長ネギの栽培方法がテーマです。
長ネギはどのように栽培すれば良いのでしょうか。
また長ネギの種まき時期や方法、そして肥料や植え方はどのようにすれば良いのでしょうか。
また長ネギの収穫時期はいつくらいでしょうか。
長ネギについてまとめていきます。
長ネギの栽培方法
長ネギの旬は、11~2月の時期となっています。
長ネギは1年中スーパーで購入することが可能となっていますが、栽培は簡単であるというわけでもありません。
野菜の中では、難しい部類に入ります。
土寄せをしっかりしないと、白いネギは育ちませんし、植え付けの作業も必要となっています。
それでも実家の周りでは多くの畑で栽培されています。
栽培すると、薬味として使える他、様々料理に活用することができます。
そんな長ネギは栽培適温が20℃程度とされており、やや冷涼な環境を好むといえます。
長ネギの種まき時期と方法
まず、長ネギは種から栽培していきます。
一般に種は春まきと秋まきがあります。
家庭菜園では春に種まき、夏に植え付け、秋冬に収穫というのが多いかと思います。
地域によっては、春・夏・秋と栽培されるところもあります。
そんな長ネギの種まき時期は以下のようになります。
関東や東海などの中間地 : 3月下旬~4月上旬
北海道や東北などの寒冷地 : 6月上旬~7月下旬
沖縄や九州などの暖地 : 3月中旬~4月上旬
環境や気候によって多少変わってきますが、このような時期に種まきを行います。
長ネギの種まき
- まず種まき前に苦土石灰150g/m2を2週間前に散布しておき、植え付け1週間前に堆肥3kg/m2、化学肥料100g/m2をまいてよく耕しておきます。そして幅50~60cmの畝をつくっておきます。
- その1週間後に10cm間隔で深さ1cm程度の溝をつくり、種が重ならないように、すじまきにしていきます。覆土は軽めにしておきます。
- 種は1週間程度で発芽します。種が発芽したら、本葉2~3枚程度のときに、間隔が3cm になるように間引きます。
- そしてさらに草丈が 10cm ほどになったら、株間が5cm程度になるように間引きを行います。
- さらに草丈10cm程度のときに、土寄せを行います。
- 草丈15cmになったら追肥の作業を行います。
- 肥料の種類としては、少しチッソ分が多めの肥料を使用します。
もちろん配合割合が均等のものでも使用できます。
草丈が20~30cmになるまで、様子をみて追肥を行い、栽培します。
ネギの植え方、植え付けはどうする?
ネギが成長したら、植え付けの時期となります。
目安は草丈20~30cm程度のサイズです。
あらかじめ土づくりをしておくと良いといえます。
- あらかじめ苦土石灰150g/m2をまいて、よく耕しておきます。
- そして幅15cm、深さ20~30cm程度の溝を掘っておきます。日に当たらないところが長ネギの白い部分となります。
- ネギの苗は植え付ける日に、掘り起こし、1本ずつばらしておきます。
- 苗は、株間を10cm程度とって、重ならないようにして、壁にたてかけるようにして植え付けます。根元に藁をしいてから軽く覆土することで、乾燥を防ぐことができます。
これで植え付けは完了です。
植え付けをした後でも、土寄せや追肥などの管理が必要です。
ネギの水やり
ネギの栽培においては、ほぼ水やりは必要ありません。
畑栽培ですので、降雨で充分です。
ネギの追肥・土寄せ
植え付けを行って、ネギが定着したら、追肥や土入れの作業も行っていきます。
土寄せは合計3~4回程度行っていきます。
ねぎの土寄せ1回目
ワラの上に化学肥料をいれ、さらに土を苗の半分がかくれるくらいまで土をかぶせます。
7~8cm程度が目安です。
ねぎの土寄せ2回目
さらに1か月程度時間がたったら、1回目と同様に化学肥料をいれたあと土をかぶせます。
ねぎの土寄せ3回目
3回目も2回目の1か月後に行い、3回目で溝がうまるように調整します。
さらに3回目で溝まで埋まるようになったら、最後に土寄せの作業を行います。
簡単に絵にしてみました!
溝まで埋めたあとの2週間後に1回、さらにその2週間後にも土寄せを行います。
生長点くらいまで土に埋めてしまいます。
長ネギの収穫時期は?
上記のような時期に種まきを行った場合、長ネギの収穫時期は以下のようになります。
関東や東海などの中間地 : 11月下旬~2月下旬
北海道や東北などの寒冷地 : 11月下旬~12月下旬
沖縄や九州などの暖地 : 11月上旬~12月下旬
このような時期が収穫時期の目安となっています。
土寄せから1か月後くらいが目安になっています。
長ネギは、寒さにあたることで甘味が増します。
収穫するところだけ、掘り起こし、抜き取るようにして収穫します。
生育期間中はいつでも収穫が可能です。
長ネギの栽培方法まとめ
長ネギの栽培方法をテーマにしてまとめました。
長ネギは、少し土寄せの作業など難しい部分もありますが、水やりは必要ないですし、家庭菜園でも栽培可能です。
害虫対策や病気の対策も行って、長ネギを栽培しましょう。
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