じゅんさいの産地がテーマです。
じゅんさいの産地というと、秋田を思い浮かべる方が多いと思います。
ですが、日本では秋田以外にも生産地があります。どこでどれくらい栽培されているのでしょうか。
じゅんさいの産地ランキング
じゅんさいは、6~7月のころに多く出回ります。どこにでも売っているような野菜ではないですが、じゅんさいの栽培が盛んな地域もあります。
じゅんさいは、どこで多く栽培されているのでしょうか。
じゅんさいの産地ランキングはこちらになります。
1位 | 秋田(95t) |
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2位 | 青森(75t) |
3位 | 山形(11t) |
4位 | 茨城(1t) |
4位 | 北海道(1t) |
※2010年 農林水産省(地域特産野菜生産状況調査 / 確報/ 平成22年産地域特産野菜生産状況)
秋田がダントツで収穫量が多いといえます。
その次に、青森、山形と他の東北地方でもじゅんさいは栽培されています。
じゅんさいの栽培においては、水温や水質が重要になってきます。春先の水温が低いこと、そして水質が悪いとうまく育ちません。
かつては、日本でも様々な箇所で自生していましたが、水質が合わないところでは、育たなくなっています。
東北地方や北海道、茨城の環境はじゅんさいの栽培に適しているため、収穫もできています。
日本には多くの池がありますが、じゅんさいはほとんど栽培されていません。
じゅんさいが店頭で販売している場合、ほとんどは秋田県産のものになります。
じゅんさいの産地(地域別)
秋田がじゅんさいの生産量が最も多いといえますが、地域別にみると、秋田県の三種町というところが、じゅんさいの生産量が最も多い地域となります。
年間の生産量が100トン近い、秋田県でも、ほとんどの生産量は三種町のものです。
1位 | 三種町(86%) |
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2位 | 八峰町(8%) |
3位 | 大仙市(5%) |
※2010年 農林水産省(地域特産野菜生産状況調査 / 確報/ 平成22年産地域特産野菜生産状況)
秋田のじゅんさいの生産量のうち、約9割は三種町での収穫量になります。
じゅんさいの生産には綺麗な水が必要ですが、三種町は白神山系の水が流れ込む地域であり、この綺麗な水があるので、じゅんさいの栽培には最適な地域となっています。
また、日本全国でじゅんさいの栽培が盛んな市町村の割合は以下のようになります。
青森県 | つがる市(86%) 鰺ヶ沢町(14%) |
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山形県 | 村山氏(100%) |
北海道 | 遠軽町(100%) |
福島県 | 北塩原村(75%) 昭和村(19%) 郡山市(6%) |
茨城県 | 小美玉市(100%) |
島根県 | 安来市(100%) |
※2010年 農林水産省(地域特産野菜生産状況調査 / 確報/ 平成22年産地域特産野菜生産状況)
基本的に、他の県も特定の市町村でじゅんさいが栽培されているところが多いですが、青森県や福島県のように様々な地域でじゅんさいが栽培されていることもあります。
じゅんさいの産地まとめ
じゅんさいの産地についてまとめました。
じゅんさいは、日本の様々な箇所で栽培されていますが、最も収穫量が多いのは秋田です。
その他、秋田県や山形県など東北の地域で栽培が盛んです。
また、秋田県の中でも三種町という秋田の北西部に位置する町での収穫量が約9割であり、この地域が最も日本の中で生産量が多いといえます。