もやしの栽培方法がテーマです。
もやしはおなじみの野菜ですが、家庭で育てることができます。
また工場ではどのようにもやしが作られるのでしょうか。
もやしについてまとめていきます。
もやしの栽培方法は?
もやしは、1袋あたりの値段が安いので、家庭の味方ともいえる野菜です。
値段が安いうえに、1年中購入できるので、様々な料理にも使用されている野菜です。
そんなもやしは、実は家庭で栽培することができます!
もやしには主に
- 緑豆もやし
- 大豆もやし
- ブラックマッペ(黒豆もやし)
の3種類がありますが、今回栽培したのは大豆もやしです。
ブラックマッペは販売されている量も少ないですが、最近販売しているお店も増えてきました。
多く販売されているのは、緑豆もやしかと思います。
大豆もやしは、大豆がついているもやしであり、緑豆もやしと比較すると、値段は少し高いです。
ですが、大豆が原料となっている分、緑豆モヤシ・ブラックマッペと比較しても栄養価が高いといえます。
タンパク質も豊富に含まれています。
今回は、大豆もやしの中でも姫大豆というものを栽培してみました。
そして、大豆もやしをはじめ、もやし類は瓶&ガーゼで栽培ができるのですが、いつも水耕栽培で使用しているキットを使用しています。
もやし以外にも、ブロッコリースプラウトやかいわれ大根などもこちらで栽培できるので便利でした。
では、実際に栽培した手順を紹介します。
もやしの栽培手順
今回は、大豆もやしの栽培方法を紹介します。
大豆もやしは、1週間ほどで収穫可能となっております。
もやしの栽培に必要なもの
- もやしの種
- もやしの栽培容器
これ以外は肥料なども必要ありません。
もやしの栽培1日目
まずは、もやしの種子を一昼夜、水に漬けておきます。
軽くかきまぜてみて、浮いてくる種があったら、こちらは取り除いておきます。
もやしの種は水を吸うと、膨れるので、一度にあまり多くの量は栽培しないようにしましょう。
もやしの栽培2日目
一昼夜水につけていたもやしの種子は、こんな感じになります。
丸かったもやしの種ですが、水を吸って、膨張したのがわかります。
水につけておいたら、今度は、水を切ります。
この栽培キットは、水切り用のもののもついているので便利です。
2日目で暗闇におく
では、ここからもやしの栽培環境を変えます。
もやしは、光に当てるのではなく、暗所で栽培されています。
だからあんなに白いんですね。
というわけで、家庭でもやしを栽培するときも、もやしに光が当たらないようにします。
栽培期間中は、昼間だけでなく、夜も部屋の光が当たらないように、段ボールなどにキットをいれて、暗所をつくります。
念のため、上からアルミホイルをかけていました。
水はいれません。
ちなみに私が栽培したのは春だったので、暖かく部屋の温度は、20℃程度ありました。
冬でも栽培可能ですが、栽培適温は 20~25℃ です。
もやしの栽培3日目
3日目の朝、大豆もやしからは、もう芽がでていました。
3日~の手入れ方は、毎日数回、もやしを水でやさしく洗い、さらに水切りをします。
水切り後は、同じように段ボールなどでつくった暗所にいれて、栽培します。
夜にはさらに芽が伸びていました。
もやしの成長は早い!
もやしの栽培4日目
もやしから白い芽が伸びています。
同じように水洗いをして、そのまま暗所で栽培を続けます。
もやしの栽培5日目
もやしの芽はこんなに成長しました。
ここまでくると、もう遅いのですが、このまま下にぐんぐん根を張っていくので、少し芽がでた段階で、もやしの位置を整えておくと、きれいに栽培できます!
もやしの栽培6日目
根がのびてきて、もやしらしくなってきました。
芽から茎への部分は、栄養があるのか色が紫っぽい感じです。
もやしの栽培7日目
1日でここまでもやしが成長。
成長しているものは、かなり伸びていますが、成長には少しバラツキがあります。
もやしの栽培8日目
栽培キットを超えて、もやしが成長しました。
ここまでくると収穫時期となります。
発芽率は、85%と高いのですが、芽の成長が思うようにいかなかったもやしもあります。
実際、収穫できるのは、種まきから2/3程度の量でした!!
