管理栄養士

管理栄養士国家試験に合格!大学卒業10年後に5か月で取得した方法

4年大学を卒業して約10年経過して、管理栄養士の国家試験に合格しました。

大学では、管理栄養士専攻ではなく、栄養士専攻だったので、実務経験が1年間必要でした。

特に大学卒業後も管理栄養士の資格が必要なかったため、取得する必要もなかったのですが、将来何か役に立つかもしれない…という思いから国家資格の勉強をし、見事合格しました。

卒業から約10年経っても合格することができたので、そのときの経験等をまとめていきます。

2021年2月 第35回 令和3年度受験



管理栄養士の国家試験勉強で使用したもの

大学を卒業したのは、はるか昔なので、頭の中から試験に使える知識はほぼ消えている状況、そして管理栄養士専攻ではなかったので、受験対策の授業等は一切受けていない状況でした。

年齢が30歳を超えると記憶力も低下…

そんな中、わたしが使った教材は以下になります。

  • レビューブック 管理栄養士

メディックメディア社より出版されているこちらの参考書、ページ数は約1000Pとかなりボリュームがあるのですが、過去の頻出傾向がわかりやすいので、重要なところを念入りに勉強することができます。

大学のときの教科書等、処分していたものが多かったのですが、この一冊にいろいろまとまっていて、すごくわかりやすかったです。

  • クエスチョン・バンク 管理栄養士国家試験問題解説

こちらの過去問題集を使っている人は多いのではないでしょうか。

イラストつきで解説されているので、とにかく見やすい!イラストをもとに用語などを覚えたりもしました。こちらの過去問は正解するまで最低3回はやってました。

クエスチョンバンクで問題演習を繰り返す→間違えたところはレビューブックで調べて、頭に残す。といった方法で勉強していました。

  • 管理栄養士 過去問 無料サイト

いろいろなサイトがあると思いますが、私は「過去問.com」というサイトを使用して勉強していました。

過去問.com

こちらのサイトは無料で利用できるのですが、付箋がつけられてメモを残せるほか、誤答問題を確認することができました。

自宅で勉強する際は、クエスチョンバンクを使用していましたが、電車移動の際などに、スマホでこちらのサイトを利用し、勉強していました。

誤答問題から出題することができる機能は、大変便利でした!また分野別に回答率をチェックすることもできたので、苦手分野に重点を置いて勉強することもできます!

 

私は主にこの3点で国家試験対策をしていました。

大学を卒業して約10年ほど時間は経っていましたが、この3セットだけで合格できました。

また、インスタグラムで管理栄養士の国家試験に頻出する用語などをまとめて投稿してくれる方がいたので、そういった方をフォローしたりもしてました!



管理栄養士の国家試験に5か月で合格した勉強法

私が参考書を購入したのは9月末でした。管理栄養士の国家試験は2月末でしたので、5か月しか勉強時間はありませんでした。

具体的にどのように勉強していったのかを具体的に紹介していきます。

勉強にかけた時間

社会人は時間がないですよね。幸い私は仕事はしていましたが、子供はいなかったため、その点時間に余裕はある状況でした。

平日の勉強時間2~3時間
休日の勉強時間3~4時間
試験直前の休日6~8時間(日によっては0時間)

