アスパラガスの害虫対策がテーマです。
またアスパラガスの害虫対策は何があるのでしょうか。
アスパラガスについてまとめていきます。
アスパラガスの害虫対策は?
アスパラガスに、病気や害虫は発生しにくいですが、新芽につく害虫もいますので、対策しておくと良いです。
アブラムシ
アブラムシの体長は1~2mm程度とかなり小さいです。
ほとんどの野菜が被害にあい、新芽や葉の裏側に発生し、植物の汁を吸います。
被害にあった野菜は、成長しにくくなるだけでなく、ウイルスを媒介されることもあります。
また、すす病を誘発させて、葉っぱを縮れさせることもあります。
アブラムシは非常に繁殖力が強いです。
アブラムシの対策
見つけ次第、ガムテープなどを利用して捕殺するようにします。
アブラムシは光を嫌うので、アルミ箔でマルチングすると予防となります。
また薬剤も効果があります。
ハダニ
ハダニはアブラムシと同じように吸汁性の害虫です。
体長が0.3~0.5mm程度とかなり小さく、様々な野菜で葉の裏に発生し、植物の汁を吸います。
被害にあった枝が、黄変します。
アブラムシと同じように繁殖力が強いです。
ハダニの対策
高温・乾燥の環境で発生しやすくなります。
葉面散水を行うようにします。
ヨトウムシ
ヨトウムシは夜盗虫と呼ばれるほど、夜間に活動して被害をもたらします。
日中は土の中に潜っていますが、夜間活動し、食い荒らすこともあります。
ヨトウムシの対策
大きくなると夜間に多く活動して見つけにくくなるため、小さいときの葉裏にいる段階で見つけることがポイントです。
食害跡があったら夜間に見つけ捕殺することもできますが、株元に薬剤を散布しておくと対策になります。
ジュウシホシクビナガハムシ
成虫が茎や鱗片を食害します。
成虫は赤い色をしており、黒い斑点が背中についているのが特徴です。
6月くらいから活動が活発になり、食害によって食べつくされ、アスパラガスがボロボロになることもあります。
ジュウシホシクビナガハムシの対策
見つけ次第捕殺するようにします。
食害の被害では、この害虫によるものが多いといえます。
防虫ネットで飛来を防ぐ他、薬剤散布も有効です。
アザミウマ
アザミウマは体長1~2mm程度の昆虫です。
アブラムシと同じように植物の汁を吸います。そしてウイルスを媒介することもあります。
茎に褐色の小斑点を生じます。
また食害されると先端がしおれて曲がることも。
アザミウマの対策
とても小さいので、目視で判断するのは難しいです。
ですが、薬剤を植穴にまいておくだけで予防にもなります。
もしくは防虫ネットで飛来を防ぎます。
オオタバコガ
幼虫が葉や茎の表皮を食害します。
食害された部分は白色となり、酷い場合は枯死します。
夏以降の発生が増えます。
オオタバコガの対策
老齢幼虫になるとサイズも大きくなります。
大きくなると果実の中まで食害するので見つけ次第捕殺するようにし、なるべく若いうちに退治するようにします。
害虫の対策はなるべく早くみつけることが肝心です。
また防虫ネットやマルチング、あらかじめ薬剤散布しておくなどの対策もできます。
薬剤に関しては、天然成分を使用したものもあり、農薬をあまり使用したくない方にもおすすめです。
アスパラガスの害虫対策まとめ
アスパラガスの栽培における害虫対策をテーマにしてまとめました。
アスパラガスは病気や害虫の被害にあいにくいですが、それでも害虫がつくこともあります。
大きな被害にあう前にチェックしておくとすぐに対処できます。
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