里芋の栽培における病気や害虫がテーマです。
里芋にはどのような病気や害虫被害があるでしょうか。
また、里芋には連作障害はあるのでしょうか。
里芋の栽培についてまとめていきます。
里芋の栽培で病気に注意しよう!里芋が腐ることも?
里芋の旬の時期は9月~12月の時期で、品種にもよりますが、10~11月が収穫時期となっています。
そんな里芋は、植え付けから収穫までには時間を要しますが、家庭菜園でも栽培することができます。
里芋も、栽培する上では、病気になってしまうこともあるので、注意が必要です。
里芋の病気・乾腐病(芋が腐る)
乾腐病というのは、名前の通り、里芋の表面が赤く変色し、結果的に腐ってしまう病気です。
里芋を切ったときに、中心部はスカスカのスポンジ状になっていて、そして赤い斑点が見られます。
芋が腐ってしまって、生育不良となり茎葉が倒れてしまいます。

画像引用:http://numfarm.blog.fc2.com/blog-entry-114.html
乾腐病の対策
原因は、カビです。
土壌伝染もしくは種芋から伝染します。
連作を避けて、種イモには安全なものを使用するようにします。
植え付け前に土壌消毒のできる「キルパー」を利用します。
里芋の病気・黒斑病(芋が腐る)
黒斑病は里芋以外にもトマトやアブラナ科の野菜でも発生します。
症状としては、葉に黒褐色の斑点ができて、やがて広がってくぼみ、生育不良となって、最終的に枯れてしまいます。

画像引用:http://gaityuu.com/yasai/satoimo/ohan/page0001.htm
黒斑病の対策
里芋では主に5~6月の時期に発生しやすくなります。
水はけ、風通しをよくして予防します。
植え付け時期には、あらかじめ種芋を消毒しておきます。
里芋の病気・軟腐病
軟腐病は、大根や白菜などでも発生しやすい病気で、地面近くの葉や茎、そして根が腐って悪臭を放つようになります。
軟腐病になったものは、べとべとに腐ってしまいます。
軟腐病の対策
原因は細菌で、植物にできた傷口から菌が入って発病します。
特に大雨が起こると発生しやすくなります。
株が傷つかないように対処します。
軟腐病に特効薬はないので、発病したものは、抜き取って蔓延するのを防ぎます。
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里芋の病気・疫病
疫病は、ピーマン・じゃが芋などの作物でも症状が起こることがあります。
疫病の特徴としては、葉や茎に大きな褐色の斑点ができて、それが拡大していきます。
感染したものはやがて萎れてしまいます。

画像引用:https://www.naro.affrc.go.jp/flower/kakibyo/plant_search/ka/calla/post_407.html
疫病の対策
原因はカビです。
連作や高温多湿の環境で発生しやすいです。
また種芋からの菌が原因になることもあります。
発病した株は、根元から抜き取って処分するか、薬剤で治療するようにします。
里芋の病気・モザイク病
モザイク病は、葉にモザイク、もしくは黄色斑紋が生じます。
そして次第に葉や茎が委縮していきます。

画像引用:https://www.naro.affrc.go.jp/flower/kakibyo/plant_search/ka/calla/post_404.html
モザイク病の対策
モザイク病の原因はウイルスですが、アブラムシが媒介することで発病します。
アブラムシはネットやシルバーマルチで飛来を防ぐことができます。
または、天然成分が配合されている薬剤でアブラムシを退治します。
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里芋の病気・汚斑病
汚斑病は、里芋の葉に不鮮明な褐色病斑ができます。
病斑の数が増えると、株が枯れてしまいます。

画像引用:http://agrilog.blogspot.jp/2010/08/blog-post_28.html
汚斑病の対策
原因はカビです。
発病した葉に残っていた病原菌が原因となることが多いです。
対策としては、発病した葉から伝染することがあるので、取り除くようにします。
また肥料切れ・連作を避けるようにします。
里芋の害虫対策は?
続いては、害虫の対策です。
里芋にも、様々な害虫が発生することがあります。
里芋の葉には、大型の害虫がつくことがあり、食害による影響もあるので注意するようにしましょう。

アブラムシ(ワタアブラムシ)
アブラムシは、どの植物にも発生しやすい害虫ですが、葉の裏に寄生し、植物の汁を吸うのが特徴です。
汁を吸うだけでなく、病気を媒介することもあります。
モザイク病の原因はアブラムシです。
アブラムシの対策
アブラムシは繁殖力が強いので、見つけ次第取り除くようにします。
見つけたらガムテープで捕殺します。
またシルバー、アルミ箔でマルチングすると、予防にもなります。
カンザワハダニ
ハダニの一種で、梅雨明けの時期に一気に発生することがあります。
ハダニは小さく、葉に群がって植物の汁を吸うのが特徴です。
吸われたものは葉の色が薄くなります。
ハダニの対策
雑草が発生源ともなるので、残さないようにします。
また、ときどき葉水することで、発生の予防にもなります。
一気に発生するので、大量発生する前に、農薬散布も有効です。
エビガラスズメ
エビガラスズメは体に斜めの白い線がある幼虫で、葉を食害します。
エビガラスズメは、大型害虫なので、被害は大きいといえます。
エビガラスズメの対策
見つけ次第捕殺するようにします。
割りばし等で捕まえ処分します。
ハンスヨトウ
ヨトウムシは夜盗虫と書くほど、夜に活動が活発になり、昼間は土の時期にもぐりこんで根を食害します。
そして夜の時期になったら、土からでて葉や茎を食害してしまいます。
ハンスヨトウの対策
卵の状態で処分するようにします。
もしくは、夜の間に見つけて捕殺するようにします。
農薬散布も可能です。
このように里芋には害虫や病気があるので、栽培の際は、注意するようにしましょう。
里芋に連作障害はある?
連作障害というのは、同じ品目や同じ科の野菜を、同じ土地で続けて栽培した際に、作物の生育が悪くなったり、収穫量が減少したりすることを指します。
特にウリ科や、アブラナ科でも発生しやすいのですが、里芋でも連作障害は発生します。
ですので、プランター栽培のように、土を変えて栽培するのであれば問題ないですが、畑のように同じ土となる場合、場所を変えて栽培し、その土地では別の科の作物を栽培する必要があります。
連作すると、生育不良となるだけでなく、作物に病気が発生しやすくなります。
里芋をまた同じ土地で栽培するには、3~4年 ほど時間がたってからにします。
野菜の科は以下のようになります。
トロロアオイ科 | オクラ |
アブラナ科 | キャベツ・大根・チンゲン菜・白菜 |
ナス科 | ナス・じゃがいも・トマト・ピーマン |
ウリ科 | キュウリ・かぼちゃ・スイカ |
マメ科 | エダマメ・エンドウ |
キク科 | ゴボウ・春菊・レタス |
ユリ科 | 玉ねぎ・ネギ・ニラ |
セリ科 | 人参・パセリ |
アカザ科 | ほうれんそう |
イネ科 | とうもろこし |
サトイモ科 | サトイモ |
ヒルガオ科 | サツマイモ |
上記のものは、栽培する際、連続して同じ土地で栽培しないように
注意しましょう。
ですが、さつまいもやかぼちゃ、ネギなどは連作障害がおこりにくいとされています。
里芋の病気や害虫対策まとめ
里芋の病気や害虫をテーマにしてまとめました。
里芋には病気も発生しますし、害虫がつくと病気を媒介するだけでなく、葉を食害されて生育不良となることがあるので注意するようにしましょう!
また連作障害もあるので、同じ土地で栽培しないようにしましょう。