アスパラガスの栽培方法がテーマです。
アスパラガスの植え付け時期や方法・肥料はどうすれば良いでしょうか。またアスパラガスの収穫時期の目安はどれくらいでしょうか。
そんなアスパラガスについてまとめていきます。
アスパラガスの栽培方法!
アスパラガスの旬の時期は4~6月です。
アスパラガスは種まきしてから収穫までにかなりの時間を要します。
種まきをしてから3年ほど時間を要します。
しかし1度植え付けを行うと、10年ほど収穫が可能です。
時間は要しますが、家庭菜園でも簡単に栽培可能ですし、プランターでの栽培も可能です。
また連作障害もなく育てやすいです。
アスパラガスの種まき
苗からの栽培も可能ですが、種から栽培することもできます。
アスパラガスの生育温度は15~18℃であり、4~5月の時期が種まき時期となります。
地植えやプランターで栽培する前に、苗が成長するまでポットで栽培するようにします。
- まずアスパラガスの種を用意したら、ぬるま湯につけて、アスパラガスが発芽しやすいように1昼夜つけておきます。
- ポリポットに清潔な土(無肥料)をいれて、そこに4~5粒ずつ1cmの深さに種をまき、土をかぶせ、水をたっぷり与えます。
- 発芽までは10~2週間ほどかかります。アスパラガスの発芽温度は25~30℃ですので、ハウスにいれるなど、温度管理をしっかりする必要があります。
- このまま栽培し、草丈10cmになるまでに1本に間引きを行います。
1本に間引きしたあと植え付けを行います。
アスパラガスの植え付け時期や方法は?
アスパラガスの植え付け時期は10~11月の時期です。
寒冷地の場合は、暖かくなる3~4月の頃が植え付けに向いています。
地植えも可能ですが、プランターに植え付けを行う場合は、大きめのプランターを用意します。
1株であれば植木鉢などの深型のものでも栽培できます。そのまま同じ場所で長期栽培するので、場所を確保して植え付けを行います。
- プランターの底に鉢底石をしき、培養土をいれます。市販の培養土を使用しない場合は、赤玉土7:腐葉土3の割合の土に、10ℓあたり3gの苦土石灰、10ℓあたり3gの化学肥料を混ぜた土を用意します。
- そこにアスパラガスの苗を植え付けていきます。芽を上に向けて、芽が土に埋まるように、3cmほど覆土して植え付けます。根鉢を傷つけないように植え穴にいれます。苗は地上部を切り取ってから植え付けます。
- 植え付け後はたっぷりと水やりを行います。
苗を利用することで、収穫時期を早めることもできます。
アスパラガスの肥料のタイミングは?
植え付けから2~3年は株が大きく育つのを待ちます。
その間、追肥を行うなどの栽培管理は忘れずに行います。
植え付け1年目は、しっかりと追肥を行い、株を大きく育てるようにします。
植え付け後1年目の3~9月まで月1回追肥を行います。
植え付け2年目からは春に芽だしを助けるために1回、7~9月に月1回で追肥を行います。
追肥後は増し土も行います。3年目の収穫以降も同じように追肥を行います。
2年目の春には芽もでますが、株を大きく育てるために、収穫はしません。
冬の時期に地上部が枯れたら、枯れた茎や葉を株元から切り取っておきます。
アスパラガスの水やり
水やりは、土が乾いたら行うようにします。
敷き藁をするなどして、乾燥を防ぐようにします。
アスパラガスの収穫時期
アスパラガスの収穫時期は4~7月程度です。
植え付けて3年目の春に新芽が20cm程度まで成長したら収穫の目安です。
育ち過ぎると、食味が落ちるのでタイミングを逃さないように。
ナイフを使って、地際から切り取るようにして収穫します。
また、このとき後から伸びてくる新芽は翌年の収穫のため、株に養分を蓄えさせる目的で収穫はしないようにします。
アスパラガスの株分け
株分けの目的としては、株を若返らせるためや、繁殖させるためにするのが目的です。
アスパラガスも、栽培年数がたって、根元の根が過密していたり、7~10年ほどたって茎が細くなったら株分けのタイミングとなります。
方法としては、アスパラガスの根を傷めないようにして、引き抜き、余分な古い土を落とし、分割します。
新しい場所に肥料・堆肥をまき、株分けしたアスパラガスを植え付けます。
基本的に栽培年数が長いものを株分けしますが、繁殖させるためであれば、5~6年ほどの株を2.3芽ずつとって株分けし植え付けた方が良いともいわれています。
一般的には株を若返らせるために株分けすることが多いと思いますが、こういった方法もあるので参考までに。
アスパラガスの栽培方法まとめ
アスパラガスの栽培方法をテーマにしてまとめました。
アスパラガスは種まきから収穫まで長い時間を要しますが、その分、長く収穫を楽しむことができます。
また、アスパラガスは、病気は発生しにくいとされていますが、害虫は他の野菜と同じように発生することがあるので、注意が必要です。
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