今日は、松茸のシーズンをテーマにしていきたいと思います^^
松茸のシーズンはいつなのでしょうか。
また松茸の旬の時期はいつごろなのでしょうか。
松茸についてまとめていきます。
松茸のシーズン!旬の時期はいつごろ?
松茸といえば、秋の味覚を堪能できる高級食材であると
いえます。
松茸は、アカマツやクロマツに自生するきのこですが、
しめじやしいたけなど、様々なきのこが販売されている中、
松茸だけは限られた時期にしか販売されていません。
というのも、松茸は人工栽培が難しいので、
天然ものしか流通していないからなんですね。
国産のものの流通も少ない松茸ですが、
旬の時期はいつぐらいでしょうか。
基本的に旬の時期は、9~11月 です。
出回るのは9月からですが、9月の出始めの時期は
かなり高いですね。
東京中央卸売市場のデータをもとにすると、
1年間の流通量は以下のようになります。
取扱量(kg) | |
5月 | 3 |
6月 | 133 |
7月 | 11313 |
8月 | 21378 |
9月 | 28257 |
10月 | 63807 |
11月 | 16573 |
12月 | 1652 |
平成28年度
東京卸売市場の産地別取扱実績(まつたけ)
引用元:http://www.shijou.metro.tokyo.jp/
このようになっています。
なので、5月ごろから少しは流通している松茸ですが、
ピークは9~10月です。
取扱量でみると、
8月の方が11月のものよりも流通量は多いといえます。
なお、最も流通量が多いのは、
中国 です。
東京卸売市場のデータでは、県別では岩手県が最も
流通量が多くなっています。
生産量は長野県がトップですが、
収穫時期はそれぞれ異なります。
主な都道府県の生産量は以下のようになっています。
都道府県 | 生産量(t) | |
1位 | 長野 | 42.5 |
2位 | 岩手 | 20.7 |
3位 | 岡山県 | 1.9 |
4位 | 石川 | 0.8 |
和歌山 | 0.8 | |
6位 | 宮城 | 0.6 |
山形 | 0.6 | |
8位 | 奈良 | 0.4 |
9位 | 京都 | 0.2 |
兵庫 | 0.2 | |
鳥取 | 0.2 |
※平成28年度生産量データ
林野庁
引用元:http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001191364
このように長野県がトップです。
トップ3の収穫時期の目安は以下のようになります。
長野:9月下旬~10月中旬
岩手:9月中旬~10月上旬
岡山:10月上旬~11月上旬
このように収穫時期にはズレがあります。
野菜は暖かい地域から寒い地域に向かって、
収穫時期が推移していくという特徴があります。
ですが、きのこの場合は収穫の目安は
北上ではなく、南下していくイメージになります。
というのも、松茸ができる環境は、
湿度も重要ですが、温度も重要です。
温度帯は 19℃以下 とされており、
寒い環境ですよね。
なので、東北の方の山の方は松茸ができる時期が早く、
長野や岡山は、寒くなる時期が遅いので、
それゆえ収穫時期も遅くなっていくというわけです。
海外の松茸の旬の時期はいつ頃?
松茸は日本のものも流通してはいますが、
やはり海外のものの方が流通量は多いといえます。
日本は9~11月ごろからスーパーで松茸を目にする
機会が増えるかと思いますが、
そのほとんどが海外ものです。
特に出初めは中国産、アメリカ産、カナダ産などのものが
多く流通します。
海外のものも、国産のもの同様、
出回る時期が変わってきます。
なお、海外のものの輸入量のランキングは以下のように
なっています。
都道府県・国 | 輸入量(t) | |
1位 | 中国 | 646 |
2位 | カナダ | 184 |
3位 | アメリカ | 126 |
4位 | 韓国 | 9 |
5位 | メキシコ | 8.6 |
6位 | トルコ | 3.2 |
7位 | ブータン | 2.7 |
平成28年度松茸の輸入量
農林水産省統計データ 農林水産物輸出入統計
引用元:http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
このようになっています。
この表をみると、いかに中国からの輸入量が多いかというのが
よくわかるかと思います。
日本の松茸の流通量は約98%が海外のものですが、
そのうちの約65%は中国産のものになります。
海外のものでも、様々な国から輸入していますが、
出回る旬の時期は、国によっても異なります。
中国: 9月
アメリカ・カナダ産: 10月
韓国産: 10月
トルコ・モロッコ: 11月
国産のものと同じように国によって旬の時期は
変わってきます。
その他、稀にフィンランドやスウェーデンなどの産地のものも
出回ることがありますが、
北欧のものは早い時期から出回ります。
ものによっては8月下旬から出回るものも。
中国は旬のピークが9月となっていますが、
それでも8~11月の時期は、日本への輸出量はかなり多いといえます。
松茸の味は?
松茸といえば、有名なことわざ
「匂いまつたけ、味しめじ」
というものがありますよね。
幼少期は、味がしめじってことは対して価値のないものだと
勝手に思い込んでいましたが、
このしめじは
ぶなしめじではなく、天然の 本しめじ ですので、
十分美味しいのです。
きのこの中で匂いが格別なのが松茸で、
味が格別なのは、本しめじという意味です。
とはいえ、松茸の味に関しては賛否両論であるといえます。
松茸は香りがとても良く、
深い旨みが特徴的です。
旨味成分といえばグルタミン酸 ですが、
松茸にももちろんこの成分が含まれています。
きのこ類のグルタミン酸の成分を比較すると
このようになります。
グルタミン酸(mg) | |
しいたけ | 440 |
ぶなしめじ | 340 |
マッシュルーム | 330 |
エリンギ | 270 |
えのき | 260 |
松茸 | 260 |
まいたけ | 210 |
なめこ | 180 |
このようにきのこ類には多くの旨味成分である
グルタミン酸が含まれているのですが、
きのこ類の中でも「しいたけ」の含有量がダントツである
といえます。
またしいたけには旨味成分である「グアニル酸」 も多く含まれており、
相乗効果により、より強い旨みを感じることになります。
そして生のしいたけよりも、干ししいたけの方が
旨みが強いです。
なので一概には言えませんが、
マツタケの味よりも、しいたけやしめじの味の方が
美味しいと感じる方もいるようです。
松茸は鮮度が命ですので、
流通する上で、時間がたってしまうと、
どんどん香りや風味が逃げていってしまいます。
海外ものは安く手に入りますが、
日本に輸入されるまでにかなりの時間を要するので、
やはり国産と比較すると落ちてしまうといえます。
とはいえ、国産は3~4本で1万円程度。
個人的には海外のもので十分かなーと思います。
ネットの方が安いです。
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まとめ
今回は、松茸の旬の時期をテーマにしてまとめてみました。
マツタケの旬の時期は9~11月ですが、
産地によって微妙に旬というものは違います。
主に、長野・岩手・岡山県のものが多く流通していますが、
東北の方から収穫されて、南下していきます。
また海外のものが多く流通してはいますが、
海外のものにも旬の時期はあり、
主に9月がピークなもの、10月がピークなもの、
と国によっても違います。
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