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妊娠糖尿病の再検査をクリアした方法!75g糖負荷検査まで

妊娠糖尿病は、これまで糖尿病と診断されたことがない方でも、妊娠中に診断される可能性のあるものです。

妊娠糖尿病となる要因は、急激な体重増加や肥満の他、年齢などがあげられます。35歳以上となると、リスクが高くなりますが、35歳以下の方でももちろんなることもあります。

ちなみに管理人は35歳以下でしたが、妊娠中期の血液検査で血糖値の値を指摘され、再検査が必要となりました。

75g糖負荷検査を受けて、治療の必要はないと診断されましたので、糖負荷試験までに行ったことを記載します。



50g糖負荷検査で異常を指摘される

妊娠中は、初期、中期、後期と血液検査が行われます。

初期に血糖値は問題がなくても、中期で引っかかる方が結構います。私の友達、またマタニティクラスで一緒だった方も、中期の血液検査で血糖値の値を指摘された方がいました。

太っているわけではないのに、結構引っかかる方は多いようです。

妊娠中期25週で血液検査を受け、結果をききに病院を受診したのは、妊娠28週になってからなので、約2週間後です。

私の50g糖負荷検査の値は、183mg/dlという値でした…

140mg/dl以上の値で妊娠糖尿病の可能性があるとされていますが、かなりの数値オーバーだったのです。

ちなみにこのとき、体重も2週間で2㎏以上増えていたので、体重についても助産師さんに指摘されました。恥ずかしかったので助産師さんには、管理栄養士であることは伏せました。

なるべく急いで受診するよう言われましたが、仕事もあるので1週間後に受診することに。

たしかに妊娠中であるとはいえ、夕食後に調子にのってアイスクリームを食べてたり、間食をしてしまうなど、食生活自体に問題はあったかと思います。

妊娠中は通常よりもカロリーを摂取すべきではありますが、甘いお菓子を食べ過ぎてしまうと、妊娠していないときよりも、血糖をコントロールしにくいので注意が必要です。



75g糖負荷試験までの行動

私は約1週間時間がありましたが、妊娠糖尿病になってしまったかなという絶望も感じていました。とりあえず1週間でできることということで、私が行った行動は以下の2点です。

  • 食事の際は、野菜から先に食べる
  • 食後にかかと落とし運動を行う

管理栄養士として、これまで糖尿病の方に栄養指導を行うこともあり、実際糖尿病の方に効果があったものです。

食事内容はそこまで以前と変えていませんが、間食や夕食に食べていたアイスクリームはやめました。

食事は野菜から先に食べる

野菜には、食物繊維が含まれているため、野菜から食べることで血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。

仕事をしている方は、朝食にサラダを食べることが難しいと感じる方もいるかもしれません。

前日の夜にブロッコリーをゆでておいたり、トマトなどの比較的食べやすい野菜でも良いので、なるべく炭水化物類であるごはんや食パンから食べるのではなく、野菜から食べます。

スーパーにあるカット野菜を活用するのもの良いです。

また、血糖値の上昇を防ぐ目的として、水溶性食物繊維を含むめかぶを選ぶのも良いです。

かかと落とし運動を行う

かかと落とし運動は、糖尿病の方にもお勧めしている運動です。

糖尿病の方には、スクワットを推奨していましたが、腰が悪い方もいるので、その際はかかと落とし運動をしてもらっていました。

妊婦さんでスクワットはきついかと思いますが、かかと落とし運動であれば、できるかと思います。

  1. かかとをあげて3秒キープ
  2. キープ後、かかとを戻す
  3. 食後15分以内に、20~30回を目安とする

かかとの上げ下げ運動です。

食後すぐ血糖値があがり始めるので、血糖値があがるタイミングで運動をすることで、血糖値の急激な上昇を防ぐことができるのです。

やりすぎるとお腹がはったりする可能性もあるので、注意してください。

本当は、助産師さんにウォーキングもお勧めされましたが、そんな余裕もなかったので、私がやっていた運動はこれくらいです。

お菓子を食べたい場合は、低GI値のものを

妊娠中はどうしてもお腹ががすきます。

もちろん人によるとは思いますが、私はつわりが軽かったため、食欲がすごくて、とくに中期になってから間食が多くなってしまいました。

これも血糖コントロールに影響しているといえますが…糖負荷試験までは間食は抑えて、低GI値食品(血糖値が緩やかに上昇する食品)を選んで摂取しました。

  • ソイジョイ(大豆製品)
  • ふかしたさつま芋

アイスクリームからこのあたりの食品に変更しました。

さつまいもは意外にも、低GI食品です。食物繊維が豊富で便秘になりがちな妊婦さんにもお勧め。

ソイジョイはいろいろな味があるので、楽しめるかと思います。

また、間食以外にも1日3食は腹八分目までを意識して食べるようにしました。



75g糖負荷試験の結果

1週間後の75g糖負荷試験は、きつい検査でした。

  1. 前日の夜から絶食で血液を採った後、75gの糖が含まれた炭酸飲料を摂取する
  2. 1時間待つ
  3. 再度血液を採る
  4. 1時間待つ
  5. 再度血液を採る

つまり、3回血液を採ることに…すでに貧血になっていたので、気分は悪くはならなかったのですが、こんなに血をとるのかという印象。

3回目の採血のときは、針をさすところが悪かったのか、なかなか血がでてこなくて、看護師さんが悪戦苦闘されていました。

そして病院にもよると思いますが、採血の結果がでたのは30分後。すでに2時間半以上経過して結果をききに医師のもとへ。

75g糖負荷の結果

  • 糖負荷前血糖値 81mg/dl(基準値<92mg/dl)
  • 1時間後の血糖値 165mg/dl(基準値<180mg/dl)
  • 2時間後の血糖値 140mg/dl(基準値<153mg/dl)

となり、すべて正常値でした。

なので医師から問題ないと説明をうけ、結果的に妊娠糖尿病の治療は不要となりました。

結果的には、問題なかったのですがそのあとも尿糖が一時期+になったりして、バランスの良い食事の大切さを改めて感じました…。

妊娠糖尿病の再検査をクリアした方法まとめ

妊娠糖尿病の再検査をクリアした際に、対応したことについてまとめました。

あくまで私が対応したことですが、妊娠糖尿病を防ぐには日頃の食生活や運動習慣が大切です。

50g糖負荷検査に引っかかってしまったとしても、その日の朝食や昼食の影響を受けているだけかもしれないので、あまり心配せずに75g糖負荷検査を受けると良いかと思います。

私の周りでも50g糖負荷試験に引っかかったけれど、75gでは問題なかった方が多かったです。もちろんに妊娠糖尿病と診断されてしまう方もいますが、きちんと食事療法などのアドバイスももらえます。

あくまで私の体験談ですが、参考になれば幸いです。

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