紫玉ねぎは、普通の玉ねぎと違って、皮が赤紫色なのが特徴です。
普通の玉ねぎと同じように紫玉ねぎも、冷凍もできます!
今回実家から大量に紫玉ねぎが届いたので、紫玉ねぎの保存についてまとめます。
紫玉ねぎの正しい保存方法を紹介
紫玉ねぎは1個100円程度と、普通の玉ねぎよりは高値なので、大量に家にあるという方は珍しいかと思います。
私の家には大量にあるのですが、それは家で栽培しているから・・・というわけで、どちらかというと農家さんだったり大量にもらった方向けの保存方法になります。
間違った保存方法だと傷んでしまうこともあるので要注意です。
紫玉ねぎが大量にある場合
紫玉ねぎを栽培している場合、紫玉ねぎが大量にあると思います。
大量にある場合、冷蔵庫で保存するというのは難しいですよね。
紫玉ねぎは玉ねぎと同様に、湿気に注意が必要であり、湿気がない環境であればかなり長持ちします。
紫玉ねぎをネットにいれて吊るす
玉ねぎがネットに入っているものは見たことがあるかと思います。
紫玉ねぎもこの方法で大丈夫です!
湿気がこもらないように、ネットにいれましょう。
ビニール袋にいれて保存すると、湿気がこもり、その水滴が紫玉ねぎに付着することで、そこからカビが発生することがあります。
なるべく湿気がこもらないようにします。
この場合、冷暗所で可能ですが、冷暗所というのはあくまで14℃以下の涼しい環境を指します。
温度が高い場所は腐りやすくなるので要注意!
段ボールで保存
吊るす場所がない、ネットがないという場合は、段ボールで保存することも可能です。
段ボールであれば、ビニール袋のように空気がこもらないので、保存できます。
段ボールに新聞紙を敷き、その上に玉ねぎを並べ、さらに新聞紙をかけて保存します。
こちらもネットの保存と同様に、冷暗所(~14℃)の温度帯を守るようにします。
紫玉ねぎを冷暗所で保存した場合の賞味期限は2か月
紫玉ねぎが少量で夏場の場合
紫玉ねぎが少量であり、なおかつ夏場のような暑くて冷暗所での保存ができない場合は、冷蔵庫での保存が向いています。
紫玉ねぎは、水気が多いので腐りやすいのです。
冷蔵庫といっても、なるべく野菜室での保存が良いです。
1個1個新聞紙やキッチンペーパーなどに包んで、保存するようにします。
家には、新聞紙がないのでキッチンペーパーで対応してますが、こうすることで、湿気の対策となります。
またカットしたものは、ラップに包んで冷蔵庫での保存が向いています。
紫玉ねぎを冷蔵庫で保存した場合の賞味期限は2週間
※玉ねぎよりも水分量が多いため
ちなみに、賞味期限は2週間が目安ですが、結構長持ちします。
こちら1か月以上保存している紫玉ねぎですが、水気も多く新鮮です!
保存状態が良ければ、1か月以上日持ちすることもあります。
紫玉ねぎを冷凍する方法
紫玉ねぎも冷凍することはできます。
ですが、普通の玉ねぎより水分の多い紫玉ねぎは、あまり冷凍保存には向きません。
そのままサラダにして食べようとしても、どうしても水気が多く出てしまい、ぶよっとした食感になってしまいます。
ですので、紫玉ねぎを長期保存するために冷凍保存するのであれば、サラダではなく、加熱調理するという前提で、冷凍しておくと良いです。
生の状態で冷凍する
紫玉ねぎを生の状態で冷凍することもできます。
ただ、玉ねぎを丸ごと冷凍保存することはできないので、必ず切ってから冷凍するようにします。
切り方は使いやすいように、薄切りにスライスするか、くし切りにしておくのがオススメです。
なお、生の状態で冷凍すると、解凍して加熱したときに水分がでてしまいます。
なので、紫玉ねぎを冷凍し、解凍したものを調理する場合は、スープなどの汁気が多いものが向いています。
サラダだけではなく、炒めたり茹でたりした場合でも彩りになります。
加熱してから冷凍する
生のまま冷凍すると水気が多くでるので、なるべく加熱してから冷凍するのがオススメです!
加熱してからの方が水分がでにくくなります。
普通の玉ねぎであれば、飴色になるまで炒めて、そして冷凍することで、そのままカレーに使えて便利なのですが、紫玉ねぎはあまりカレーにいれることはないですよね。
ですので、飴色になるまで炒めるのではなく、電子レンジで5分ほど加熱して、粗熱をとってから冷凍保存することをおススメします。
紫玉ねぎを冷凍庫で保存した場合の賞味期限は1か月
紫玉ねぎを保存して栄養・色に変化はあるのか
紫玉ねぎを冷凍して保存した場合、色や栄養に変化はあるのでしょうか。
紫玉ねぎの特異的な色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンによるものです。
アントシアニンは、ブルーベリーにも含まれる成分であり、抗酸化作用が強く白内障や緑内障の予防にも効果があるとされています。
このアントシアニンによって、紫玉ねぎが赤紫色を呈しているのですが、冷凍しても色は変化ありません。
つまり、冷凍してもアントシアニンは失われないということです。
ただ、アントシアニンは熱に強いのですが、加熱によって色が薄くなることがあります。
また、紫玉ねぎと同じようにアントシアニンを含むブルーベリーの研究では、冷凍によってアントシアニンの栄養素がUPするとされています。
参考元:https://www.nosui.co.jp/season/blueberry.php
紫玉ねぎの栄養素もUPするという研究データは今のところ見つかっていませんが、ブルーベリーと同じように栄養素がアップする、もしくは冷凍してもほとんど栄養価は落ちないということが考えらえます。
紫玉ねぎの保存まとめ
紫玉ねぎの保存方法についてまとめました。
紫玉ねぎは、普通の玉ねぎよりも水分量が多いですが、玉ねぎと同じように保存することができます。
冷暗所では、湿気に注意をし、ネットにいれて保存すると良いです。
冷蔵庫に入るくらいの少量でしたら、新聞紙で包むなどして、冷蔵庫の野菜室で保存することができ、2週間以上日持ちします。
もし、保存環境がなければ、冷凍もできますが、水分量の多い紫玉ねぎは、解凍後は食感が悪くなってしまうので注意が必要です。