今日は、長芋の栽培方法をテーマにしていきたいと思います^^
長芋は実は家庭菜園での栽培が可能です。
長芋の植え方や収穫時期はいつ頃が目安でしょうか。
長芋の栽培についてまとめていきます。
長芋の栽培方法!
長芋は、山芋の一種であり、棒状の形が特徴的です。
山芋には大きく分けて3種類あり、
長芋・大薯・自然薯があります。
長芋は、スーパーでもよく販売されていますが、
水気が多く、粘りが少ない傾向にあります。
サラダや和え物などの調理法にも向いている長芋ですが、
実は家庭菜園での栽培が可能です。
長芋は長芋用のパイプを用いた栽培法もされていますが、
パイプがなくても畑の土地で栽培が可能です。
そんな家庭での栽培方法についてまとめていきます。
長芋の栽培条件
栽培適温:20~25℃
連作障害:3年
一般的に植え付け時期は4~5月
収穫は11~12月 が適時となります。
連作すると、センチュウの被害がでやすくなります。
一度、長芋などの山芋を栽培した環境では、
麦をつくったあとの土地で栽培すると
被害がおさえられます。
長芋の種芋の準備
長芋の種イモは、ネットやホームセンターで
購入することができます。
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種芋はあらかじめ、
小さいもので50~60g
大きいもので100g 程度に
切り分けておきます。
そのあと、腐敗を防ぐために、
3~4日程度日陰で切り口を乾燥させておきます。
長芋の植え付け
まず長芋を植え付ける前に畑の準備を行います。
1・植え付けの2週間前に苦土石灰100g/m2を散布し、
深さ80cmほどになるまで、
よく耕しておきます。
2・続いて、植え付けの1週間前に堆肥10kg/m2、
化学肥料100g/m2をいれて、
さらによく耕し、幅80cm・高さ15~20cmの畝をつくっておきます。
3・種芋は深さ5~10cmの深さにし、
株間は30cmほどとっておきます。
4・長芋はつるが伸びるので同時に支柱を合掌式に
たてておきます。
合掌式はこんな感じです。
画像引用元:https://blogs.yahoo.co.jp/ukinasuda/folder/1548244.html?m=lc&sv=%A5%B8%A5%E3%A5%AC%A5%A4%A5%E2&sk=0
つるが上に絡んでのびていくようになります。
長芋の栽培管理
水やり
基本的に地植えの場合、水やりは不要ですが、
梅雨明け後は、敷き藁をしいて乾燥防止します。
乾燥が酷いときには、水やりを行います。
追肥
長芋を植え付けて3か月後くらになると、
つるがどんどん成長してくるので追肥します。
7~8月になると肥料の吸収が多くなります。
1回目:蔓が30cmを超えたとき(6月下旬)
2回目:7月下旬~8月上旬
に行うようにします。
もしくは、2週間に一回程度液肥を施すようにします。
長芋の収穫のタイミング
長芋の収穫時期は4~5月に植え付けると、
11~12月 が収穫時期となります。
収穫のタイイングは
「葉が黄色く枯れてきたとき」
です。
地中深くに根を伸ばしているので、
株元から離して掘り進め、
芋を傷つけないように注意します。
長芋と平行に掘っていき、
長芋の根元の方まで掘ったら抜きとって
収穫します。
なお、早く掘りすぎてしまうと、ポリフェノールが多いため
長芋を調理したときに、褐変しやすくなります。
なので、しっかり葉が黄変したのを確認してから
収穫するようにします。
晴天が続いて 土が湿っていないタイミング を狙って
掘ってください。
長芋が腐りやすくなってしまいます。
収穫した長芋の保存方法
長芋の保存適温は2~5℃程度とされています。
なので、冷蔵室での保存が向いています。
冷蔵保存で2か月程度の貯蔵が可能です。
家庭菜園で大量に収穫して食べきれない場合は、
そのまま土の中で貯蔵することが可能です。
長芋は、成熟すると休眠状態に入るので、
それを利用して土に植えたままにしておきます。
気温が寒い春先までは貯蔵可能ですので、
冷蔵室などの貯蔵スペースがない場合分けて収穫することが可能です。
長芋の害虫対策
長芋を栽培している際も、
外注の被害にあうことがあるので注意するようにします。
ヨトウムシ
日中は土の中に潜り、夜間活動する幼虫です。
食欲が旺盛で、一晩で葉を食い尽くすことも
あります。
孵化したばかりの幼虫は、
集団で葉の裏にいるので、
葉ごととって駆除します。
薬剤散布も
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ヤマノイモコガ
体長5mm程度の淡褐色をした幼虫です。
新芽を食害します。
最近では、ヤマノイモコガではなく、別の種類であることが判明し
ナガイモコガと名づけられました。
防虫ネットを張る他、
薬剤散布も
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アブラムシ
長芋以外にも、様々な作物に被害をもたらす害虫です。
新芽や葉の裏に発生し、植物の汁を吸ったり、
病気を媒介します。
繁殖力が強いのが特徴です。
ガムテープなどで取り除く他、
薬剤散布も。
ハダニ
ハダニは、体長がとても小さく、
葉の裏に発生し、植物の汁を吸います。
アブラムシと同様に病気を媒介することも。
ときどき、かん水して対策します。
害虫によって、病気が媒介される他、
葉が食害されて成長に影響がでることがあります。
まとめ
今回は、長芋の栽培をテーマにしてまとめてみました。
自然薯は人工栽培が難しいとされていますが、
長芋は栽培が可能です。
スペースが限られている方は袋栽培も!
こちらのブログに袋栽培について記載してあります。
袋栽培のヤマイモ収穫