ズッキーニの栽培方法における病気がテーマです。
ズッキーニは、どのような病気にかかりやすいのでしょうか。
また、栽培途中で、実が成長せずに腐ってしまうことがありますが、原因は何でしょうか。
そんなズッキーニの病気についてまとめていきます。
ズッキーニの病気
野菜を栽培している段階で、気をつけなくてはならないのは、害虫の対策だけではなく病気の対策です。
水のあげすぎから、病気になることもあるので注意が必要です。
ズッキーニの病気・うどん粉病
ズッキーニがかかりやすい病気として「うどんこ病」があげられます。
うどんこ病は、葉に白い斑点がでてきたり、葉が白くなってしまう病気です。
その名の通り、うどん粉をまぶしたような状態になります。
画像引用:http://082lasagna.blog.fc2.com/img/006_20120728205528.jpg/
ズッキーニの病気・うどん粉病の原因と対策
うどん粉病の原因は【カビ】です。
この病気は、夏場の高温乾燥時に発生しやすくなります。
日当たり、風通し、そして水はけのよい環境にすることで予防になります。
初期に薬剤を散布しておくと予防になります。
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他にかかりやすい病気としては、
- 疫病
- つる枯病
- モザイク病
- べと病
があげられます。
ズッキーニの病気・疫病
疫病は、葉や茎、そして実に大きな褐色の斑点ができ、軟腐し、次第に萎れてしまう病気です。
画像引用:http://blog.goo.ne.jp/mizko_okan/e/f0a4f36ff1e2c95232627d6950de5301
疫病の原因と対策
原因は【カビ】です。
対策としては、連作を避けて、チッソ過多にならないようにします。
多湿の環境で起こりやすいので、マルチを敷くなどして対策します。
ズッキーニの病気・つる枯病
茎や葉、果実に淡黄褐色の斑点が生じて、軟化し枯死する病気です。
画像引用:http://gaityuu.com/yasai/zukkiini/turugare/photo002.htm
つる枯病の原因と対策
原因は【カビ】です。
多湿の環境であれば、低温でも発生しやすいです。
雨によって土が跳ね上がり、被害が増えることが多いので、マルチや敷き藁での対策も効果的です。
ズッキーニの病気・モザイク病
モザイク病は、名前のように葉が濃淡のモザイクのようになり、委縮してしまう病気です。
画像引用:http://flower777.mimoza.jp/article/53882089.html
モザイク病の原因と対策
原因はウイルスです。
アブラムシ類が飛来することでウイルスを媒介し、感染します。
アブラムシを駆除すること、発病株をすぐに抜き取る対策を行います。
ズッキーニの病気・べと病
べと病は、葉の裏にかびが生えたり、表面に黄色の斑点ができていずれ枯れる病気です。
画像引用:http://gaityuu.com/yasai/zukkiini/beto/page0001.htm
べと病の原因と対策
原因は、【かび】 です。
泥の跳ね返りを防ぐため、マルチや敷き藁での対策、また、水はけ風通しをよくする必要があります。
ズッキーニの実が腐ることも?
栽培途中で、雌花が枯れてしまったり、ズッキーニの実が腐ってしまうことがあります。
原因としては、
- 受粉不良
- 高温乾燥
- つるボケ
が原因と考えらえます。
受粉不良
雌花が咲き始めるころの気温が安定していないと、受粉がうまくいかないことがあります。
ですので、確実に受粉させるのであれば、人工授粉をさせるのがおススメです。
高温乾燥
生育温度は17~22℃ともされており、かなり高温の環境ですと、受粉しにくいのです。
人工授粉させるにも、朝の涼しい時間帯に行うようにしましょう。
雌花と雄花の開花する時期がずれることがあるので、ズッキーニは、雌花の咲き始めの頃は気温が安定しないこともあり、受粉が失敗することもあります。
はじめのうちは人工授粉を行って、確実に着果させたほうが良いでしょう。
気温が上昇するにつれ、人工授粉を行わなくても自然に受粉し、実がつくようになります。
ただし、人工授粉を行うには、雌花と同時に雄花も咲いている必要があります。
咲くタイミングがずれることもあるので、数株、時期をずらして種まきしておくのが良いです。
もしくは雄花がたくさん咲いている時に、雄花をとって保管しておきましょう!
つるボケ
つるボケ=肥料過多の状態だと、葉ばかり茂ってしまい、実が成長しないことが起こります。
つるボケの状態だと判定しましたら、追肥はストップし、肥料を消費させるようにします。
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ズッキーニの病気まとめ
ズッキーニの病気についてまとめました。
ズッキーニでも様々な病気があります。
かびが原因で起こる病気が多いので、水はけや風通しの良い環境で栽培するようにしましょう。