別で、使いたい分だけ収穫できるのも魅力です。
しそのプランター栽培についてまとめていきたいと思います。
しそをプランターで育てる方法!
しそは、数枚入りでスーパーで購入することができます。
しそ巻きにしたり、天ぷらにしたりと様々な料理に活かせる「しそ」ですが、スーパーで購入するという方も多いかと思います。
そんなしそは、買うのではなく、自分で栽培することが可能です!
しかもプランターという省スペースで育てることができるので、畑がない場合でも、ベランダなどで栽培することができます。
しそのプランターでの栽培方法を種まきから紹介していきます!
しその種まきの準備
しそには青紫蘇と赤しそがあります。
青しそはスーパーで売られている「大葉」と呼ばれているものです。
青しその葉の部分と他の部分(しその実や穂紫蘇など)を市場に出荷する際区別するために、葉の部分を大葉(大きな葉っぱ)と呼ぶようになりました。
赤しそは梅干などの漬物に使われていますね。
あの赤色はアントシアニン色素によるものです。
通常生のままでは使われませんが、乾燥させた「ゆかり」などでよく知られています。
しその種まきの時期は以下のようになります。
平暖地:3月下旬~4月下旬
寒冷地:5月上旬~6月中旬
発芽適温: 20℃~25℃
発芽日数: 5日~2週間
この時期に植えられるように準備しましょう。
しその種は植える前の日に一晩、水につけておきます。
普通にまいても発芽しますが、一晩水につけると発芽率がよくなります。
しその種はとても小さいので、袋から出す時は気をつけてくださいね。
しその栽培で準備するもの
ホームセンターの園芸コーナーなどで、一通りのものは揃えることができます。
また最近でな100均などでも、かわいい園芸用品が売っているのでちょっとした小物などを加えるのもおすすめです。
しそ栽培で用意するプランター
プランターの大きさは置くスペースを考えて用意しましょう。
プランターの大きさは20~40cm程度のものを選ぶとよいです。
プランターに書いてある数値は650型でしたら長い方の長さが650㎜という意味で約12ℓの用土が入ります。
つまり200~400型のプランターを選ぶと良いです。
浅すぎるとしその根がはれず、大きく育たない場合もありますので、プランターの底の部分を確認しましょう。
穴のあいているタイプや、底面にネットが付属しているものなどいろいろなタイプがあります。
またできれば、ネット状の中敷きが付属しているものがおすすめです。
しそ栽培で用意する野菜培養土
ホームセンターなどに売っている、肥料入りの家庭菜園用の培養土を用意します。
野菜培養土には野菜に必要な栄養素があらかじめ含まれています。
また、植え付けする時に元肥を配合する手間が省けて手軽に使う事ができます。
鉢底石
底の部分に鉢底石を入れると、ゴロゴロしている石の隙間から空気の入れ換えができ、根腐れしにくくなります。
又、水はけもよくなるというメリットがあります。
穴だけのものには、鉢底ネットをひいてから鉢底石をいれます。
鉢底石をキッチンの排水口用のネット袋にいれてから、プランターの底に並べていきます。
こうすると、しその栽培が終わったあとの処理が簡単です。
石はプランターの底が見えない程度に薄く敷きます。
厚くすると土の入る量が減ってしまうので気をつけてください。
しその種まき
準備ができたらいよいよ種まきです。
土を入れてから移動すると、重くて大変なので、種まきをする前にプランターを置く位置を決めておきましょう。
- プランターに鉢底石をいれたら、野菜培養土をいれます。プランターの上淵から3cm~5cm程度は水やりをした時の水があふれないスペースを残しておきます。(ウォータースペース)
- 一度、土入れたらプランターを持ち上げて軽くトントン地面におとします。こうすると土の中の空気が抜けるので、もう一度土をいれます。
- 荒くで大丈夫なのでバラバラと種を蒔くか、2筋の筋蒔きにします。種をまいたら、しそは光を好むので上からうすく土をかけます。(種がみえても大丈夫です)
- 瓶のふたや手などで、上から軽く押さえて土と密着させます。その後水をたっぷりあげます。
しその間引きと定植
しその芽がでてきたら少しずつ間引きをしていきます。
本葉が出てきたら混み合っているところを間引きし、その後も2回程度間引きをして、本葉が4~6枚になった頃1本立ちにして、株と株の間を10cm~15cmになるように調整します。
間引きしたしそは、芽しそとして薬味にしたり、おにぎりにいれたりと美味しくいただけます。
しその摘芯
背丈が30cmぐらいになったら、茎の頂点をつみとります。
こうすると脇芽が伸び、柔らかいしその葉が新たにふえて、たくさんのしそを収穫する事ができます。
しその肥料
植えつけてからしばらくは、元肥が効いているので追肥の心配はいりません。
植えつけてから2週間以上たったら、2週間に一度 化肥料を株元に与えるか、液肥を1~2週間に一度与えます。
肥料切れもよくないのですが、多すぎると害虫がつきやすくなったり根が肥料で焼けて傷んでしまうので、しその葉の状態をみてから肥料を与えるようにしましょう。
しその栽培で注意すること
しそは暑さに強い植物ですが、コンクリートなどの照り返しで用土が高温になってしまうと蒸れたり、根が傷んだりしてしまいます。
ベランダなどで栽培する時は、直接おくことはさけ、レンガやすのこなどの上に置くようにしましょう。
そうすることで風通しもよくなります。
又日当たりのよい場所を好みますが、日にあたりすぎると、葉自体が厚く硬くなり、香りも弱くなってしまいます。
なので半日陰程度の場所で育てると、葉も柔らかく、香りのよいしそに育ちます。
しそのプランター栽培まとめ
しそのプランター栽培についてまとめました。
しそには抗酸化作用があり、食欲増進作用もあります。
暑い夏にはあの独特のさわやかな香りが清涼感をもたらしてくれます。
そんなしそが手軽に自分で栽培できたら素敵ですね。
ぜひ、チャレンジしてみてください。