今日は、かぶの栽培方法をテーマにしていきたいと思います^^
かぶの栽培はどのようにすればよいでしょうか。
種まき~収穫までタイミングはどれくらいでしょうか。
かぶの栽培についてまとめていきます。
かぶの栽培方法!季節はいつごろ?
かぶは、煮物や漬物など、様々な料理に利用されている
野菜です。
そんなかぶの旬の時期は
3~5月 (春)
10~11月 (秋)
と出回る時期が2パターンあります。
というのも、かぶは春まき、秋まきがあるので、
収穫時期が2つあり、
旬の時期も2通りあります。
かぶは春まきもありますが、
寒い時期の方が甘味が強くなるとされています。
そんなかぶの栽培適温は15~25℃ とされており、
連作障害は1~2年間 です。
比較的野菜の中では栽培しやすいとされています。
かぶの種まき
かぶは、プランターでの栽培、畑での栽培どちらも可能です。
そしてポット播きではなく、直播きで栽培できます。
種まき適期は3~5月、8~9月です。
~プランターの場合~
小かぶ(5~6cmサイズ)の栽培は、
プランターでも可能です。
中~大サイズのかぶは、畑が良いですが、
小かぶであればプランターで簡単に栽培可能です。
底に鉢底石をしきウォータースペースをとって、
野菜用の培養土をいれます。
2.そこに5cm間隔で穴をあけて、
種を3~4粒ずつまいていきます。
3・種をまいたら軽く土をかぶせ、
土を押さえたあとに水やりを行います。
そのまま発芽して芽がそろうまで、
乾燥に注意するようにします。
~畑の場合~
畑での種まきも直播です。
まずは、種まきを行う前には畑の準備を行います。
1・まずは種まきの2週間前に
苦土石灰 150g/m2を散布し、
よく耕しておきます。
さらに1週間前に 堆肥 5kg、 化学肥料 100g/m2を散布し、
耕します。
そして幅 70cm の畝をつくり、株間 10cm くらいになるようにして、
植穴をつくり、
1箇所5~6粒ほど種をまいていきます。
2・種まきをしたら上から軽く覆土し、
軽く押さえたあと、
たっぷり水やりをします。
乾燥に注意し、マルチング、もしくは不織布などを
かけておきます。
かぶの間引き・追肥・栽培管理
【間引き】
プランター・畑での栽培同様に、間引きを行います。
かぶがそろって発芽したら間引きを行います。
間引きは計3回ほど行います。
~1回目~
本葉が 2枚 でてきたタイミングです。
生育の悪いものから間引き、
良いものを残すようにします。
間引くときはピンセットを使うようにします。
~2回目~
本葉が3~4枚 でてきたタイミングです。
~3回目~
本葉が6~7枚 のタイミングです。
このころには、1か所1本になるように調整します。
間引きと同時に土寄せもしておきます。
【追肥】
追肥は2回目の間引き後に生育の様子をみて行うようにします。
株元の土を軽く耕したあと、
ひとつまみ10g程度の化学肥料を施し、
同時に増し土します。
もしくは週に1回程度、液肥をうすめて施します。
【水やり】
発芽するまでは乾燥に注意します。
そのあとは、土の表面が乾いたらたっぷりとあげるようにします。
プランター栽培の場合は特に注意しますが、
畑の場合は、極端に乾燥しない限り水やりはしなくて大丈夫です。
かぶの収穫
小かぶの場合、種まきから45~60日程度で
収穫を迎えます。
大かぶの場合は60~100日程度です。
収穫は株元を持って、
そっと引っ張るようにします。
小かぶ:直径5cm 程度
大かぶ:直径8~10cm 程度
が目安です。
収穫時期を逃すと、
スが入ってしまうので注意が必要です。
かぶの害虫
どの野菜でも、栽培する上では、害虫に
注意する必要があります。
かぶも他の野菜同様、害虫の対策をしっかり行う
必要があります。
ニセダイコンアブラムシ
アブラムシは、様々な野菜に被害をもたらします。
野菜の葉や茎につき、植物の汁を
吸います。
汁を吸われた野菜は、生育を阻害されるだけでなく、
ウイルスを媒介されて、
モザイク病を引き起こすことがあります。
またすす病を発生させます。
かぶが注意すべき害虫は、アブラムシの中でも、
ダイコンアブラムシという
体が白い粉でおおわれた体長2mm程度のアブラムシです。
【対処法】
アブラムシは見つけ次第、
ガムテープなどで捕殺します。
もしくはアルミなどでマルチングすると予防となります。
薬剤散布も可能です。
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ハスモンヨトウ(ヨトウムシ)
ヨトウムシは、夜盗虫と漢字で表記するように、
夜の間に食害をもたらす害虫です。
食欲が旺盛で、夜の間に野菜の葉を
食べてしまいます。
ふかした直後は集団で行動しますが、
成長すると、孤立して行動するので、
捕殺しにくくなります。
【対処法】
孵化したばかりの幼虫を見つけて捕殺するようにします。
葉がかすり状になっているものがあったら、
株元にいる可能性があるので、
昼間の間に見つけて捕殺します。
薬剤散布も可能です。
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ハモグリバエ
幼虫が葉の中に潜って、
葉を食害するので、葉に曲がった白い線が現れます。
体長2mmほどの幼虫です。
【対処法】
白線の中に潜んでいるので、
葉ごと取り除いて捕殺するようにします。
カブラヤガ
ネキリムシの仲間です。
夜間に地際の植物の茎をかみ切ってしまうので、
株が倒れてしまいます。
昼間ではなく、夜間に活動します。
【対処法】
苗が倒れているものがあったら、
株元を浅く掘ると、でてくるので、
見つけて捕殺します。
薬剤散布も可能です。
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アオムシ
モンシロチョウの幼虫です。
蝶は綺麗ですが、幼虫は葉を食害します。
春の時期がピークとなり、
モンシロチョウが飛んでいると、
産卵された可能性があります。
【対処法】
日頃から葉の裏をチェックし、
卵がないか確認します。
見つけたら捕殺するようにします。
キャベツなどアブラナ科の野菜が被害にあいやすいです。
二ホンカブラハバチ
ハチの仲間で、黒くて小さな芋虫が
葉を食害します。
成長するにつれて、被害が大きくなります。
春の時期に被害が多いです。
【対処法】
見つけたら捕殺するようにします。
幼虫は触ると、葉から落ちやすく、そして黒色で紛れやすいので、
あらかじめ白い紙などを下にしいてから
捕まえるようにするとよいです。
薬剤散布も可能です。
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キスジノミハムシ
黒い背中に黄色い斑点がついている
3mm程度の成虫の害虫です。
アブラナ科の野菜を食害します。
外から飛来してきます。
食害跡は、多くの小斑点となります。
【対処法】
不織布で飛来しないようにします。
連作すると発生しやすくなります。
ナガメ
黒い背中にオレンジ色の模様がついた虫で、
カメムシの一種です。
アブラムシと同じように植物の汁を吸い、
食害されると白っぽい跡ができます。
白い跡が多くなると、
葉が枯れてしまうことがあります。
【対処法】
あとが残っていたら食害されている証拠です。
見つけて捕殺するようにします。
またかぶの病気では、モザイク病・白さび病・軟腐病などの
病気に注意するようにします。
まとめ
今回は、かぶの栽培方法や害虫対策をテーマにして
まとめてみました。
かぶは種から栽培できますし、
プランターでの栽培も可能です。
どの野菜でも害虫被害にあうことがあるので
注意が必要です。
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