平日は給食の仕事をしていて、勤務時間は7時~15時、朝起きるのは早いものの夜に時間はあったので、夕食を作る前、眠る前の時間を利用して、勉強していました。

また、休日は平日に勉強できなかったところの穴埋めをするために、平日よりはやや多く勉強をしていましたが、学生よりは時間がとれない状況…

休日は他の予定も入りやすく、みっちり勉強というまではいきませんでしたが、試験直前の1月末~2月末は土日も割としっかり時間をとって勉強をしていました。

レビューブックとクエスチョンバンクの勉強法

レビューブックはかなりページ数が多いのですが、約30ページごとに付箋を貼って自分で30章をつくりました。

クエスチョンバンクも同様に30章にわけていました。

大学を卒業して、知識レベルは0だったので、最初はじっくり読むことからスタートしました。

  • 9月末~10月初め

この時期は、管理栄養士の国家試験にどういった問題がでてくるのかも全く未知だったので、30章に分けたうち、毎日2章ずつじっくり読み込むことに専念しました。

レビューブックを切断する人もいますが、私は切ることはしたくなかったので、あくまで付箋で30章にわけました。

時間がかかっても1章40~50分程度で読み込めるので、1日2章ずつ読むことで勉強時間は約1時間半~2時間となります。

  • 10月中旬~1月下旬

一通りレビューブックを読み込んだ後は、実際にクエスチョンバンクの問題を解いていくことにしました。

30章ずつわけていたので、

クエスチョンバンクの1章分の問題を解く→該当するレビューブックのページを読み込む

という基本的な流れで勉強していました。

クエスチョンバンクの問題を解いて、間違っていない問題だけではなく、正解した問題の解説もじっくり読み込む→レビューブックで該当する章を読み込んでいたので、だいたい1章勉強するのに2時間~2時間半くらいはかかっていました。

エクセルシートで、正誤の管理をし、当たっても迷った問題は△にしていました。

こちらが実際のエクセルシートです。

これを繰り返すことで、30章に分けましたがクエスチョンバンクの問題集の問題をすべて3回は解くことができました。

また、レビューブックを読み込むときは、赤シートを使用し、答えられなかったところに、100円均一で購入した細い付箋を貼っていました。

答えられないところが多かったので、レビューブックは2倍くらいにかなり膨張していました笑

※途中病気になり、2週間ほど勉強ができなかった期間もありました…

参考までに、こちらが私のレビューブックです。

紙の付箋ではなく、プラスチックの付箋の方が丈夫です!

  • 1月末~2月末

ラストの追い込みの時期は、ひたすら過去問を解いていました。

もちろんクエスチョンバンクで過去問はやっていたのですが、過去問.comというサイトで章別に問題を解くことができたので、最後の確認ということで、1章~9章まで問題を解きました。

誤答問題より、正解するまで問題を解く→レビューブックで内容を確認するという流れで勉強していました。

また試験直前には、クエスチョンバンクで最後まで正解できなかったもの、△をつけていたものを重点的に勉強しました。

模試の受験は1回だけ

模試は受けた方が良い!と言われますが、私が受験したので日本医歯薬研修協会の4回目の模試、1回だけでした。

1回5000円程度で、少し家計には痛い金額ですが、模擬試験を1回でも受けることで、自宅で試験の雰囲気を味わうことができます。

私が受験したのは、1月の模擬試験であり、国家試験の直前とはなってしまいましたが、このとき合格点以上の結果となったので、自信がつきました。



管理栄養士の国家試験に必要な経験

管理栄養士の国家試験を受けるには、管理栄養士養成の大学であれば実務経験0、栄養士養成の場合は、1年以上の実務経験が必要です。

短大卒の場合は、3年以上の実務経験が必要となります。

私は社会人となってから特に栄養士として仕事をしていなかったため、実務経験がありませんでした。

実務経験をとるためには、栄養関係に従事した仕事をする必要がありますが、結構正社員が多いのです。

私は正社員として働きたくなかったので、学校給食のパートをすることにしました。

朝は早かったのですが、1日7.25時間の労働を週5回、1年間従事し、無事実務経験を取得できました。

面接の際、管理栄養士の資格が欲しい…という話を伝えていたので、実務経験証明の発行等、スムーズに対応していただきました。

管理栄養士の資格が欲しいけど、実務経験がない…という場合は、おすすめのお仕事です!

夏休みや春休み等、長期休みもあったので、正社員として働くのに躊躇する人にもやりやすいかと。ただ、パートでも体を使うので体力は必要なお仕事でした。

管理栄養士国家試験に合格した方法まとめ

管理栄養士の国家試験に合格した方法についてまとめました。

大学を卒業し、年月は経ちましたが、参考書&過去問で5か月の勉強で私は合格することができました。

仕事があると、学生の頃のように時間はとれませんが、少ない時間でも繰り返し勉強することで、合格することは可能です。

第35回はコロナ禍ということもあり、合格者は多かったように感じます。

参考までに、私は自己採点で158点でした。

これから勉強して受験するという方の参考になればうれしいです!

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