栽培

ピーマンの栽培で病気に気を付けよう!実や葉・茎にできる青枯病や斑点病の対策とは

ピーマンの栽培における病気がテーマです。

ピーマンの栽培において注意しなければならないのは病気ですね。

病気の代表としては、青枯病斑点細菌病というものがあり、葉や茎、そして実までも症状に侵されます。

病気になったものは、枯れて収穫ができなかったりするのです。

対策をして、おいしいピーマンを育てましょう。



ピーマンの病気・青枯病(葉・茎・実)

ピーマンの旬は夏ですが、収穫期間が 6~10月 と長いために、それだけ病気にかかりやすく、病気の種類も多くなっています。

病気は、葉や茎、そして実にまで生じるので、いずれにしろ早めの対策が必要といえます。

青枯病は、暑い時期に発生しやすい病気です。

初めは、上の方の葉が枯れていき、葉が萎れていきます。夜になると回復し、また萎れるというのを繰り返し、最終的に枯れてしまいます。

実の場合は、内部から褐変し、落ちやすくなります。

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引用:http://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/info/dtl.php?ID=3392

青枯病の原因や対策

原因は、細菌です。

高温になると土壌細菌の活動が活発になるので病気が発生します。

対策としては、

  1. 連作を避ける(土壌が弱くなっていると感染しやすいです)
  2. 水はけをよくする
  3. 発生したら株ごと他の場所に持って行って捨てる

ことが大切です。

一度発生すると土壌消毒が必要になります。

土壌消毒は、蒸気や熱水による土壌消毒、もしくはクロルピクリンくん蒸剤などの農薬を使用する必要があります。

一度かかると治らない病気なので、育てる前の対策が必要となります。



ピーマンの病気・斑点細菌病(葉・茎・実)

斑点細菌病は、葉や茎、そして実に症状がでます。

はじめは、緑色の小さな斑点ができますが、どんどん大きくなり、中心は灰色の斑点となります。

放っておくと、病斑が大きくなり、そして葉が枯れ、最悪の場合は株自体が枯れます。

斑点細菌病の原因・対策

斑点細菌病はの原因は、細菌です。

発生時期は、 4月~11月 という長い期間で、冬を越した細菌が、土壌が暖かくなると活動が活発になり、風や雨の影響で、菌が飛散して伝染します。

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引用:http://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/info/dtl.php?ID=3401

対策の方法としては、

  1. 敷き藁やシルバーマルチを使用することで、泥の跳ね返りを防ぐ
  2. 水はけをよくする
  3. 摘葉して風通しをよくする
  4. 薬剤を予防散布する

ことが必要です。

発生してしまったら、完全に菌をなくすのは難しいので、あらかじめ予防するのも必要です。



ピーマンの病気・疫病

疫病は、葉・茎・実に発生する病気で、暗褐色の水に染みたような病斑が出て、葉は落ち、実は腐敗します。

茎も病斑ができて、ひどい時には枯れます。

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引用:http://kateisaiennkotu.com/yasianobyouki/ekibyou/

疫病の原因・対策

疫病の原因は、 カビです。

発生時期は、 5月~7月で、梅雨の時期の低温多湿の状態が続くと、病気が発生しやすくなります。

水はけが悪かったり、窒素肥料が多すぎても発生しやすくなります。

対策としては、

  1. 水はけをよくする
  2. 疫病にかかった株はすぐに別の場所で処分する
  3. 泥はねを防止する

疫病の原因はカビであるために、初期は、その箇所の葉っぱを取ることで感染を防ぐことができますが、茎の場合はすぐに蔓延するので、株ごと捨てる必要があります。

他には、ピーマンの病気として、モザイク病や灰色カビ病などがあります。

参考ページ
野菜前線 

http://www.takii.co.jp/tsk/bugs/ape/disease/

ピーマンの病気まとめ

ピーマンの病気をテーマにまとめました。

土壌の細菌によって感染する病気が多いです。

総じて言えることは、水はけの良いようにして、連作を避けることです。

病気に注意して美味しいピーマンを栽培しましょう。

こちらの記事もどうぞ
ピーマンの育て方!剪定・摘心や摘葉、わき芽の処理はどうする?

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