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とうもろこしの病気には何がある?葉が枯れるのは?

とうもろこしの病気がテーマです。

夏に食べるのがおいしいとうもろこしですが、病気にはどのようなものがあるのでしょうか。

とうもろこしの病気についてまとめていきます。



とうもろこしの病気は何がある?

とうもろこしは、夏が旬の野菜であり、採れたても美味しいので、家庭菜園でも人気のある野菜です。

生育温度は高く、そして日光条件が良ければ強い株として育ち、病気や害虫被害もあまり心配いりません。

ただ、気象条件が悪いと病気の心配もでてきます。

とうもろこしの病気の場合、葉に影響がでるものが多いので、葉の状態もチェックしておくと良いといえます。

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とうもろこしの紋枯病

紋枯病は、地際部で発病して病斑ができ、その病斑が株の上のほうにまで進展していく病気です。

病斑は褐色をしていて、稲穂にも発生します。

160201 紋枯病

引用元:https://www.hro.or.jp/list/agricultural/nouseibu/seiseki1415/1602.html

紋枯病の原因

原因は、かびです。

特に梅雨の時期に発生しやすいです。

発病株の残渣で伝染し、翌年の感染源となります。

連作をさける、水はけの良い土地で栽培すると予防となります。

殺菌剤もリゾレックス水和剤 500g

とうもろこしの苗立枯病

苗立枯病は、生育初期の苗がかかりやすく、茎の地際部分が腐敗し、しおれて倒れてしまう病気です。

ims0027 苗立枯病

引用元:http://www.naro.affrc.go.jp/org/nilgs/diseases/contents/d2.htm

苗立枯病の対処法

原因はカビです。

とうもろこしでは、4~6月の時期に発生しやすく、特に水はけ、風通しの悪い環境で発生しやすくなります。

なので、連作を避け水はけ風通しの良い環境で栽培することが大切です。

消毒済みの主枝を使用するようにします。
殺菌剤 病気対策 サンケイオーソサイド水和剤80

とうもろこしのすす紋病

すす紋病は、はじめ葉に小さい病斑ができ、それが紡錘状に広がっていきます。

症状が酷いと、枯死することもあります。

6~8月の時期に発生しやすいとされています。

ph_01_l すす紋病

引用元:http://www.takii.co.jp/tsk/bugs/acr/disease/susumon/

すす紋病の対処法

原因はカビです。

カビの胞子が風によって運ばれて伝染する、もしくは発病株の残さが原因となります。

連作に注意し、肥料切れを起こさないようにします。

予防・治療剤もあります。
トリフミン水和剤 100g

とうもろこしの黒穂病

黒穂病は、最初に白色の膜でおおわれたこぶができ、それが肥大して、やがて破裂し、中から黒色の胞子を飛散させます。

137272332052913102334_014 黒穂病

引用元:http://satoyamatonbi.at.webry.info/201307/article_1.html

黒穂病の対処法

原因はカビです。

土壌菌が原因となり、特に前年度、黒穂病が発生したところでは被害が多くなります。

土壌中で冬越し、5年は生存するとされています。

連作をさけて、水はけの良い環境で栽培します。また窒素肥料の多用は避けるようにします。

発生株は離れた場所で焼却処分します。

とうもろこしのごま葉枯病

ごま葉枯病ははじめ病斑ができ、下の方の葉で発生したものが株の上のほうにまで進展していく病気です。

306830463082308d3057306e75c55bb3306b3064304430662 ごま葉枯病

引用元:http://livestock.snowseed.co.jp/public/98fc65994f5c7269/53ce7a6b

ごま葉枯病の対処法

原因はカビです。

夏の時期の発生が多く、高温で降水量が多い時期に発生しやすくなります。

すす紋病よりも発生温度が高く、連作を避け、水はけの良い環境で栽培するようにします。

とうもろこしのモザイク病

モザイク病は、ウイルスが原因の病気です。

葉に濃淡のある緑色のモザイク状の模様ができ、生育が阻害されます。

モザイク病は、アブラムシが媒介したウイルスが原因となることが多く、剪定ばさみからも感染します。

アブラムシを飛来させないように注意も必要です。

photo001 モザイク病

引用元:http://gaityuu.com/yasai/toumorokosi/mozaiku/photo001.htm

モザイク病の対処法

アブラムシの飛来を防ぐために、アルミホイルでマルチングしておくと対策となります。

また、発病株は廃棄するようにします。

とうもろこしの根腐れ病

根腐れ病は、根が褐変し、いずれ地上部の茎が黄色くなって、短期間で株が枯れ、雌穂が垂れ下がります。

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引用元:http://livestock.snowseed.co.jp/public/98fc65994f5c7269/53ce7a6b

根腐れ病の対処法

原因はカビで、秋の長雨9~10月の高温時に発生しやすくなります。

連作、水はけの悪い環境で発生しやすくなります。

とうもろこしのさび病

さび病は、葉に赤褐色のさびのような病斑ができます。

葉全体が黄化します。

56f36 さび病

引用元:http://livestock.snowseed.co.jp/public/98fc65994f5c7269/53ce7a6b

さび病の対処法

原因はカビです。

主に葉に症状がでます。

6~8月の時期の発生しやすく、薬剤散布も効果的です。
トリフミン水和剤 100g

とうもろこしの倒伏細菌病

倒伏細菌病は、はじめ葉鞘の内側に病斑が発生し、やがて腐敗します。

茎の途中が褐色の水浸状になって株が倒れます。

corn-byo3 倒伏細菌病

引用元:http://nougyosys.city.bungotakada.oita.jp/e_yasai/byogai/corn_touhuku.htm

倒伏細菌病の対処法

原因は細菌です。

5~7月の時期に発生しやすくなります。

連作をさけ、排水が良い環境を整えるようにします。

また消毒済みの種子を利用するようにします。

とうもろこしの黒すじ萎縮病

黒すじ萎縮病は、葉が縮まり、株全体が委縮することで、通常のトウモロコシよりも、草丈が小さく1/3程度のサイズになる病気です。

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引用元:http://www.agri.hro.or.jp/boujosho/sinhassei/html/93/0501.htm

黒すじ萎縮病の対処法

原因はウイルスです。

感染源はヒメトビウンカという害虫です。

ウイルスに耐性のある品種を使用する、または害虫が飛来しないように注意します。



とうもろこしの病気まとめ

とうもろこしの病気をテーマにしてまとめました。

とうもろこしは、連作、水はけの悪い環境で病気が発生しやすくなりますが、抵抗性品種も販売されており、それらの品種を購入することで、病気にかかりにくくなります。

また害虫による食害の被害にも注意します。

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