保存方法

大根の日持ちする保存方法は冷凍も可能?賞味期限や保存期間は?保存食にも!

大根の日持ちする保存方法がテーマです。

大根はどのようにすれば日持ちするのでしょうか、そして冷凍保存もできるのか。

また賞味期限・保存期間、保存食をテーマにしてまとめていきます。



大根の日持ちする保存方法・冷蔵保存

大根は、11~2月くらいが旬の野菜とされています。

ですので、大根の保存温度は低いといえます。

最適温度は0~5℃とされており、大根と同じように低温を好む野菜は、人参・かぶ・ほうれん草・ブロッコリーなど、秋~冬にかけて旬の野菜は、保存する最適温度も低い傾向にあります。

そんな大根は、低い温度での保存が向いているため、冷蔵・冷凍など、低温での保存が適しているといえます。

 

大根の適温は低いために、冷蔵庫でも長期保存が可能となっています。

ただ、大根は葉がついたまま販売されているものもありますが、葉がついているものは、あまり日持ちしないので、葉を切り落としてから保存するようにします。

丸ごと冷蔵庫で保存

大根は1/2カットなどでも販売されていますが、丸々1本で購入される方もいるかと思います。

  1. まず大根の葉の部分を切り落とします。
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    葉の部分ギリギリを切り取るのではなく、少し根元の部分を切る感じです。
  2. 根元を切った大根は、丸ごと新聞紙で包み、冷暗所で保存するようにします。

丸ごとの大きさで冷蔵庫に入るのであれば、そのまま冷蔵庫で保存します。

切って冷蔵庫で保存

大根1本は1~2kg程度の重量もあるので、かなりサイズが大きいといえます。

そんなときは切って保存します。

  1. 大根の葉は根元から切り離します。
  2. 冷蔵庫に入る大きさに切り分けて、ラップで全体を包みます。
    ※切り口だけではなく、全体を包むようにします。
  3. そのまま立てて保存するようにします。
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大根の葉がついている場合は、切り落とすようにします。

大根の葉から水分が抜けていき、大根自体がシワシワになってしまいます。

冷蔵保存での賞味期限・保存期間

大根を冷蔵庫で保存する場合、賞味期限は2週間程度となります。

冷暗所で保存する大根も、冬場ですと、1か月 程度日持ちすることもあります。

なお、切り離した大根の葉も捨てずに食べることができます。

大根の葉は、刻んで塩もみするか、固ゆでし、小分けにして冷凍保存もできます。

冷凍した葉は、そのまま炒め物や味噌汁の具にして食べても美味しくいただけます。

大根の葉は冷凍しておけば、1か月 程度は日持ちします。

冬の時期で野菜が少ないときや、値段が高いときにも便利です。



大根の日持ちする保存方法・冷凍

大根は、冷凍保存も可能です。

冷凍保存の方法としては2通りあります。

固ゆで後冷凍保存

  1. まずは、大根をよく洗って皮を剥いてから、薄めのいちょう切りや輪切りなど、使いやすい切り方でカットします。半月切りや千切りでもOKです。
  2. そのあと大根を固ゆでにします。
  3. 粗熱がとれたらジップ付きの袋にいれて冷凍庫で保存します。
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大根おろしにして保存

  1. 大根をよく洗ってから、大根おろしにします。
  2. 大根おろしの水気を軽く切り、ジップ付きの袋にいれて大根おろしを平の状態にし、そして冷凍庫で保存します。

大根おろしにした場合は、冷蔵庫で保存すると、どんどん風味が落ちていくので、翌日につかいきれない場合は、冷凍保存にしてしまいましょう。

冷凍保存での賞味期限・保存期間

大根を冷凍庫で保存した場合、賞味期限は 1か月程度 になります。

冷蔵庫で保存するよりも冷凍庫で保存したほうが日持ちします。

使用するときは、大根おろしの場合は、冷蔵庫で自然解凍するのが望ましいですが、固ゆでした大根は、そのまま煮物などに使えます。

解凍すると食感が悪くなってしまいます。



大根の日持ちする保存方法・常温

家庭菜園で大根を栽培している場合、大根が大量に収穫できることもあると思いますが、その場合、大根は土の中で保存することも可能です。

泥つきの状態で、土の中に埋めておきます。

土の中に保存する場合でも、葉の部分は根元から切り離しておくようにします。

  1. まずは畑などのスペースに穴を掘ります。
  2. 続いて、隙間をあけて大根を並べたのち、つちをかぶせます。隙間を作ることで腐るのを防ぎます。
  3. 大根を並べたら土をかぶせ、この作業を繰り返します。
  4. 最後にこんもりと土をかぶせたのち、雪の降る地域では藁などを上にかぶせておきます。

常温保存での賞味期限・保存期間

土に大根を埋めることで賞味期限は、数か月となります。

気温が暖かくなる4月ぐらいまで土中での保存が可能です。

大根の日持ちする保存方法・干す

大根は、干すことでも保存が可能です。

  1. まずは、大根を好きな大きさに切り分けます。大根を干す場合も冷凍するときと同じように薄めに切る方が、乾燥が早くなります。
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  2. そのまま天日干しで2~3日程度干します。

 

乾燥させることで、ビタミンやミネラル類などの栄養素がUPします。

干した大根の賞味期限・保存期間

大根を干した場合、保存期間は1か月程度になります。

冷凍した場合と同じくらい日持ちするようになります。

干した大根は、そのまま煮物や汁物に使えます。

大根は干すことで味もしみこみやすくなります。

大根の保存食

大根は、保存食にもなります。

上記のように大根を切って干すことでも長期的に使える保存食にもなりますが、調理したあとでも長持ちする料理もあります。

大根の保存食には以下のような料理があります。

・味噌大根
・切り干し大根の煮物
・大根の酢漬け
・なます
・佃煮
・大根の葉のふりかけ
・ピクルス

など、大根は主に漬物、そして煮物や佃煮として調理され、保存食にされています。

切り干し大根の煮物は、お弁当のおかずとしても便利ですが、冷蔵庫でも1週間程度の保存が可能です。

切干大根の煮物に必要なもの

  • 切り干し大根:20g
  • 油揚げ:1枚
  • 水:300cc
  • かつおだし:小さじ1/2
  • 砂糖:大さじ1
  • 醤油:大さじ1
  • 酒:大さじ2

切干大根の煮物の作り方

  1. まずは、切干大根を戻します。水に20分ほどつけたら5~6倍の大きさになるので、それを1口大にカットします。
  2. 続いて油揚げも食べやすい大きさに切ります。
  3. 鍋に水とだし、切干大根、油揚げをいれ火にかけ、沸騰したら弱火にし、残りの調味料をすべていれて煮汁がなくなるまで煮ます。
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これで切干大根の煮物の完成です。お好みで人参も♪

簡単につくれて保存食にもなるおかずです。

大根の保存方法まとめ

大根の保存方法についてまとめました。

大根は、冷凍・冷蔵での保存もできます。

また保存温度は0~5℃程度と、低温を好むので、低温障害もないといえます。

泥付きのものは、土の中で保存することも可能です。

また、大根の保存食は切干大根が有名ですが、佃煮や煮物など、日持ちする料理もたくさんあるといえます。

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