きゅうりの栽培におけるポイントとしては、剪定・摘心や摘葉を行うことです。
芽や葉を摘み取るのは、きゅうりにかわいそうな気がしますが、そうすることで、成長が促されて、しかも、きゅうりの実がよく育つことにつながります!
それでは、きゅうりの剪定(摘心や摘葉)の注意点についてみていきましょう。
きゅうりの栽培の剪定(摘心・摘葉)とは
剪定というのは、植物の不要な部分を切り取り、そして整えることで植物の成長を促すことを指します。
きゅうりは成長が早いので、つるがどんどん伸びてしまう作物です。
なので、育つのはいいのですが、同時に、茎やきゅうりの先端を切り取る剪定という作業が必要になってきます。
ちょっと面倒くさい…と思える作業なのですが、これをすることで、きゅうりの実がしっかりとなるので、どうせきゅうりを育てるのであれば、剪定として摘心・摘葉を行うようにします。
きゅうりの剪定・摘心の方法
摘芯というのは、主枝の先端にある成長点を切り詰めることを指します。
成長をとめることで、その分、多くきゅうりを収穫することができます。
きゅうりの親づるの摘心
きゅうりの摘心のポイントとしては、どんどん親づるが成長してしまうので、支柱にもよりますが、大人の目線の高さくらいで、親づるを摘心します。(だいたい20~25節目)
つまり先端をハサミでカットしてしまうということですね。
※このとき、他の野菜を切ったハサミを使ってしまうと、病気がうつることがあるので、よく洗い殺菌したものを使用します。
カットするとなんだかかわいそうな気もしますが、上にどんどん伸びても、実があまりならないし、、子づるを成長させるためです。
管理も数倍しやすくなります!
そして、他には、親づるの6節目までにでてきたわき芽も全てつみとるようにします。
つまり6節目以降の子づるできゅうりの実を収穫します。
これで上の成長を促します。
きゅうりの子づるの摘心
6節目以降で子づるがでてきたら、子づるは、2節目で摘心するようにします。
そうすると、実がなってきます。
芽がでてきたら芽を取りながらきゅうりを育てていきます。
画像引用元:http://www.suntory.co.jp/flower/homegardens/howto/lineup/kyuri.html
孫づるがでてきたら、子づると同様に、2節目で摘心をします。
またきゅうりは一気に成長するので、追肥が必須です!
栄養不足だと、実もならないので、追肥を忘れないようにします。
追肥は、2週間に1回を目安に行うようにしましょう。
こちらの動画でも、きゅうりの摘心について詳しく説明されています。
きゅうりのわき芽つみ
1~6節目にも次々とわき芽がでてきますが、きゅうりのわき芽はすべて摘み取るようにします。
下の方できゅうりの実がたくさんなってしまうと、収穫量に影響がでます。
ですので、7節目~できゅうりを実らせるようにします!
わき芽つみは、手でもできますが、なるべく晴れた、日のでている午前中に行うようにします。
そうすることで、切り口がすぐに乾くので病気になりにくくなります。
きゅうりは摘心しなくても育つのか
きゅうりの摘心を見ていて、面倒くさいと思った方!
実は、きゅうりは剪定の作業をしなくても、ある程度放任でも育ちます。
小学校の畑で育てていたきゅうりも、放任で育っていました。
なので、もちろん放任でもOKなのですが、放任にすると、収穫量が剪定をしたときよりも少なくなってしまいます。
また、混み合うので、日の光の当たり具合で生育に差がでたり、病気になりやすくなります。
放任の方でも、病気予防のために次に説明する摘葉はぜひ実践するようにしてください。
摘葉する際に、病気の葉っぱを見つけることができますし、風通しの良い環境にすることで、病気の予防にもなります。
きゅうりの剪定・摘葉の方法
摘葉というのは、剪定作業のうちの一つで、葉をつむことを指します。
きゅうりの摘葉のポイント
摘心と同時に、摘葉も必ず行うようにします。
きゅうりは葉も多いので、成長すると葉っぱだらけの状態になります。
そうすると、太陽の光が当たりにくくなり、成長を阻害してしまうことになります。
なので、成長してきたら不要な葉を摘み取るようにします。
といっても、多くの葉を一気にむしりとるのではなく、大きな葉、枯れた葉や、古くなった葉を中心に摘葉します。
一気にやると、負担がかかるので、1日2~3枚程度におさえます。
きゅうりの葉の切り方
きゅうりの葉を摘葉する際は、手でちぎる・もしくはハサミでカットするようにします。
摘芯の際と同様に、ハサミでカットすると楽ですが、他の野菜の摘心などを行ったハサミでは、ウイルス感染の要因になるので、きちんと殺菌してからカットします。
きゅうりの剪定(摘心・摘葉)まとめ
きゅうりの摘心や摘葉についてまとめました。
きゅうりを栽培することでかかせない作業ですね。
親づるは、目線の高さで摘心し、6節目まではつんでしまいます。
また、子づるや孫づるは基本的に2節目までで摘心します。
摘心や摘葉を行って、きゅうりの成長を促しましょう!
良いきゅうりの実がたくさんなると良いですね^^
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