ミニトマトの摘心・剪定方法、そして受粉の方法がテーマです。
ミニトマトの栽培においては、摘心が必要になってきます。
また、畑などで栽培せず、マンションのベランダ等で栽培をしていると、人工的に受粉をする必要がでてきます。
そんなミニトマトの剪定方法や受粉についてまとめていきます。
剪定とは
剪定という言葉を聞きなれない方も多いと思いますが、剪定というのは、枝を切り取って形を整えたり、風通しをよくする作業です。
適度に剪定を行うことにより、養分を効率よく行きわたらせたり、病気を防ぐことができます。
ミニトマトを栽培する上では、この剪定という作業が大切になってきます。
株を元気にし、実へ養分を送り、収穫量も増やすことができるのです。
トマトの剪定の作業としては、摘心と脇芽とりがあります。
ミニトマトの摘心方法
摘心というのは、主枝の成長をとめる作業です。
成長をとめちゃっていいの…?と思う人もいると思いますが、この摘心という作業により、主枝がこれ以上育たないようにし、その代わりに、実や花に栄養がいきわたることで、収穫量を増やすことができます。
具体的な方法としては、支柱の高さを超えるくらいの高さ1.5mくらいの位置で主枝の先端を切ってしまいます。
葉のつけ根のすぐ上のあたりをハサミで切り取るか、手で折ってしまいます。
摘心をしたあとは、脇芽をわざわざ摘まなくてもOKです。
側枝が増えることで、収穫量がUPします。
ミニトマトの脇芽とり
摘心をするまでは、脇芽をつむようにしておきます。
そうすることで、主枝に栄養がいくようになります。
脇芽というのは、葉の付け根からのびてくる芽のことです。
画像引用:http://plaza.rakuten.co.jp/soraniwa/diary/?ctgy=11
放置しておくと、どんどん脇芽がでてくるので、養分をとられないように、ハサミなどで切り取ってしまいます。
わき芽の処理をせず、放任でも育てることはできますが、処理をした方が、実の成長にもなります。
脇芽はなるべく小さいうちに、そして晴れた日に行うようにしましょう。
また、成長した脇芽は、挿し木として新たな株を育てることもできます!
こちらの記事を参考にどうぞ
ミニトマトの脇芽の処理はどうする?挿し木の方法とは?
ミニトマトの受粉はどうする?
通常ミニトマトは、1株で実をつけるので、他の株を育てる必要はないのですが、プランターを用いて、ベランダなどで育てていると虫が少ない環境なので、人工的に受粉を行うことで、実がつきやすくなります。
ミニトマトは、初めに咲いた花に実がつかないと【つるボケ】という葉っぱ茎ばかりが成長する症状になることもあるので、花に実がなるようにさせるのが大切!
そのために人工的に受粉をさせてしまうのも良いかもしれません。
方法としては、
- 筆を使う
- 指で振動させる
- ホルモン剤を使う
の3タイプがあります。
筆を使う場合は、花が咲いたら、花の中心に筆をいれて少し、動かし、その花粉を雌しべの花茎につけるようにします。
指で振動させるのは器具も使用せず、最も簡単な方法です。
指先で花びらを軽くはじくと、花粉が舞うので、受粉しやすくなります。
あまり強く弾くと、花がダメになることがあるので、あまり力をいれずに、優しくはじきましょう。
そして、確実に行うために、ホルモン剤のトマトトーンというものも販売されています。
花房で3つほど花が咲いたら、トマトトーンを希釈したものを霧吹きなどで散布することで、着果率をあげることができます。
ただしトマトトーンは、1花につき、1回の散布となるのでご注意を。
ミニトマトの剪定・摘心まとめ
ミニトマトの剪定方法や受粉の方法をテーマにまとめました。
収穫量をあげるためには、剪定、そして、確実に実をつけるためには、人工授粉という方法がありますので、ミニトマトを栽培している方は、やってみると良いと思います。