今日は、くわいをおせちにいれる意味やレシピをテーマにしていきたいと思います^^
くわいをおせちにするのは何故でしょうか。
またおせちにいれるレシピはどうすれば良いでしょうか。
くわいについてまとめていきます。
くわいをおせちにいれる意味は?
12月下旬になるとくわいがスーパーの店頭で
販売されるようになります。
この時期に主に流通される野菜であり、
1年中置いてあるわけではないです。
そんなくわいは、見たことがなかったり
調理したことがないという方も多いと思います。
そもそもくわいというのは「野菜」であり、
オモダカ科オモダカ属 という、水生植物に
分類されます。
オモダカという植物は水田や用水路に自生する植物で、
先端に丸い球根をつくるのが特徴です。
球根を食用に改良したものがくわいです。
なので、くわいはオモダカ属に分るされています。
そして主に収穫時期は11~12月とされており、
くわいをお正月のおせちにいれるため栽培時期の
調整がされています。
くわいをおせちにいれる理由は
「縁起物」 だからですが、
主に2通りの解釈があります。
1・「芽(目)が出る」という解釈
くわいにはにょきっと芽がでているという特徴
がありますが、
芽がでる→出世するという解釈から
くわいをおせちにいれるという意味があるようです。
2・「芽出たい」という解釈
くわいには芽がでていますが、
芽がでているので、芽出たい→→おめでたい
という解釈となり
くわいをおせちにいれるという意味もあるようです。
いずれの意味も、
くわいの芽がでている特徴が
縁起物として解釈されています。
なので、ご家庭でおせち料理にする際は、
この芽の部分はすべて切り取らず、
芽も残して調理する ようにします。
おせちにいれるどの食材にも、
いれる意味というのがありますが、
くわいにもきちんとした理由があったのです。
くわいのレシピや切り方とは?
おせちを購入したことがある方は、
くわいがおせちに入っていることもあるかと思います。
普段調理済みのくわいを見た方は、
加工されていないくわいを見ると、
ギャップに驚くかもしれません・・・
含め煮は皮が剥いてあって、綺麗な色をしていますが、
加工前のくわいは、皮が青い色をしていて、
どう調理するのが正解なの?
と思うかもしれません。
今回は、くわいを下ごしらえ→切る→含め煮
の調理までを解説していきたいと思います。
くわいの下ごしらえ・切り方
くわいの皮の色は青い色をしていますが、
おせち料理の煮物にする場合は、
この皮の色は取り除いてしまいます。
1・くわいは、よく洗って水気を拭きます。
2.そのあとくわいの皮を剥いていきます。
くわいの皮は六方剥きといって、
お尻の方から見ると六角形になるように
剥きます。
まずはおしりの硬い部分を包丁で切り、
そのあと芽に向かって皮を剥いたら、
反対側も平行に剥きます。
これを繰り返し、6面剥くようにします。
3・くわいの芽は食べやすいように
1.5~2cmほど残してあとは切り取ります。
縁起物とされる芽ですが、
意外と柔らかくてうっかり切り落として
しまうこともあるので、芽の近くは慎重に扱ってください。
皮を剥いたくわいは水に放っておきます。
くわいの切り方としては、
六方剥き・松笠・鈴が多いですが、
家庭でつくる場合は、簡単な六方剥きが多いです。
4・続いて、鍋に米のとぎ汁をいれて、
皮を剥いたくわいをいれて、
火にかけます。
沸騰したら 15~20分 ほど加熱し、
流水で洗ったら下ごしらえの完成です。
松笠くわい
一般的には六方剥きにすることが
多いですが、松ぼっくりのような形に切る
方法もあります。
手間はかかりますが、
少し豪華な見た目になります。
方法としては、
六方剥きしたくわいを用意し、
そこにV字に切込みをいれていきます。
1つV字の切込みをいれたら、
次の角には切込みはいれず、
ひとつ飛ばした角に切込みをいれます。
少し位置を下げて切込みをいれる場所は、
先ほどいれた角ではないところにします。
そうすることで、
切込みが交互になり、松ぼっくりのような
切込みとなります。
くわいの大きさにもよりますが、
だいたい1つの角に対し
3~4個くらいV字に切込みをいれてください。
少し面倒ですが、おせちにもふさわしい
切り方です。
くわいの含め煮のレシピ
くわいの下処理が完成したら
実際にくわいの含め煮をつくります。
~必要なもの~
くわい:6個
だし汁:1カップ
醤油:大さじ2杯
砂糖:大さじ1杯
みりん:大さじ1杯
酒:大さじ1/2
1・上記のようにくわいの下処理を行います。
続いて、鍋にだし汁を用意し、
醤油、砂糖、みりん、酒をいれ、
くわいをいれて火にかけます。
煮だったら弱火にし、
落し蓋(紙ぶた)をして、さらに 20~30分 ほど煮詰めます。
2・煮汁が少なくなったら火を止めて、そのまま冷まします。
汁気が多い場合は、そのまま加熱時間を増やしてください。
味が染み込んだらくわいの含め煮の
完成です。
ホクホクとした栗のような食感ですが、
苦味があるのが特徴です。
苦味があるのですが、
この苦味が好きという方が結構いますよ!
その他外部サイトですが、
くわいの含め煮の人気レシピを紹介します。
くわいの含め煮
レシピ
引用元:https://cookpad.com/recipe/123310
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くわいの含め煮
レシピ
引用元:https://cookpad.com/recipe/2066856
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野菜としてのくわいとは?
くわいの種類で主に出回っているのは
青くわいです。
その他には
・白くわい
・吹田くわい
などが主に栽培されています。
種類によって多少味が変わります。
「青くわい」 は多く流通している種類で、
肉質が柔らかくて、ホクホクした食感です。
日本での産地といえば、
広島・埼玉があげられますが、
どちらも青くわいの栽培が盛んです。
「白くわい」 は、中国での消費が多い種類であり、
シャキシャキした食感です。
青くわいよりはやや味が劣ります。
「吹田くわい」 は、大阪の吹田市周辺で栽培されている
種類です。
吹田くわいは、小型ですが苦味が少なく
口当たりも良いため、
味が良いとされている品種です。
青くわいの流通量が多く、スーパーで販売されているものは
青くわいが多いですが、
他の種類も見つけた際は、
味わってみてください。
広島県産くわい
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まとめ
今回は、くわいをおせちにいれる意味をテーマにして
まとめてみました。
くわいは、芽の部分がでているので、
芽でたいや芽が出るといった意味で
縁起物とされています。
お正月の時期を過ぎるとなかなか食べられることはないですが、
煮物以外には、くわいチップスや素揚げにしても
食べられています。
★こちらの記事もどうぞ
くわいの調理法・食べ方とは?揚げ物も