トマトの栽培における病気がテーマです。
トマトの栽培で注意しなければならないのは病気です。
葉や実が変色するもの、そして茎が枯れてしまう病気など様々です。
そんな家庭菜園でも注意すべき、トマトの病気についてまとめていきます。
トマトの栽培における病気【葉】
トマトは、家庭菜園でも人気の野菜です。
しかし、育てやすいトマトですが、栽培する上で病気になるリスクもあります。
というわけで、そんなトマトのかかりやすい病気についてまとめていきます。
栽培している中で、葉が変色することで、トマトが病気になったと気が付くことが多いようです。
そんな葉の病気の特徴をみていきましょう。
トマトの葉が巻く・黄色っぽくなる
トマトの葉がくるくると巻かれている病気があります。
トマトの黄化葉巻病という病気であり、コナジラミがウイルスを媒介することで発生します。
最初は黄淡色に変色していき、だんだんと葉が巻かれていきます。
この病気になると治療はできず、株を早急に捨てるしかありません。
ですので予防が肝心ですが、予防としては、コナジラミが飛来しないようにネットなどを防ぐ、もしくは薬剤で予防する方法があります。
トマトの葉に白い斑点ができる
トマトの葉に白い斑点がぽつぽつとできるようになったら、うどん粉病を疑います。
画像引用:http://www.pref.kyoto.jp/byogai/1206406675798.html
うどん粉病は、カビが原因で、カビが株に付着し、繁殖することで起こります。
最初は葉だけですが、そのうち、茎や実にも影響を与えます。
うどんこ病の対策
初期の段階でしたら、うどん粉病になっている葉をちぎるだけで対策が可能です。
重症化すると薬剤が必要となります。
予防としては、かびが繁殖しないように、葉の風通しをよくしておくことが大切です。
余分な葉は取り除き、多湿にならないように注意します。
トマトの栽培における病気【実】
トマトの葉・実が黒い
トマトの葉に黒い斑点ができたら疫病である可能性があります。
疫病の原因はカビで、トマトだけでなく、他の病気にも発生します。
始めは、葉っぱに水が染みたような病斑ができ、そして、茎や実にも病斑が広がっていきます。
実では、表面に、黒色の斑点ができて、へこんだような形になるのが特徴です。
疫病の対策
疫病が起こりやすいのは梅雨の時期です。
梅雨の時期のような低温で、多湿の時期が続くようになると、疫病が起こります。
疫病の原因菌は、土壌中です。雨が降り、土が跳ね返って、葉っぱや茎などにつくことで感染します。
ですので対策としては、マルチを敷くなどして、泥が跳ね帰らないように防ぐ必要があります。
初期は、葉を摘葉することで、広まるのを防ぐことができますが、蔓延してしまっては薬剤を使用して、治療をする必要があります。
また予防としては、畑やプランターの水はけをよくすることが大切です。
最近では、疫病に抵抗性のある苗も販売しているので、そういった苗を選ぶようにしましょう。
トマトの病気まとめ
トマトの病気をテーマにまとめました。
トマトには様々な病気が存在します。基本的に、虫から感染するもの、そして土壌から感染するものがほとんどです。
虫の対策としては、防虫ネットを取り付けるほかに、あらかじめ殺虫剤を使用するようにしましょう。
食品成分を利用した殺虫剤も出回っています。
また、トマトが栽培される6月~は梅雨の時期であり、泥の跳ね返りによって、土壌中のウイルスに感染することもあります。
泥の跳ね返りの予防にはマルチを利用する、または多湿とならないように、水はけが良くなるように、畝を作るなどして対策をしておく必要があります。
枯れ葉などを残しておかないことも大切です。
病気にかかってからでも、薬剤によって治療できるものもありますが、あらかじめ予防しておきましょう。