オクラの栽培における病気や害虫がテーマです。
オクラにはどのような病気があるでしょうか。また、被害に遭いやすい害虫は何があるのでしょうか。
オクラについてまとめていきます。
オクラの栽培における病気は何がある
オクラは夏が旬の野菜です。
6~8月は収穫も盛んで、根気よく育てたオクラから実が収穫できたら嬉しいですよね。
ですが、野菜に病気はつきもので、病気になった場合、収穫できないこともあります。
オクラのかかりやすい病気についてまとめていきます。
オクラの病気・苗立枯れ病
苗立枯れ病はの症状としては、苗の根元の部分が細くなり、黒ずんで、萎れて倒れてしまう病気です。
画像引用:http://greenfamily.blog.fc2.com/blog-entry-203.html
苗立枯れ病の原因
原因は、土壌中のカビです。
オクラを栽培している5~6月の時期がかかりやすいとされており、梅雨などの高温多湿の環境で多発します。
対策としては、連作を避けて、水はけ、風通しの良い環境で栽培するようにします。
発病して枯れてしまったものは放置しないようにします。
薬剤での治療も可能です。
リゾレックス水和剤 500g
オクラの病気・うどん粉病
オクラは、うどん粉病にもかかりやすいです。
画像引用:http://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/info/dtl.php?ID=3473
うどん粉病の症状としては、葉の表面に、うどんの粉をまぶしたように白い粉状のかびが発生します。
うどん粉病の原因は、土壌中のカビで、梅雨の時期や9月末から10月末にかけてかかりやすいです。
うどんこ病の対策
対策としては、日当たり・水はけ・風通しの良い環境にするようにします。
初期の状態でしたら、カビが付着した葉だけ、取り除くようにします。
カリグリーン水溶剤 500g
他にも輪紋病・灰色かび病・褐斑病・半身萎凋病などの病気にかかりやすいです。
オクラの病気・輪紋病
葉や果実に濃褐色の病斑を生じます。
画像引用:http://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/info/dtl.php?ID=3469
輪紋病の対策
輪紋病の原因はカビです。
感染した葉を見つけたらすぐに取り除くようにします。
オクラの病気・灰色かび病
灰色かび病は、梅雨の時期などに、葉や茎、花の裏側などに灰色のかびが発生します。
対策としては、水はけ、風通しをよくする必要があります。
病気が発生したら、被害にあったものを取り除き、薬剤を散布します。
うどん粉病と同じように、カリグリーンがつかえます。
オクラの病気・褐斑病
褐変病は、葉の表面に、褐色の斑点ができて、やがて円形、不整形の大型の病斑になります。
画像引用:http://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/info/dtl.php?ID=3457
原因はカビです。
高温で多湿にならないよう、水はけをよくします。
オクラの病気・半身萎凋病
株の下の方の葉の葉脈がしおれて黄色くなり、しばらくたつと褐色に変化します。
画像引用:https://www.hro.or.jp/list/agricultural/nouseibu/seiseki1415/1605.html
酷い場合は、落葉します。
半身萎凋病の対策
こちらも原因はカビです。
発生したらすぐに取り除きます。
病気が広がるようでしたら、薬剤散布を行います。
オクラはかかりやすい病気がたくさんありますが、いずれにしろ、水はけ・風通しの良い環境で栽培することが病気を防ぐことにつながります。
また、連作は避けるようにしましょう。
オクラの害虫の対策は?アブラムシも?
オクラは害虫の対策も必要になります。
アブラムシは発芽直後から、くっつきやすいです。
たくさん群がると、汁を吸って株を弱らせるだけでなく、アブラムシを介して、病気にかかることもあるのですぐに対処しましょう。
アブラムシの対策としては、見つけ次第捕殺するようにします。
家庭菜園では、虫よけネットを施したり、アルミホイルを使用して、マルチングすると予防にもなります。
発生初期に殺虫剤もまいておくと良いです。
殺虫剤は、天然成分を使用しているものもあるので、安心して使用できます。
殺虫殺菌剤 ベニカマイルドスプレー
他にもオクラは、ハスモンヨトウムシ、フタトガリコガヤ、ミナミアオカメムシなどにも注意が必要です。
いずれにしろ、茎や葉を食害するので見つけ次第、踏みつぶして捕殺するのが望ましいです。
予防のために、ネットを使用しておくと、幼虫の侵入や産卵、飛来を避けることができます。天然の殺虫剤もあるので、そちらを散布しておきましょう。
オクラの病気害虫まとめ
オクラの栽培における病気や害虫をテーマにしてまとめました。
オクラは病気にもかかりやすいですが、水はけや風通しの良い土地にして高温多湿の環境を避けることで、病気にかかりにくくなります。
また害虫の被害を避けるためにもネットで覆っておくと良いですね。
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