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行者にんにくの栽培方法!育て方はどうする?収穫の方法やタイミング

行者にんにくの栽培方法や育て方がテーマです。

行者にんにくは、にんにくよりも栽培期間が長いのが特徴ですが、収穫の方法やタイミングはどれくらいなのでしょうか。

そんな行者にんにくの栽培方法や育て方についてまとめていきます。



行者にんにくの栽培方法

行者にんにくは、近畿~北海道で主に収穫ができ、以前は「行者が食べるにんにく 」といわれるほど高山で山菜として手軽に採ることができました。

しかし、行者にんにくは、乱獲・育つまでに時間がかかることなどを理由に、採ることが難しくなってきました。

そして、今では、種や苗なども販売されており、行者にんにくを栽培することもできます。

山で育つ、行者にんにくにも、栽培条件はあり

  • 半日陰地を好む
  • 水はけ

という山の環境を好むので、あまり日当たりが良すぎると育たないこともあります。

また、収穫までに最低3年ほどかかるので、忍耐も必要です。



行者にんにくの育て方

畑・土の準備

まずは、苗を植え付ける前に、土づくりを行います。

植え付けの1~2週間前までに、堆肥や腐葉土をいれて、耕しておきます。

弱酸性の土を好みます。

種を畑に直接まく場合は、種をばらまきし、土を2cmほどかぶせるようにします。

種まき時期は、8月です。

そして、冬を越すために、上から、藁やもみ殻などをかけて乾燥を防ぎます。

そうしておくと、春には芽をだします。しかし、すぐに収穫に至るわけではなく、3~4年ほど育てます。

混み合ってきたら間引きも行いましょう。

行者にんにくの植え付け

種から育てることも可能ですが、種から育てると、かなり時間がかかるので、苗から育てることもおすすめです。

苗は、ホームセンターや、ネットで購入することができます。

植え付けは、条間を20cm、株間を10cmで行います。

種から育てている場合でも、10月から11月に植え替えを行うようにします。

植え付けたら、水をたっぷりと与えるようにしましょう。

行者にんにくの植え付け後の管理

追肥

行者にんにくは、植え付けの際に、土に堆肥や腐葉土をきちんと混ぜていれば、追肥の必要はありません。

元肥だけで十分育ちます。

ただ、プランター栽培などで、肥料が不足している場合は、葉の色が悪くなってくるので、その場合は、追肥として、液体肥料を与えるようにしましょう。

水やり

表面の土が乾燥したら水を与えるようにしましょう。

行者にんにくの収穫

収穫は、4月中旬~5月に行うようにしましょう。

株元から茎を3cmから4cm残して切り取り、収穫します。

一度収穫すると、次に収穫できるまでには、2~3年ほどかかります。

一度収穫してしまうと、なかなか大きくならなので、何本か植えないと、翌年は収穫ができない状態になります。

行者にんにくの種とり

種まきから5年ほど時間がたつと花が咲き、そこから種をとることができます。

5月下旬~花が咲き、7月下旬 ごろには、種をとることができます。

種ができたら、10日ほど、陰干しし、種と殻を分離しておきます。

この種をまくことで、さらに、行者にんにくの株を増やすことができます。

行者にんにくを増やす

行者にんにくの株を増やすには、種をとって植える方法ともう一つあります。

4年以上苗を育てることにより、株から新芽がでてくるようになります。

その新芽を株分けして栽培することもできます。

新芽は、地下で球根が分かれているので、一度株を掘り起こしてから、株分けを行うようにしましょう。

株分けしたものからも、2~3年程度で収穫することができるようになります。



行者にんにくの栽培方法まとめ

行者にんにくの栽培方法をテーマにまとめました。

行者にんにくは、種から育てるとかなりの年月が必要になりますね。

難しい方は苗から育てるようにしましょう。

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