収穫

アーティチョークの栽培方法!収穫時期は?

今日はアーティチョークの栽培方法をテーマにしていきたいと思います^^

日本ではあまりメジャーではない「アーティチョーク」。

ですが、ちょっとしたスペースがあれば育てることができるので、家庭菜園に興味のある方にはオススメの西洋野菜なんです!

一株あれば多くの蕾をつけるのでたくさん収穫することができます。

アーティチョークの栽培方法についてまとめていきたいと思います。



アーティチョークの栽培スケジュール

アーティチョークはキク科チョウセンアザミ属の多年草で和名が「チョウセンアザミ」。緑色や紫色などがありますが、日本では緑色のものが多いです。

5~6月には紫色のきれいな花を咲かせるのですが、食べ頃は花が咲く前の若いつぼみの時期になります。

因みにこの名前の「朝鮮」とは外来のという意味なので朝鮮王国とは関係がないんですよ。

アーティチョークを栽培して収穫できるまでのスケジュールは以下の様になります。

1年目・種まき(植え付け)
春~秋 成長期(株を成長させる時期)
   休眠期(一旦、休眠します)
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2年目・・収穫と花の開花
   成長期(再び成長を始めて蕾がつき始めます)

 

「2年ということは翌年?」そうなんです、残念ながら種をまいたその年は、まだ成長段階なので食べる事ができません。

また育つ場所の環境にもよるので、2年目に株の成長がゆっくりな場合は蕾ができないこともあります。

可食部分は「花が咲く前の若いつぼみの部分」なので、花が咲くぐらいまで株を大きく育てないと収穫することは出来ないんですね。



アーティチョークの種まき

アーティチョークの種まきの時期は春3~5月頃と秋9月~10月頃になりますが、零下になると育ちにくく寒さにも弱いので春まきがおすすめです。

ある程度大きく育った株は寒さにも強くなります。

アーティーチョークの種まき方法

3~4号ポットに市販の種まき用培養土を入れ、水をかけ湿らせます。

土を軽く堀り種を2~3粒まきます(後々間引きするので育てたい本数分ポットを準備しましょう)。

種をまいたら土を被せ、手で土を押さえて表面を固くしめておくと、土の表面の乾燥を防ぎ種に土が密着するので十分な水分が補給されます。

これで種まきは完了です。発芽するまで水やりをして土を乾かないよう気をつけてくださいね。

アーティチョークの発芽適温

アーティチョークの発芽適温20℃前後で、発芽までの日数は育てる気候にもよりますが10~14日前後です。

ただ種の品種によって発芽適温や発芽率も少しずつかわってくるので、購入した種の裏書きに目を通しておきましょう。

間引き

発芽したら元気なものを残して、成長の遅いものや育ちの悪いものをぬいて間引きします。

せっかく芽がでて可哀想なのですが、1本にする事で根張りもよくなり大きく元気に育つことができるので、間引きは忘れずに行うようにしてくださいね。

植えかえ

本葉が5~6枚になったら、植えかえ(ポットの苗を畑などに移しかえること)するのですが、あまり大きくなった苗は根付きにくいので、タイミングを逃さないように注意しましょう。

植え替え方法

植えかえする場所は1週間前までに肥料を土に混ぜ、深めに(根が深くはるので約50cmほど)よく耕しておきます。

➁苗を植える間隔60~80cm程度、スコップなどで苗がスッポリ入るくらいの穴を堀り、その穴にたっぷり水を注ぎ入れ水がひくのをまちます

人差し指と中指で苗の根元を挟んだら、そのままポットを逆さまにして根の周りの土を崩さないように、そっとポットからはずします。

穴に土ごと苗を入れ株元に土を寄せ手で軽く手で押さえます。

➄株元にたっぷりと水をかけましょう。新しい根が伸びるまでは水を吸う力も弱いので、土が乾燥したら水を与えるようにしましょう。

注意する事

✧アーティチョーク成長するとは高さ1~1.5mになり、葉はギザギザして羽状に育つので、植えかえする時には余裕をもって、少し大きめにスペースをとるようにしましょう。

✧アーティチョークは移植に弱いので、一度植えた場所から別の場所へ移すと枯れてしまう事があります。

基本的に、根がまっすぐ深く伸びていく性質を持っていて(直根性)少しでも痛めてしまうとダメージがおおきく、うまく根付くことが出来ません。

日当たりと水はけのよい場所を好むので、植え付けする場所は慎重に選んでくださいね。



アーティチョークの冬越し

植え付けが終わり、アーティチョークもすくすくと大きくなっていきます。

寒さには比較的強いのですが、霜や凍結などで枯れてしまったりすることがあるので、秋になったら根元を腐葉土や落ち葉などで覆い、寒さから守るようにしましょう。

夏と冬を乗り越えてしっかりと株が育つと、春には一回り大きくなったアーティチョークになりますよ。

アーティチョークの栽培管理

元気に育てるにはいくつか気をつけるポイントがあります。

追肥

アーティチョークの追肥の時期は、植え付けしてから約1ヶ月後(4月に植え付けた場合は5月)と9月計2回行います。

これは春から秋の成長期の始めと終わりの時期にあたり、化学肥料を一握り追肥します。

収穫した場合11月にもう一度追肥(3回)行います。

水やり

アーティチョークは乾燥を好むのですが、生育期に完全に土が乾いてしまうと育たなかったり枯れてしまったりする事があります。

特に夏はたくさんのお水をあげがちですが、土の中が高温多湿になり、根腐れや病気になることがあるので注意が必要です。

土の状態をみて乾いていたら水やりをするようにしましょう。

アーティチョークの収穫時期

アーティチョークの収穫時期は場所にもよりますが5月~6月頃になります。

その頃になると蕾がどんどん膨らみはじめ、大きくなってきます。

花の蕾が10cm程度(品種にもよります)になって、まだ固く閉じている状態が収穫の合図です。

収穫時期がちょっと遅れただけでも蕾の中が発達して、味も美味しくなくなってしまうので、短い収穫のタイミングを逃さないようにしましょう。

取り残しがあってもそれはそれで、きれいな紫の花を楽しむことができますよ。

アーティチョークの害虫対策

アーティチョークがつきやすい害虫はアブラムシハダニ・ヨトウムシです。

特にアブラムシは繁殖力がつよいので、見かけたら早めに対処しましょう。

キラキラ反射するものが苦手なので、アーティチョークの周りに支柱をたて防虫テープで囲むと効果があります。

また黄色い物に寄る習性があるので、黄色の虫取りテープを割り箸などに挟んで土にさしておくのもよいです。

殺虫剤を使うのは抵抗がありますが、食品成分使用の殺虫殺菌剤もあるので併用して使うとより安心です。

害虫類は早めに対処しないと、あっという間に大切に育てたアーティチョークが無残なことになってしまうので、気をつけましょう。

アーティーチョークの栽培まとめ

今回はアーティチョークの栽培方法についてまとめてみました。

育てるに時間がかかる分、収穫した時の喜びは大きいですよね。

一度植えると5年以上栽培できて毎年株も大きくなりますし、株分けして殖やすこともできます。

たくさんのアーティチョークが収穫できたら、いろんなお料理も作れちゃいますね。

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