もやしの収穫
もやしの収穫における理想サイズは5cm~です。
成長にばらつきがありましたが、よく成長したものは、10cmほどの長さにまで成長しました。
姫大豆のもやしは、一般的にお店で販売されている豆と比べて緑色です。
このとき、種の皮がついているものは取り除くようにします。
発芽率は高いのですが、うまく成長しなかったもやしも。。
成長したもやしは、味噌汁にいれておいしくいただきました。
収穫したもやしは、なるべくお早めにお召し上がりください。
私は、味噌汁にいれて食べましたが、一般に販売されているもやしと同じように、炒め物にもすることができます。
ただ、自家栽培で育ったものは茎の部分が細かったので、ナムルなどのシャキシャキ感も欲しい料理には、あまり向かないという印象でした。
※もやしは、生食向きではないので、自家栽培する場合も、 必ず加熱してからお召し上がりください!
もやしの栽培手順(瓶での栽培方法)
私は、栽培キットでもやしを栽培しましたが、瓶とガーゼがあれば、もやしを栽培することができます。
もやしの瓶&ガーゼでの栽培方法を紹介します。
- まずは、消毒した瓶を用意し、そこにもやしの種子をいれて、一昼夜水につけておきます。このとき、同様に浮いてくるようなもやしの種子は取り除いてしまいます。水を吸ってもやしの種が大きくなるので、あまりギュウギュウに栽培しないようにします。
- 一昼夜経過すると、もやしの種子が水を吸って膨らんでいます。
- 瓶の口は、ガーゼやネットなどをかぶせ、さらに輪ゴムなどで留めておきます。もやしの水は切っておきます。
- 暗所に置きます。もやしは、暗所栽培するものですので、段ボールなどにいれるか、アルミホイルなどを瓶の周りにまきつけ、もやしに光が当たらないように、調整するようにします。
- 1週間くらいで栽培可能になりますが、暗所に置いている間も、毎日数回水をいれて瓶の中を振り洗いし、最後に必ず水切りを行うようにします。こうすることで、もやしの芽が成長して、1週間くらいで収穫できるようになります。
- ぬめりがでてしまうので、なるべくもやしは、こまめに水洗いをしておくと良いです!
5cm以上の長さになったら、収穫時期となりますので収穫し、加熱処理してお召し上がりください。
もやしの育て方を間違えるとこうなる!
もやしは「暗所栽培」が基本です。
光にあててしまうと、もやしにならないので注意が必要です。
暗所栽培ではなく、光にあてて栽培してしまったもやしがあるので、紹介します!
もやしの栽培失敗4日目
もやしの栽培失敗5日目
もやしの栽培失敗6日目
もやしの栽培失敗7日目
もやしの栽培失敗8日目
もやしの栽培失敗9日目
完全に緑化しました。
もやしは、本来白いのですが、他の野菜と同じように光を当てて栽培すると、茎の部分が緑化します。
さらに栽培を続けると・・・
もう食べる野菜ではなく、観賞用植物になりました。
ここまでくるとさすがに食べられないので、もやしを自家栽培したいと考えている方は注意してください。
一般に、ブロッコリースプラウトやかいわれ大根などのスプラウトの場合は、光に当てて栽培しますが、もやしの場合は光に当てないで栽培します。
もやしの栽培を自由研究に!
子供の夏休みの宿題では、自由研究があるところも多いですよね。
私も子供のときは、題材に悩みました。
そんな自由研究ですが、もやしの栽培も題材になります。
- 水をいれたままだとどう育つのか
- 温度が低い条件だとどうなるのか
- 日光に当てて栽培するとどうなるのか
など、栽培条件を変えて、どのようにして栽培すると一番良いのか、を比べてみてはいかがでしょうか。
もやし同様に、かいわれ大根やブロッコリースプラウトなども、自由研究の題材になりますので、おススメです!
かいわれ大根の栽培に関してはこちらもどうぞ
かいわれ大根の育て方!再生栽培も可能?自由研究の強い味方に!
どのスプラウトも1週間~10日程度で栽培可能ですので、新学期が始まる、ぎりぎりの時期に始めてもなんとかなります。
もやしの栽培方法まとめ
もやしの栽培方法をテーマにしてまとめました。
もやしは、種子を手にいれれば、お家で育てることもできます。
自由研究のネタにもなります!
種子は、ホームセンターやネットで販売されています。